アパートの家賃を節約したり下げるという考えを持つ人は少ないと思います。
しかし、家賃は固定のものという固定概念や値引き交渉へのハードルの高さから実際に行動に移す人は少ないことが現状です。
家賃を抑えるには元から安い家賃のアパートに住むという選択肢の他にも安くする方法があるんです。
この記事では、アパート家賃を安くするための値下げ交渉のコツを紹介していきます！
アパート家賃は安くなる？なぜできるのかをまず理解しよう
なぜ、家賃を安くできるのか？その理由をご自身ではなく大家さんの目線からも理解しておきましょう。
住人が出ていくと大家は管理コストがかかるので困る
アパートに既に住んでいる住人が出てしまうとその管理人さん（大家さん）にとっては次の入居者が入るまでにコストが多くかかります。
・汚れた部屋を元通りにする為のリフォーム・修繕費
・新しい入居者が決まるまでの期間の入るはずだった家賃
・入居者を見つける為の広告費
などなどとにかく管理コストがかかります。
それは管理人（大家さん）として避けたいはずです。
そのため、出て行かれるよりも家賃交渉や設備改善をした上で、住み続けてもらうほうが大家さんとしては助かることもあるのです。
アパート家賃が安くなる！値下げ交渉のコツとポイント
ここからは、今住んでいるアパートの家賃を節約する（安くする）ための値下げ交渉のコツとポイントを紹介していきます。
１：住んでいるアパートの不満を正直に話して交渉してみる
大家さんに正直に住んでいるアパートの不満を伝えてみましょう。
例えば
・玄関のドアの鍵を新しいものにしてほしい
・トイレにウォシュレットを追加してほしい
など普段の生活で思っていることを大家さんに話してみましょう。
そういったアパートをよくするための設備投資をしてほしいという要望はかなえられる可能性が高いです。
値下げではなく、環境に不満があるという方はこのような交渉がおすすめです。
２：空室の多いアパートは値下げ交渉をしやすい？
もしあなたが住んでいるアパートが常に満室、立地も良いアパートならばこの家賃を安くする為の交渉は難しいかもしれません。
しかし、空室が他にもあるようなアパートであれば家賃が安くなる可能性はあります。
交渉のコツとしては「今の家賃では住み続けるのことが難しいです。10,000万円くらい安くなりませんか？」と聞いてみるべきでしょう。
ただ、これですんなり1万円も安くしてくれる管理人さんはいないでしょうから結果的に1,000〜5,000円くらい値引きしてくれる流れになれば上出来でしょう。
1万円という少し高い値段を先に出すことが交渉のコツです。
【番外編】その他、家賃を安くする方法や豆知識
ここからはアパート家賃を節約（安く）するために知っておくと役立つ豆知識や体験談などを紹介していきます。
この中からあなたが知りたかった情報が見つかるかもしれません！
家賃を安くする方法１：家賃助成金制度を利用して節約する！
家賃助成金制度という言葉をご存知でしょうか？
あまり聞きなれない言葉だと思いますが、わかりやすい例でいうと勤めている会社によっては家賃補助金が出ることがありますよね？
この補助金制度の自治体バージョンだと思っていただければ大丈夫です。
条件は地方自治体によって違うので詳細を確認する必要があります。
所得額や家族構成などに基準が設けられており、その基準を満たすと引っ越し費用や家賃などを補助してくれるという家計にとって最高の制度です。
なぜ自治体がそんなことをしているのか？というと自治体に定住してもらうためだったり貧困対策のために行なっている自治体が多いです。
家賃を安くする方法２：いっそのことシェアハウスに住む
上記の調査でもあるように、家賃を安くするためにシェアハウスを選ぶという方は多くいらっしゃいます。
シャアハウスとは、まさに他人と同じ家に住むという意味です。
近年はシェアハウス向け物件として大手不動産会社が物件を管理している場合も多いので安心できます。
家賃を安くする方法３：クレジットカードで家賃を払ってポイントをもらう
「家賃は現金で払うもの」という風潮がありますが、近年少しずつクレジットカード支払いに対応していたりLINE Payなどのキャッシュレス決済が使用可能になってきています。
