仮想通貨ビットコインにおけるマイニング(採掘)は「Bitcoin miner」という採掘ソフトウェアをしようする必要があります。
発行枚数に上限が設定されているビットコインの制御をこのソフトウェアが担っています。
マイニングする人が少なければチャンスが増える
前述した通り、ビットコインは発行枚数に上限があるためマイニングする人が多ければ競争を増やし、少なければ簡単に採掘できるようにする仕組みになっています。
それによりビットコインの発行枚数を制御しているのです。
パソコンのスペック競争が激化
ビットコイン開発当初は、物好きな人だけがマイニングを行っていたのでパソコンの性能は問題になりませんでした、
しかし、ビットコインが流通するにしたがってマイニング参加者が増加しより速くハイスペックなパソコンへと向かっていきます。
ビットコイン自体の価格が暴騰したことにより、現在では「マルチGPU」と呼ばれるハイスペックへと進化しました。
ハイスペック化により電気代が問題になってくる
マイニング競争激化によるPCのハイスペック化で、次に問題になってきたのがマイニングにかかる電気代です。
マイニングに電気代がかかりすぎてしまうことが問題になり次に発明されたのが「FPGA」と呼ばれるマイニング専用チップです。
この専用チップは、マイニングのアルゴリズムに最適化するように設計されており従来よりも電気代の負担が少なくなっています。
最新マイニング専用チップ「ASIC」
「FPGA」よりもマイニング速度を速めたチップが「ASIC」です。
この「ASIC」を搭載したハードウェアが販売され投資家や企業がマイニングに多く参入してきました。
この「ASIC」ではマイニングの計算速度の向上はもちろん、電力を抑える省エネ化に成功している。
現在では、こうした最新スペックのPCハードウェアをしようしなければマイニング報酬を受けることは難しくなっています。
マイニングを謳った詐欺が横行
個人で購入してマイニングを行うにはあまりにもハードルが高くなってしまったことを背景に、企業がマイニングに使う資金を出資者から集めてマイニング報酬に応じて出資者にリターンを返すといった投資方法が増えています。
しかし、このようなマイニングを謳って出資金を集める企業は経営が不安定なことも多くお金をある程度集めた途端に音信不通になるなどの詐欺被害も発生しています。
元からマイニングをする予定もなく詐欺目的でお金を集める悪質な詐欺も多いので、利用を考えている方は気軽に応じずよく調べてから出資する必要があります。
ビットコインマイニングについてまとめ
仮想通貨ビットコインのマイニングについて、そのマイニング方法と現代のリアルなマイニング事情を紹介しました。
今から個人でマイニングをやってみたい!マイニングに投資してみたい!
という方は、一旦立ち止まって冷静にマイニングについて勉強する必要があります。
やはり個人でマイニングすることは現状では難しいです。
チームを組んでマイニングし、その報酬を分け合う方法が主流ということは信頼できるチームとタッグを組む必要があります。
ビットコインバブルに乗じて詐欺が起きている現状を知り、少しでも被害を減らしていけたらと思っています。