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副業もできる!整理収納アドバイザーでおうち美人になろう

おうちの片づけができなくて、困っていませんか。

仕事や子育てに追われて整理整頓をする時間が取れず、生活の中でどんどん増えていくモノに圧迫されてますます家が狭くなっている方、多いと思います。

私も子育て世代なので、モノが増え続ける状況に四苦八苦していました。

そんな私でも、整理してみると部屋がきれいになるとともに、心もスッキリしました。

片付けができない心理的理由と、理想的な片付け方法はあるのです。

さあ、本書を読み解いて片付け上手になりましょう。

おうちデトックスをしよう

日本人は、戦後の高度成長を経て、とても豊かになりました。

平均年収の伸びにより収入が増え、100円ショップやニトリ等の出店により誰でも手軽に安い雑貨や家具を入手できるようになりました。

その反面、今の私たちはモノに囲まれた生活をしています。

いらないものまでついつい買ってしまい、家にモノがあふれ、身動きが取れなくなっている方も多いのではないでしょうか。

必要なもの、そうでないものの整理ができなくなったおうちは、モノにあふれ、いざ本当に必要なものの所在が分からなくなってしまいます。

気づけば探し物をしてしまうこと、ないでしょうか。

特にお子さんがいる家庭では、おもちゃや服などどうしてもモノが多くなりがちです。

そして、1日に何回も必要なモノを求めて家じゅう探し回っているということ、ありませんか。

探し物をしている時の心理状況は、ストレスがかかっています。

見つからないけどまぁいいかで終われればいいのですが、探しものをしていた時間がもったいなかったという後悔や、探している行為そのものを『ちゃんと管理できてない自分が悪い』と自己否定してしまうこともあります。

片付けられない理由はちゃんとある

部屋が散らかってるからといって、自分を責めている方、いないでしょうか。

人間は感情の生き物であり、日々、心理状況が変化しています。

一般的に家というのはプライベート空間であり、自分の心の姿を映しています。

家が散らかっているというのは、言い換えれば心が散らかっているということ。

そして心の散らかりの本質にあるのは、仕事や対人関係なと何らかのトラブルや、やりたい事が見つからない、大切にしたい軸のようなものが無い等の場合があります。

やりたい事については、人間、そう簡単に見つかるものではありません。

長い時間をかけて、自分と向き合う中で見つかるものだからです。

片付けは自分に向き合う事

家を片付ける、家をきれいに保つということは、自分の内面を美しく保つことと同じです。

したがって、片付けをしていく中で、自分が大事に思っていることが見つかる場合もあります。

例として、不要な服と置いておきたい服があれば、取捨選択する中で自分にとって落ち着く色やデザインが見つかることでしょう。

キッチン周りも調味料や乾物はつい賞味期限が切れてしまいがちです。

これを整理することで、料理でよく使う調味料と使わないものの区別がつき、どんな味付けに興味を持っているかが分かります。

整理収納アドバイザーとは

このような中、最近では『整理収納アドバイザー』という肩書を持つ人が増えてきました。

これは特定非営利活動法人ハウスキーピング協会という団体が主催する、おうちの片付けに関する民間の検定試験です。

おうちをきれいに保つためのコツや考え方を学び、得た知識で一般家庭の方へ片付けやアドバイスをする人たちのことです。

何を隠そう、片付け本の『人生がときめく片づけの魔法』で人気を博したこんまりこと近藤麻理恵さんも、整理収納アドバイザーの有資格者です。

検定試験は3級、2級、準1級、1級があります。

この中で1級の有資格者のみ、プロの整理収納アドバイザーとして仕事ができるようになります。

※1級取得のためには、2級と準1級の認定証が必要です

資格を取得する方法として、以下の2種類があります。

・協会の主催する講座を受講する

・ユーキャンなどの通信講座を受講する

基本的に講座を受講し、試験に合格すると取得できます。

※講座の受講のみで資格が取得できるケースもあるので、詳細は下記リンク先へアクセスしてみてください。

公式ホームページ:https://housekeeping.or.jp/about_advisor/

整理の手順

1:整理の順番(そもそも整理とは)

普段何気なく使う『整理』という言葉、これは『乱れた状態にあるものを整える』こと、『必要なものと不要なものに分けること』を指します。

モノを整理する際、以下の流れで整理していきます。

①捨てるものと捨てないものに分ける(捨てるものはゴミ箱に)。

➁捨てないもののうち、使うもの、使わないものに分ける。

③置き場所を決める(使うものは生活圏内に、使わないものは手の届くところの裏に)

順に見ていきましょう。

①捨てるもの、捨てないもの、保留に分ける(捨てるものはゴミ箱に)。

直感でいる、いらないの判断をします。

ここに時間をかけるとはかどらないので、判断がつかない場合は保留にしましょう。

服を例にとると、ここ一年間で日の目を見ていない服は、恐らくその後も使わないものです。

思い切って売却し、他の誰かの手に渡れば、その人にとっては必要なものなのかもしれません。

➁捨てないもの・保留にしたもののうち、使うもの、使わないものに分ける。

使用頻度別に、頻度の高いものと低いものに分けます。

普段の自分の行動を思い返して、パッと思いつく限りで判断しましょう。

使わないものに分けたとしても捨てるわけではないので、時間をかけずに迅速に。

③置き場所を決める(使うものは生活圏内に、使わないものは手の届くところの裏に)

