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営業が向いてないと感じる女性必見。理由を深掘りして、のびのびと働こう!

営業職に向き不向きはあります。

しかしそれは巷で言われるような“社交性の高さ”や“喋りの上手さ”ではありません。

大切なのは、時間や約束を守る、発言に責任を持つ、清潔感のある身だしなみをする、といった“社会人として当たり前のことをする力“です。

それができれば、営業は誰でもできます。

ではなぜ、“向いてない”と感じるのでしょうか。

この記事では、営業職6年目の女性ライターである筆者が

  • 営業が向いてないと感じる理由
  • 向いていないと感じたときの対処法
  • 筆者の体験談

をご紹介します!

営業が向いてないと感じる理由5選

契約が取れない

契約が取れないと、営業として失格では…と落ち込みますよね。

しかし、契約が取れない原因をよく見ていくと、自分の深層心理が影響していることがあります。

例えば、

  • 商品を本心からおすすめできない
  • 契約が取れたら、翌年度のノルマがさらに上乗せされるため気が重い
  • 自分の会社に愛着がない、貢献したいと思えない

と心の奥底で考えてはいないでしょうか。 

上記に当てはまるようであれば、“向いていない“のではなく、“売りたくない”のです。

決して責めているのではありません。

ただ、売りたくないと思っているから、現実として反映されているにすぎません。

そうではなく、心底売りたいと思っているのに契約が取れない場合は、下記で紹介する項目を参考にしてみてください。

お客さんと話すのが苦手

“苦手”と感じる時はどのようなシチュエーションでしょうか。

質問に答えられないから苦手なのか、雑談がうまくできず気まずいのか、特定の属性に対してだけ感じるのか。

営業職に就いている限り、どのシチュエーションでも全く話せないということは滅多にありません。

社内から「あなたには営業ができる」という評価を受けて、その場にいるのですから。

どのような場面で負の感情を感じるのか、考えてみてください。

場面と解決策の一例を挙げてみます。

・質問に答えられない

 →商品知識の勉強をする。

・雑談ができない

 →アポイントの前に2・3個話のネタを準備しておく。

・特定の属性に対して苦手意識がある

 →荒療治で積極的に接触回数を増やすか、または接さないで済む業界に転職する。

・プレゼンの場が緊張して苦手

 →不安が無くなるまで、事前に練習をしてみる。

上記ではなく、女性という理由で軽んじられたり、セクハラ等で苦痛を感じていたりする場合は、迷わず他業界へ転職をおすすめします。

なぜ他業界かというと、取引先から無礼な対応を受け、社内でも問題視されていないということは、それが業界体質の可能性が高いからです。

きちんとした業界・会社は世の中に沢山あります。

ノルマのプレッシャーに耐えられない

営業と売上数字は切っても切れない関係です。

けれどノルマも、個人で背負う/チームで背負う、追及が厳しい/ゆるいなど、会社により扱いが変わります。

今時個人の成績を貼り出して競わせる会社は少ないですが、営業成績が悪いと発言力が無い、という会社もあるようです。

ノルマの追及とインセンティブはほぼ反比例の関係にあります。

インセンティブのメリットと精神的負担のバランスが、自分にとってどれくらいがちょうどいいか、一度考えてみましょう。

体力的につらい

拘束時間が長かったり、商品の納品などの力仕事があったりすると、女性は体力のある男性に比べて不利です。

これは努力ではどうにもなりません。

どの程度であれば、自分の身体に負担をかけすぎずに働けるのか、ボーダーを見極めましょう。

現状のままでは働き続けられないと思ったら、まずは今の仕事の中から、省ける部分が無いか、探してみてください。

手順を簡略化したり、他の人に振れそうな業務は無いでしょうか。

省けそうな部分を見つけてから上司へ相談すると、内容が具体的になり建設的に話ができます。

商品を売ることに罪悪感がある

罪悪感がある理由は2つ考えられます。

1.自分が売る商品に魅力を感じていないから

詐欺レベルの商品でなければ、何らかの形で誰かの役に立つはずです。

“自分が欲しいか”ではなく、“今の顧客の立場だったら、必要かどうか”で考えると、価値を見出せる可能性があります。

2.もっと良い他社商品を知っているから

もっと良い他社商品は、性能・金額・アフターサービス等全ての面において自社製品より優れているでしょうか。

1つだけでも、自社が優れているところはありませんか?

