「チケット流通センターでの転売ってバレる？ライブに行けなくなったから、チケットを売りたくて」
「大好きなアーティストのライブにどうしても行きたい！だけど抽選に落ちた。この際だから、定価を超えてでもチケットが欲しい！チケット流通センターで高額で売っているチケットって、購入しても問題ない？」
「チケット流通センターで転売がバレると、どんなリスクがあるの？」
そんな悩みを抱えていませんか？
結論をいいますと、チケット流通センターでの転売はバレます。
イベントやライブの入場時や入場後の本人確認などで、バレる可能性があります。
転売がバレた際のリスクですが、イベントやライブなどに入場できないだけでなく、最終的には警察に通報され、法的に罰せられるおそれがあるでしょう。
そこで、この記事では、チケット流通センターでの転売について
- バレる4つの原因
- バレることの4つのリスク
- バレるのを避けるには公式リセールを利用
などを解説します。
この記事を読むことで、チケット流通センターでの転売行為がいかに危険なことかが分かります。
ぜひ最後までお読みください。
チケット流通センターでの売買は違法ではない
（画像引用元：チケット流通センター | チケット不正転売禁止法」施行にともなうご注意）
チケット流通センターでチケットを売買する場合、違法ではないかと不安を覚えるかもしれません。
しかし安心してください。
チケット流通センターでのチケットの売買は、違法ではありません。
チケットの売買が違法、つまり「チケット不正転売禁止法」に触れて転売に該当するケースは、以下の3つです。
- 定価以上の金額で売却する
- 興行主の同意を得ていない
- 転売を業としている（継続して複数回、転売している）
チケットを購入したのは良いけど、予定が入りライブに行けなくて売却したい気持ちになることもあるでしょう。
この場合、売却するのは最低でも自分がライブに行けないときだけに留めて、チケットの値段も定価以下に設定することをおすすめします。
なお定価以上のチケットを購入する場合、自分が利用する分には違法ではありません。
購入で違法になるのは、不正に転売する目的でチケットを購入する場合です。
（参考：チケット転売｜バレる理由、違法なケースと罰則を弁護士が解説）
自分で利用する場合は、安心してチケット流通センターでチケットを買いましょう。
チケット流通センターでの転売がバレる4つの原因
（画像引用元：チケット流通センター）
結論をいいますと、チケット流通センターでの転売はバレます。
チケット流通センターでの転売がバレる原因としては、以下の4つが挙げられます。
- 入場時や入場後の本人確認でバレる
- ファンから通報されてバレる
- ほかの利用者から通報されてバレる
- 4枚上のチケットを転売してバレる
1つずつ解説していくため、ぜひ参考にしてください。
①：入場時や入場後の本人確認でバレる
チケット流通センターでの転売がバレる原因の1つとして、入場時や入場後の本人確認によるものが挙げられます。
多くのイベントやライブなどでは、入場時やイベント途中に身分証明書などで本人確認が行われます。
本人確認が行われる理由としては、チケットの転売を防ぐためです。
身分証明書とチケットの情報が一致しない場合、転売とみなされ、入場が拒否される可能性が高いため注意が必要です。
なおYahoo!知恵袋でも、友人がチケット流通センターで購入したチケットでイベントに入場しようとしたら、本人確認でバレて入場できなかった、と相談している人もいます。
その友人は、入場できなかったことを理由に販売した人に返金を求めたものの、応じてくれなかったとのことです。
そのほか音楽家の「久石 譲」氏は、X（旧Twitter）にて、自身のコンサートには転売チケットでは入場できないと注意喚起しています。
このようにチケット流通センターで購入したチケットは、入場時などの本人確認で転売とみなされ、入場拒否される可能性が高いため注意が必要となります。
②：ファンから通報されてバレる
アーティストなどのファンからの通報も、チケット流通センターでの転売がバレる原因の1つです。
ファンが不正転売の情報を掴むと、ファン自身で興行主やチケット流通センターの運営などに通報します。
なかには、高額転売の通報が日課になっている人もいるようです。
さらに自分が通報するだけでなく、同じくファンに通報方法を拡散して、通報を促しています。
X（旧Twitter）でも、以下のように通報方法を示して、通報を促しているポストが見られました。
ファンからしたら、やはり転売は許せない行為でしょう。
チケットの不正転売に関する情報は、ファンの間で特に敏感で拡散されやすく、結果的に転売がバレやすくなるため注意が必要です。
③：ほかの利用者から通報されてバレる【定価以上で販売】
チケット流通センターを利用しているほかの利用者から、転売していると通報されてバレる可能性があるでしょう。
チケットを定価以上で販売していると「チケット不正転売禁止法」に違反することになります。
結果、不正転売を疑われ、興行主やチケット流通センターの運営に通報されます。
チケット流通センターは定価以上の高額な転売を禁止しているため、不正転売が発覚した場合、運営より厳しい対応が取られることが予想できるでしょう。
④：4枚上のチケットを転売してバレる
チケット流通センターでの転売がバレる原因の1つとして、4枚以上のチケットを販売することが挙げられます。
チケット流通センターでは、同じ日時のチケットの販売は4枚までといわれています。
利用規約では以下のとおり、チケット流通センターが定める基準に達した場合、枚数制限するとの記載がありました。
チケット流通センター利用規約
第5条 売り手によるチケットの掲載、掲載削除
-略-
3. 弊社は、売り手の掲載したチケットの掲載数が弊社の定める基準に達した場合、当該売り手の掲載を制限することができるものとします。
