将来を見据えて投資をすることは、多様性の時代では多くの人が一度は検討することではないでしょうか。
金の高騰は最近耳にすることが多いと思いますが、銀の価格も上昇傾向にあります。
金と比較すると銀の投資はどうなの?と思う方も多いかもしれません。
そこで今回は、銀投資の魅力や注意点、投資方法などを合わせて解説します。
銀とはそもそも何?
そもそも銀とはなんなのでしょう。
銀は貴金属の一種で、プラチナなどの金と同じ価値のある投資の対象になります。
シルバーとも言われアクセサリーにも使われているので馴染み深い存在と言えるでしょう。
金と同じくそのもの自体に価値があり、将来の資産としても注目されています。
銀投資をする2つの魅力
将来のために銀投資を検討している方でも魅力を理解しておく必要があります。
ここでは銀投資の魅力について解説します。
魅力1:金よりも投資しやすい
銀投資の魅力はその手頃さと言えるでしょう。
銀とよく比べられる金は希少性が高いことから資産として保持するのは負担が大きいです。
銀は金に比べると価格的な入手難易度も低く気軽に投資をすることができます。
銀平均(円/g) | 金平均(円/g) | |
2022年 | 94.22 | 7,649 |
2021年 | 92.01 | 6,402 |
魅力2:インフレ対策ができる
銀投資の魅力はインフレにも強いということです。
世の中の景気は常に変動していますし、将来どうなるかわからないでしょう。
銀は原油や農産物などの価格と似たような動きをします。
インフレで物価が上昇しても銀も同様に値段が上昇するので、インフレ対策として利用できる魅力があります。
銀投資をする注意点
銀は購入しやすく、インフレに強い魅力はありますが、注意点もあります。
銀だけに限ったことではありませんが、魅力だけでなく懸念点も把握しておきましょう。
ここでは銀投資をする上での注意点を紹介します。
注意点1:銀投資では配当や利息を生み出すことはない
銀のデメリットの一つに配当金や利息がつかないことが挙げられます。
株式を持っていればそれだけで定期的に配当金を得ることができます。
銀の場合は所持しているだけでは、配当金や利息を得ることはできないので、注意が必要です。
銀だけでなく金にも同じことが言えます。
注意点2:景気変動を受けやすい
銀投資をする上での注意点に景気変動の影響も挙げられます。
景気が良くなれば、銀の価格は上がるので良いですが、景気が悪くなれば当然価格が下がります。
銀に比べて価値のある金は、不況になれば需要が増えるのに対して銀は工業用品としての需要が高いのでそうはなりません。
不況に弱いことは覚えておく必要があります。
これから銀に投資する3つの方法
デメリットはあるものの比較的投資として扱いやすい銀ですが、銀はどのように投資をすれば良いでしょうか。
銀投資は主に3つの投資方法があります。
それぞれを理解して適切な銀投資をすることが肝要です。
方法1:実際に銀を購入する現物取引
銀投資として直接銀を購入する現物取引があります。
金属会社から銀をそのまま購入して、自身で保管することになります。
自身で管理することができるので、売るのも自身のタイミングで出来ます。
実態を持つ資産として安全性も高いです。
盗難のリスクはありますが、銀の長期投資を検討することも出来ます。
方法2:差金決済で行うCFD取引
差金決済のCFD取引も銀投資の方法の一つです。
差額だけのやり取りが発生するもので、銀の受け渡しはせずに反対売買によって金額の差で決済します。
銀は価格変動の度合いが大きいので、CFDならレバレッジを大きくかけられる、少ない投資で大きな利益を生み出すことができるのも魅力です。
大きな利益を生み出すことができますが、銀の価格が下がっても金額を変えることはできません。
損失になることもあるので、知識や経験が必要になる投資方法であると言えます。
方法3:プロに運用を任せる投資信託
銀の運用をプロに任せるのが投資信託です。
銀投資の投資信託は、銀自体を保有して管理する必要がありません。
さらに投資としての知識は必要ないので、手を出しやすい特徴があります。
銀の投資信託を利用する場合、専門のプロが運用するので安心できますしサポート体制も充実しています。
投資信託を利用する場合には運用手数料がかかることを覚えておきましょう。
これから銀投資がおすすめの人の特徴
銀投資がおすすめな人はどのような人でしょう。
金に比べて価格が安いことから気軽に投資をしたい人にはピッタリ。
少額からの投資ができることから銀投資は初心者にも注目されています。
銀はそのものでも価値がありますが、デザインや希少性などでさらに価値が出るものもあります。
銀貨など需要が高く高値で取引されることから収集と合わせて、銀投資を検討するのもおすすめです。
まとめ
今回は銀投資の魅力や注意点、投資方法について解説しました。
景気動向に左右されやすい銀ですが初心者でも気軽にできる投資として注目されています。
投資方法も様々なので、これから銀投資を検討してみてはいかがでしょうか。