1つでも優れている部分があれば、そこに価値を見出してくれるお客さんを見つけることで、罪悪感は無くなるはずです。

無ければ、商品企画担当に訴えて改善要求するか、見切りをつけて転職しましょう。

営業が向いてないと感じたときの対処法

期限を決めて続けてみる

場慣れしておらず、経験・知識不足から向いていないと感じているケースも多くあります。

特に社会人になりたての頃は、初めての経験が多く、キャパオーバーになるのは当たり前です。

早急に結論を出さず、3カ月、半年など自分の中で期限を決めて、とりあえずその日まで続けてみましょう。

その間は試行錯誤しながら頑張るのも良いですし、今まで全力で頑張ってきたなら少し力を抜いてみるのも良いでしょう。

同僚や先輩、上司に悩みを相談するのも手です。

どんな形でも構いません。とにかく続けてみます。

決めた期限の日がきたとき、「数カ月前と全く同じ状況」ということは無いはずです。

人も周りの環境も、日々変化しています。

前と比べて、少し自信が持てるようになったり、余裕ができているようであれば、今後も上向きに成長していけるでしょう。

反対に引き続き苦しさを感じているようであれば、状況を変えるために次の手を打つことをおすすめします。

社内で部署移動する

環境を変える方法の中で、一番リスクの低い対処法です。

社内で他にやりたい業務があったら、その部署に異動できないか上司に相談してみましょう。

言うのはタダです。

デメリットとしては、上司に今の職務に不満を持っていることが伝わることで、気まずい状態になる可能性があることです。

しかし、デメリットを恐れて言わなければ、ずっと苦しい状態が続きます。

真っ当な上司であれば、すぐに異動は叶わなくとも、相談すれば何がつらいのか、解決策はあるかなど課題解決に協力してくれるはずです。

自ら発信しなければ伝わりません。勇気を出して相談してみましょう。

他職種に転職する

1.営業職で転職する

同じ業界でも、会社によって方針や雰囲気は大きくかわります。

よくある分類として、下記が挙げられます。

①新規開拓営業/既存営業

一般的に全くの新しいお客さんを見つけて契約につなげていく新規開拓営業は攻め、既存のお客さんと繋がりを深くしていく既存営業は守りの営業と言われます。

②個人ノルマ/チーム予算

個人でノルマを課して競わせる形の会社もあれば、チームで売上達成を目指す会社もあります。

③法人営業/個人営業

法人相手では平日の日中の時間帯が多く、個人相手では土日祝や時間外の対応も多めとなります。

扱う金額は法人営業の方が大きくなり、意思決定の早さは個人営業の方が勝るようになります。

営業も種類が細分化されています。

自分に合ったスタイルを探してみましょう。

2.他職種に転職する

営業職は、他職種でも活かせるポータブルスキルの宝庫です。

ポータブルスキルとは、「職種の専門性以外に、業種や職種が変わっても持ち運びができる職務遂行上のスキル(※)」のことです。

(※引用元:厚生労働省HP「ポータブルスキル見える化ツール(職業能力診断ツール)」)

営業職で培われるポータブルスキルの一例として、

  • 社内外の折衝・調整力
  • 課題解決力
  • 業務へのコミットメント
  • 企業収支を踏まえた経営の視点

など、多岐にわたります。

これらは他職種に代わっても活かすことができるスキルです。

営業職で積み上げてきたことを過小評価せずアピールすれば、良い転職先が見つかるはずです。

営業の苦手意識を克服した筆者の体験談

営業職についている筆者は、高圧的なお客さんが苦手です。

転職したての頃は、ごく稀に、若年の女性相手という理由でこちらを軽く見る高圧的なお客さんがいました。

本題を話す前から「上司と話を代われ」と言われたこともあります。

入社したばかりで、自信の無さも滲み出ていたのかもしれません。

そのようなお客さんと話すのはとても気が重く、電話1本かけるために1時間かけて心の準備をする、といった有様です。

辞めたいとも思いましたが、転職時に3年は続けると決めていたため、なんとか仕事を続けました。

そうして1年が経った頃、いつの間にか高圧的な態度を取る人がいなくなっていることに気づきました。

理由は色々ありますが、大きく2つ挙げられます。

①“高圧的な態度をとる人自身が悪い“ことを理解したから

「自分が相手を怒らせてしまった」と、相手の態度を自分のせいだと思っていましたが、“冷静に話し合いができず高圧的な態度をとる”人は、その人自身に社会人として問題があります。

②商品知識や経験が身についたことで、自信がついたから

特に①を理解してからは、「いざというときは言い返すこともできる」という余裕が生まれました。

その余裕は、言葉にしなくても相手に伝わります。

そのため、高圧的な態度を取る人がいなくなっていたのです。

悩んでいるときはいっぱいいっぱいでも、経験や知識が深まるにつれ、対処ができるようになることは多くあります。

時間が解決する一例として、ご参考になれば幸いです。

まとめ

今回は、営業が向いてないと感じる女性に向けて、理由の深堀と解決策、筆者の体験談をご紹介しました。

同じ営業職でも、業界や会社によって働き方やプレッシャーは大きく変わります。

1社の経験だけで“営業が向いてない”と決めるのはもったいないです。

とはいえ、苦しい日々が続くようなら、異動や転職も視野に入れる必要があります。

今の悩みは、もっとのびのび働くための貴重なヒントです。

自分にとって1番良い答えを見つけるために、向いてないと感じる理由をぜひ深堀りしてみてください。

ライター名:営業職ワーママライター

  • この記事を書いた人

マネーリテラシー編集部

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