無人販売と言えば
「田舎の野菜を売っているところ」
「店員さんとのコミュニケーションが取れない」
「防犯面が不安」
などのネガティブな面が思い浮かぶ人もいるのではないでしょうか。
ところがそれは、一昔前の話になっています。
最新鋭の機器に新しいアイデア。
これらを土台として、全く新しいビジネスになっている。
この記事では
- 無人販売で売れるもの
- 無人販売を始めるために必要なモノ
- 無人販売の事例集
などをお伝えしていきます。
ぜひ最後までお読みください。
無人販売で売れるもの
「流行っているものなら無人販売もいいかな?」と思われたでしょうか?
まずは無人販売で売れるものや実際に売れているものをリサーチするべきでしょう。
それは
- 冷凍食品
- おにぎり
- パン
- スイーツ
- 野菜
- 飲料
となります。
1つずつ説明していきます。
冷凍食品
まずは無人販売で相性の良い冷凍食品です。
無人なので店員がおらず自由に品定め出来る事や、賞味期限が長い事で売る方にも買う方にもメリットがあります。
手軽に仕入れが出来ることで種類が豊富になって人気になっています。
おにぎり
食材にこだわり、お米や海苔、塩に至るまで品質の良いものを使用します。
人を雇わないスタイルでの販売という点以外は、普通におむすびやさんで買うのと遜色がないです。
顧客がファン化していけば、人件費が削れる為に安くハイクオリティなモノが提供できる可能性もあります。
パン
全国の有名店のパンを冷凍で取り寄せ、販売する店舗が増えて来ています。
「気になるけどなかなか遠くて行けない。」
「いつもお店は行列でいっぱい。並びたくない。」
そんな気持ちに応えたようなパンの無人販売店です。
基本的には菓子パンや総菜パンが多くて老若男女問わず選ばれる可能性を秘めています。
スイーツ
「あの人気商品が1つから買える」
このキャッチフレーズを武器に様々な商品を常時70〜80種類置いているお店もあります。
スイーツであっても、冷凍で梱包し包装してあれば賞味期限も比較的長く保つことが出来ます。
おにぎりの形をしたスイーツや、ショートケーキを瓶や缶に詰めた商品など斬新なアイデアを採用しやすいお菓子は
実は一番無人販売で売りやすい種類かもしれませんね。
飲料
無人販売での王道中の王道です。
「自動販売機」という名で一番皆さんがイメージしやすいのはこの飲料なのではないでしょうか。
喉が乾いたら自動販売機で水やお茶を買う、という行為は日本でも昔から浸透している文化であることから受け入れられやすいですね。
ですが、すでにレッドオーシャンとなってしまい
「どこにその自動販売機を置くか?」
といういわゆる不動産的な要素だけが勝ち筋になってきているのかもしれません。
とはいえ、自分だけのオリジナル飲料を作ることが出来たら面白いかもしれません。
野菜
上記にも書きましたが田舎の無人販売と言えば野菜のイメージがあります。
ですが農家さんに実態を聞くと良い商売ではないようです。
直売所で余った野菜などを格安で無人販売に置くけれども
「野菜を盗まれる」
「賽銭箱を盗まれる」
「賽銭箱に1円など料金が商品と不釣り合い」
などなど聞くに堪えない状況だという事です。
しかし、最新の野菜の無人販売はロッカーなどに野菜を入れておいてお客様がお金と数字の番号を押すことで、そのお目当ての野菜がゲットできる仕組み。
昔のような悲惨なビジネスとは一線を画す状態に変貌しています。
この新しい野菜の無人販売に取り組んでも面白いかもしれません。
無人販売を始めるために必要なモノ
無人販売店を行う為には資格や申請が必要です。
それらを行わずに、お店を開始してしまうと罰せられる可能性があります。
ここでは
- 無人販売店を始める為に必要な許可や申請とは?
- 無人販売で必要な設備とは
について解説します。
無人販売店を始める為に必要な許可や申請とは?