ここに一番時間をかけます。

使用頻度ごとの判断が出来たら、ものの住所を決めて保管しましょう。

服、おもちゃ、食品、文房具、家電、DIY等の工具類など、ジャンル分けし、特に使用頻度の高いものを手前に置きます。

均一感のある収納方法をとると印象が良いので、百均でトレーなどを購入し、配置してみましょう。

この際、トレーにラベルを付けるとさらに整理感が出ます。

ラベル作成にはテプラが有名ですが、自宅用プリンターがある方は、ラベル用のコピー用紙を購入しスマホ等で文字を作成、印刷する方法があります。

また手作り感にこだわる方は手書きも良いでしょう。

2:道具の活用

クリアファイルは物の整理に役立ちます。

手軽に書類をサッとしまえるので、カテゴリー分けが容易です。

プラスチックで出来ているため軽い上に耐久性も高く、そして透明なので中身を取り出さなくても後からパッと見返すこともできます。

本棚などに立てて保管もできるため、管理がしやすい点も魅力です。

3:書類は立てて保管

クリアファイルに入れた書類やファイル関係は、机の上に平積みではなく、立てて置くようにしましょう。

平積みでは管理がしにくい上に、机の上が狭くなってしまいます。

クローゼット用の本棚を購入し、書類を立てて保管すると便利です。

整理収納アドバイザーの仕事への活かし方

片づけの知識は家庭のみならず、仕事への展開も可能です。

みなさま、職場での書類管理にお困りではないでしょうか。

1:残すものと捨てるものに分ける

先ほどと同様ですが、まずは残すもの、捨てるものに分けましょう。

即断即決で仕分けし、判断に迷うものは保留コーナーへ。

一年間使わなかったものは今後も使わない可能性を意識しましょう。

勤続年数が長いといるいらないの判断がつきやすいですが、年数が浅いと「また使うかも」と思ってしまうことも多いので、判断がつかない場合は残すことをお勧めします。

意外と、壊れて使えない文房具や、同じ文房具が何個も出てくるのではないでしょうか。

2:机の上の整理

続いて机の上の整理です。

右利きの人の場合、机上中央の少し上にパソコン、左側上に電話機、右側上に本棚を配置します。

これは電話を摂りながらメモを取ることを想定しています。

利き手である右側にペンを取り、利き手と逆の左側で電話機を操作するとスマートに電話応対できるでしょう。

また、本棚から取り出した書類は、本棚の左側に戻すようにします。

これを徹底すると、日常使いの資料は左側に、あまり使わない資料は右に追いやられていきます。

3:残すものをカテゴリーごとに仕分け

仕分けの時にクリアファイルが大活躍します。

仕事のカテゴリーごとに、クリアファイルへ収納していきます。

そしてクリアファイルにはテプラや付箋等でラベリングします。

分け方のコツですが、以下の方法があります。

・用途別に分ける

 会議関連(会議資料、企画書等)、取引先関連(取引先データ、売上資料等)

・使用頻度別に分ける

 今使う、週一で使う、月一以上間隔があく

4:フォルダ分けのコツ

書類をデータとして保管する場合、使用目的別にフォルダ分けしていきます。

この時、フォルダにタイトルを入れる際に冒頭に数字を振ると分かりやすくて便利です。

例:「00得意先①」「01得意先➁」

また、フォルダの階層は多くても4つに限定することをお勧めします。

あまり階層が多いと、目的のフォルダにたどり着くまでに時間がかかり、煩わしくなります。

そして、古い資料は年度ごとにフォルダ分けするのではなく、「old」と名付けたフォルダにすべて格納すると、フォルダ数の削減につながります。

副業への活かし方

整理収納アドバイザーの資格を活かし、副業に挑戦してみましょう。

1:家事代行サービス

高齢世帯や共働き世帯を対象に、家事代行サービスをしてみましょう。

世の中、体の不具合や忙しさで猫の手も借りたい人はいるものです。

人気の家事代行サービスを掲載します。

タスカジ

代行エリアは限られますが、一回の家事代行が3時間と区切られているため、スキマ時間で稼ぐ事ができます。

また、料理、掃除、買い物など一部の家事に限定して登録する事ができるので、自分の得意な分野のみでお仕事を受けることも出来ます。

2:片付け教室の開催

片付けの知識やスキルを駆使して、教室を開くことも出来ます。

企業や学校でのイベントの際、時間を作って講師を務めてみましょう。

ただしこれらは難易度が高く、講師としての経歴や、名前が売れてないと難しいです。

また、そもそもイベント自体を探すことが困難です。

そこで、個人でもそういった機会を見つける事ができる、オススメのサイトをご紹介します。

ストアカ

リンク先の下の方にある「先生登録へ」を押下すると、自分が先生となり、講座を開きたい内容について詳しく登録する事ができます。

ここからスタートし、徐々に生徒を増やしていくといいでしょう。

3:ブログ、Instagram、youtubeを活用した広告収入

今の世の中、SNSを使っている人は多いでしょう。

自分でブログを開設して、お片付け方法を紹介してみましょう。

フォロワーが多くなれば広告収入も増えるかもしれません。

また、InstagramやYoutubeもオススメです。

終わりに

私たち人間には物欲という欲求があり、その欲求の赴くままに生活していると、どうしてもモノであふれてしまいます。

日々の忙しさによりストレスがたまった状態でいると、心の寂しさを埋めるために購買欲求が高まるというデータもあります。

片付けは大変な作業ですが、片付けをすると自分の本質が見えてきます。

自分が好きなものは何なのか、落ち着くのはどんな時でどんなものに囲まれている時なのかが分かります。

多様化していく社会の中で、自分の強みを知ることは大切なことです。

自分を深く知るためにも、片づけを通して自分を磨いていきましょう!

  • この記事を書いた人

マネーリテラシー編集部

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