同じ金額でも現金よりもポイントが貯められるのでお得になります。そのポイント分家賃が安くなると考えられるからです。
家賃を安くする方法４：トイレ共用・風呂無しアパートで本気の節約！
あなたが無条件で家賃をとにかく安くしたいなら古めのアパートを選んでトイレ共用や風呂無しのアパートを選ぶという手段もあります。
もちろん今の時代にそんな環境の悪いアパートに住みたいと思う人はいません。いないからこそ値切るチャンスです。
家賃を極限まで安くしてもらって一万円代も夢ではありませんよ！節約に本気なら検討してみましょう。
アパートを借りる前に知っておくこと
まずはこれから引っ越し予定・アパートを探しているという方に向けた家賃・引っ越し費用を安くするコツを紹介していきます
アパートの家賃は手取り給料の3割以内で考えよう
もしこれから引っ越しをしてアパートを探しているという方は、まず引っ越しをしてからの手取り給料の値段をしっかり計算しておきましょう。
その給料が手取り18万円だとすればその3割の6万円以内に家賃を抑えるように意識するようにしてください。
敷金を安くすることは難しいのが現状
「敷金は家賃の2ヶ月分」
「礼金は家賃の1ヶ月分」などが一般的によく言われている相場です。
敷金とは、保証金・担保金といった意味合いを持つお金になるので退去時にお金を返してくれる場合もあります。
不動産会社経由でのアパート探しで敷金無しという物件はほぼゼロだと思ってください。
ゼロになるケースとしては知り合いの管理するアパートに入居するなど信頼関係ができている状態での入居の場合のみだと思っておきましょう。
礼金無しの物件は探せばある！
礼金は管理人（大家さん）にお礼の意味で渡すお金です。
あくまで気持ちということなのですが、不動産会社経由で物件を探すと礼金もコミコミの金額として設定されていることがほとんどです。
礼金不要な場合は物件の情報に「礼金無し」などの記載があるはずです。
引っ越し費用を節約したいなら事前に確認するようにしましょう。
アパートを借りる時期はとても重要【5月〜7月が狙い目】
進学や転勤・新社会人などなど、引っ越しをしてアパートを借りるタイミングというのは大体みんな同じタイミングのことが多いです。
繁忙期：3月と4月
第2繁忙期：8月と9月
要はこの期間を避けるだけでアパート探しも家賃値下げ交渉も非常に有利に進んでいきます。
特にオススメは5月です。
4月まで入居者を決めたかったのに満室にならなかった大家さんは5月頃、本格的に焦り出します。
空室があれば何も生み出さない部屋が残るだけですから少し家賃を安くしてでもいいから入居してほしいと思うはずです。
単刀直入にこう家賃交渉しましょう！
「家賃を今より少し安くしてくれたらこの部屋に住みたいと思っているのですがどうでしょうか？」
これだけでいいです！
狙うは5,000円の家賃値下げ！（1万以上の値引きはほぼ無理だと思ってください）
時期によって引っ越し業者の費用も変わることを知っておく
引っ越しにかかる費用も目玉が飛び出るほど時期によって変わるので知っておきましょう。
例えば3月に引っ越し業者に頼むとすると約30万以上の見積もりが出てくることもザラにあります。
でも5月になると10万円程度で引っ越しできたりするのです！
少しの間、我慢できる方は3月にアパートだけ借りて自分で必要最低限の荷物だけ移動させ、時期をずらして家具などを移動させるという手段もオススメします。
まとめ：アパート家賃を安くする方法！自分に合う値下げ交渉を試してみよう
アパートの家賃を節約するために必要なコツを紹介していきました。
最後に特に重要なポイントをまとめていきましょう。
・家賃値下げ交渉が通りやすいのは5月〜6月
・繁忙期は引っ越し業者の価格が高いので出来るだけ避ける
・今住んでいるアパートに不満があるならまずは設備の不満を相談してみよう
・空室が多いアパートなら家賃下げ交渉も通る可能性アリ
いかがでしたか？
人それぞれ住んでいる地域や大家さん、アパートの状況は違います。
管理しているのは大家さんといえども、所詮人間だということを忘れなければ交渉の仕方も変わってくるはずです。話せばわかる部分も多くあります。
本当に家計が苦しい方は、まず正直に家賃を安くしてほしい現状を大家さんに相談することから始めるべきではないかと私は思います。