無人販売店を始める際に必要な許可や申請はあるのでしょうか。
それは売るものとシチュエーションによって異なります。
まず野菜や果物などの食品を扱う場合は
「食品衛生責任者の資格と保健所への届け出」が必要になります。
次に加工食品を扱う場合は
その売る品物によって許可や申請が異なるのでまずは保健所に確認をしてくださいね。
そして冷凍食品を扱う場合は
やはり売る商品によって許可が異なります。
お総菜などを製造して冷凍して販売する場合は
「冷凍食品製造業の営業許可」が必要です。
お菓子やお肉、鮮魚などを冷凍して販売する場合は
「複合型冷凍食品製造業の営業許可」が必要になります。
そして最後に他社が製造したものを冷凍販売するだけでは営業許可は現状必要とされていないようです。
ですが保健所への申請は必要だと言われています。
どのパターンにおいてもまずは保健所への確認を先にとってみてはいかがでしょうか。
無人販売で必要な設備とは
無人販売を開始するにあたってのお店の設備や環境をお伝えします。
必要な設備は
- 冷凍庫や冷蔵庫などの無人販売機器
- 会計システム
- 防犯カメラなどのセキュリティシステム
- 保険などの万が一の備え
などのシステムへの投資は必要不可欠だと言えます。
その初期装備をして更に現地に必要な設備を検討していきましょう。
無人販売の事例集
無人販売を始めてみたいなら、実際に身近で販売されている商品や事例を知りたいですよね。
私の身近にある無人販売店の事例を紹介していきます。
- チョコレート販売
- 冷凍スイーツ専門店
- 冷凍餃子専門店
この3つを紹介していきます。
身近にある無人販売事例①チョコレート販売
まず初めに紹介するのは、チョコレート販売です。
このお店はチョコレート工房を持ちながら販売は人を使わず、無人の自動販売機を使用しています。
チョコレート工房の前にその自動販売機を設置して人件費を削減しつつ24時間お店を稼働しています。
商品は、常温の温度帯で管理されて
- 板チョコ
- チョコ系の焼き菓子
などを主に現金などで購入することが出来ます。
接客をしない分パッケージがお洒落で統一感を出しブランディングを図っていると見えます。
そして商品のクオリティも高く、新しいお店の形として地元メディアにも取り上げられています。
身近にある無人販売事例②冷凍スイーツ専門店
次に紹介するのは、冷凍スイーツ専門店です。
こちらは、スイーツの製造拠点などはなく人気のスイーツを仕入れて冷凍のまま販売するスタイルです。
冷凍のままで販売するので、
- 賞味期限が長い
- 買い置きが出来る
- いろいろな商品を試せる
などの利点があると見えます。
今流行りのトラックのコンテナの中に店を構える様なスタイルな上、冷凍販売の冷凍庫もショーケースなどでなくストッカーと呼ばれる収納量が多いコスパの良い冷凍庫を使用しています。
お会計も自動でキャッシュレス対応で、時代のニーズが見えるお店です。
身近にある無人販売事例③冷凍餃子専門店
最後に紹介するのが、冷凍餃子専門店です。
こちらは、大手アパレルの駐車場の敷地内に店舗を構えています。
外見だけ見たらコインランドリーのようです。
中に入ると上述したストッカーと呼ばれる冷凍庫がずらりと並んでいます。
キャッシュレス決済システムも導入済みで、上記にした冷凍スイーツの専門店の上位版といったところでしょうか。
あえて冷凍餃子専門とした事で「いろんな餃子を楽しみたい」というニーズをつかんで離さないのかお客様もよく見られます。
まとめ
無人販売で売れるものや実際に売れているものを紹介してきましたがいかがだったでしょうか。
「無人販売をやってみたい!」
「無人販売副業でイケルかも」
そのように思っていただけると幸いです。
まずは近隣の無人販売店を調査してニーズなどを確認して、保健所などの必要事項をチェックしてみてから動くのがスマートだと思います。
それでは「無人販売で売れるものとは?実際に売れているものを徹底紹介!」を紹介しました。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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FP2級保有ライター nishibata