（出典：チケット流通センター利用規約）
明確な制限枚数は記載されていないものの、利用者の口コミなどをみると4枚まで、という意見がありました。
実際に、5枚以上販売しようとしたら「規定枚数を超えています」と表示が出たそうです。
そのため4枚以上のチケットを販売しようとすると、チケット流通センターに不正転売とバレる可能性が高いため、注意が必要です。
チケット流通センターでの転売がバレることの4つのリスク
チケット流通センターでの転売がバレるリスクは、以下の4つがあります。
- ライブやイベントに入場できない
- ファンクラブの会員資格が剥奪される
- チケット流通センターの会員資格が取り消される
- 警察に通報され法的に罰せられるおそれがある
1つずつ解説していきます。
①：ライブやイベントに入場できない
転売がバレた場合の最も直接的なリスクは、ライブやイベントなどに入場できないことです。
チケットを購入したにも関わらず、イベントやライブに参加できないことになります。
転売がバレて入場できないケースでは、チケットの代金が返金されない場合が非常に多いため、結果的に損をすることになります。
自分が大好きなアーティストなどのライブが開催される場合、どうしても参加したいという気持ちが湧くことでしょう。
しかし参加したいがために、定価以上の高額なチケットを購入したけれどライブに入場できなかった場合、相当な損になるため注意が必要です。
②：ファンクラブの会員から脱退させられる
転売がバレた場合、ファンクラブの会員から脱退させられることが予想できます。
ファンクラブ経由でチケットに応募して抽選で当選したのは良いけれど、都合が悪くなってライブに行けない場合、折角だから売却したいと考えるかもしれません。
しかしチケット流通センターで定価以上でチケットを販売する、または購入する場合、注意が必要です。
例えば大手芸能事務所「アミューズ」では、転売が発覚すると売った側と買った側の両方をファンクラブから退会措置するとしています。
歌手や俳優の「福山 雅治」氏も同様に、不正転売の発覚で、売った側と買った側両方をファンクラブから永久退会させると注意喚起しています。
自分が入会しているファンクラブから脱退したくない場合、定価以上で販売することも購入することも避けたほうが良いでしょう。
③：チケット流通センターの会員資格が取り消される
チケット流通センターに通報されて転売がバレると、会員資格が取り消されます。
チケット流通センター利用規約で、転売目的でチケットを販売、購入する行為は、会員資格の取り消し対象としています。
チケット流通センター利用規約
第2条 禁止事項・会員資格の取り消し等
会員は、チケット流通センターの利用に際して、以下に掲げる各号の行為を行ってはならないものとし、万一、いずれかに該当した場合には、弊社は、直ちに当該会員の会員資格を取り消すことができるものとします。また、会員がこれらの行為等を行った、または行うおそれがあると弊社が判断した場合、当該行為が関連する取引に関するサービスを停止させることができるものとします。
-略-
（9）転売目的で購入したチケットを掲載する行為または転売目的でチケットを購入する行為
（出典：チケット流通センター利用規約）
転売がバレて通報された場合、チケット流通センターが利用できなくなる可能性が高いため、注意が必要です。
④：警察に通報され法的に罰せられるおそれがある
チケット流通センターで転売行為を繰り返すと、最終的には警察の捜査が入り、法的に罰せられる可能性が高くなります。
興行主の同意がなく、定価以上で複数回、チケットを転売している場合、特に注意が必要です。
過去には、チケットの不正転売で逮捕者も出ています。
| 不正転売で逮捕された事件の一例 ・チケット不正転売疑い 夫婦を書類送検 埼玉 ・ミュージカルチケット転売疑い夫婦書類送検 東京 ・旧ジャニーズチケット転売事件、女ら２人を再逮捕 北海道 |
不正転売で逮捕された場合、違反者には、1年以下の懲役または100万円以下の罰金が科せられる可能性があります。
心当たりがある場合、今すぐにでも不正転売は止めましょう。
チケット転売でバレるのを避けるには公式リセールの利用がおすすめ【合法】
転売のつもりはないけど、チケット流通センターでチケットを売買することが不安な場合、公式公認のリセールサイトの利用をおすすめします。
例えば宝塚歌劇団では、公式チケットトレードリセール「チケトレ」であれば、チケットの売却やトレードができます。
「チケトレ」で販売されているチケットは、すべて定価です。
取引もサイトを通じて管理されるため、チケットを購入しても送られてこないなどといったトラブルもありません。
また「チケトレ」と同じく公式リセールサイトの「チケットぴあ」も、安全に利用できるとして消費者庁も紹介しています。
もちろん「チケットぴあ」で販売されているチケットは、すべて定価です。
国が紹介している公式リセールサイトを利用することで、安心してチケットの売買が可能になります。
まとめ
チケット流通センターでの転売は、いずれバレる可能性が高いといえます。
イベントやライブの入場時や入場後の本人確認だったり、ファンからの通報だったりなど、さまざまなケースでバレる可能性があるでしょう。
転売がバレた場合、イベントやライブに入場できないだけでなく
- ファンクラブの会員資格が剥奪される
- チケット流通センターの会員資格が取り消される
といったリスクがあります。
また不正な転売行為を繰り返していると、最終的には警察に通報され、法的に罰せられるおそれまであるでしょう。
そういった事態を避けるためには「チケトレ」や「チケットぴあ」といった公式リセールサイトの利用をおすすめします。
合法で利用できます。
この記事を参考に、チケット流通センターでの転売行為は避けましょう。
