みなさんは、株式と言ったら、どのような言葉を思い浮かべるでしょうか。
国内の有名企業を思い浮かべる方も多いかと思われますが、この記事では、あえて外国株式について、少し踏み込んで紹介していきます。読んでいくと分かりますが、外国株式は国内株式よりも、投資初心者におすすめであることが分かります。
外国株式という言葉に少しでも興味をお持ちの方は、ぜひご一読いただけると幸いです。
外国株式とは
·外国株式と言ったら米国株
そもそも外国株式とは何かについて、まずは説明します。
日本以外の国で取引されている株式市場に上場している銘柄のことを指します。
ただ、世界はとても広いので、まだイメージが湧きにくいと思われますが、私達が毎日のニュースで必ずと言っていいほど、耳にしている株式市場があります。
そうです。米国のニューヨーク株式市場です。日本の日経平均に相当するダウ平均という用語を1度は聴いたことがあるはずです。
米国は世界一の市場であり、各国の市場も、同国に右ならえ、と言っても過言ではありません。
よって、外国株式と言いますと、おおむね米国株式のことを指していることが多いです。
この記事では、主に米国株式について紹介していきます。
米国株を選ぶメリット
それでは、米国株について、他の株式にはないメリットはあるのでしょうか。よく言われているメリットについて、ここで紹介します。
1株から投資可能
日本の株式では、投資初心者のような少資金で始める方には、少しハードルが高いです。なぜなら、最低取引数が100株以上という銘柄がほとんどであり、よほど割安な銘柄でない限り、注文自体困難であるからです。
それに対し、米国株は、ほとんどが1株から取引可能です。
これにより、元となる資金が少ない方であっても、気軽にお試しで始めることが可能です。
この背景として、米国社会では投資がより一般に普及しており、資産運用を行うことは至極当然という考え方が影響しているかもしれません。日本では、今になって子供の教育にも投資を取り入れていこうという動きが垣間見えますが、まだまだこれからのようです。
長期成長を見込める
そして、米国株を購入する一番のメリットですが、長期成長が見込めることです。
ダウ平均のチャートを見ていただくと一目瞭然ですが、1990年代は3,000ドルほどだったものが、今はその10倍の30,000ドル以上までに価値が上がっています。
一方、その間の日経平均はやや値を下げています。
また、世界の企業の年商ランキング50に、米国の企業は40社ほどランクインしていますが、日本の企業はわずか1社、トヨタだけです。
これらのデータからも、米国株が長期成長を見込めることは一目瞭然です。
日本でも有名な銘柄もあるので、そのあたりから取引を始めてみるのも良いかもしれません。
外国株を選ぶデメリット
ここまで米国株を中心にメリットを紹介してきましたが、デメリットも存在します。念のため、判断材料の1つとしてください。
取引手数料が高い
1つは、取引手数料が高いことです。
日本とは通貨の単位が異なるため、その分より多くの手数料が発生します。
ただ、圧倒的な成長が見込める米国株であれば、この手数料自体も少額ですから、そこまで頭を悩ませるものではありません。
あくまで日本国内企業の株式を取引する場合と比較して手数料が高いだけのことと捉えてください。
為替変動リスクがある
外国株式の利益は、現地の通貨で換算しているため、純粋なアップダウンに加え、円に換算したうえで行います。
極端なことを言うと、値上がりしている銘柄でも、極端に円高が進むと、利益は出なくなり、損失を被る場合もあるということです。
よって、外国為替市場の動向も注視しながら取引しなくてはなりません。
米国株のおすすめ銘柄
世界最大の市場である米国株式市場では、実に種々の銘柄を取り扱っていますが、その中でも特筆すべきおすすめの銘柄が存在しますので、紹介します。
S&P500
この銘柄は、アマゾンやグーグル、マイクロソフトなど、誰もが知っている超巨大企業の銘柄を取り扱っているインデックスファンドです。
GAFAとして成長を続けている企業ばかりなので、注文して持っていれば、いずれは確実に利益が出る銘柄です。
上場以来、コロナ禍に伴う瞬間的な下落はあったものの、基本的に上昇曲線を描いています。
何を注文したら良いかよく分からないときは、この銘柄を抑えておけば、とりあえず間違いないことでしょう。
以上、外国株式のメリット、おすすめ銘柄等について申し上げてきましたが、いかがでしたか。
外国と聞くと、一見難しいイメージがありますが、実は、国内株式よりも分かりやすくて確実に利益を得ることができる市場であることを分かっていただけたかと思います。特に、米国株式をその中でもおすすめしたいと思います。
ここまでのご一読、ありがとうございました。
ライター:いがすけ