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イオン株への投資は危険?暴落に割高と不安定な理由を解説【日本株】

イオンは全国とアジアに総合ショッピングモールである「イオンモール」を展開する国内最大の流通企業グループです。

グループの傘下には、コンビニ(ミニストップ)・ドラッグストア(ウェルシア)があり、誰もが知っている企業が名を連ねています。

また、自社ブランドである「トップバリュー」は日本最大のプライベートブランドでもあり、強い競争力を持っています。

スーパー事業だけでなく、金融や不動産事業も行っており、幅広く顧客を集客し、利益を伸ばしています。

その結果、イオンの株価は2014年9月には1,092円だったのが、2023年12月13日では3,051円と約3倍にまで伸びました。

(引用:株探)

株価の増減が激しく見えますが、チャートで見ても右肩上がりになっています。

(引用:YAHOO!JAPANファイナンス)

好調に見えるイオン株ですが、

「イオン株は危険なのではないか?」

という声がささやかれています。

一体どうして危険と噂されているのでしょうか?

この記事を読めば以下のことがわかります。

  • イオン株が危険といわれている理由
  • イオン株の魅力

これを見れば、イオン株が投資対象になるかどうかの判断に役立ちます。

イオン株が危険といわれている理由について

イオン株が危険といわれている理由は以下のとおりです。

  • 株価の大暴落が起きた
  • 割高すぎる
  • 純資産を削って高い配当を出している

株価の大暴落が起きた

イオンは2020年に株価を大きく落としています。

理由は新型コロナウイルスの蔓延です。

(引用:YAHOO!JAPANファイナンス)

世界中を巻き込んだパンデミックに対し、イオンの業績が悪化しました。

外出自粛などで、主力事業であるスーパー事業の売上がダウン。

2019年度には81億円もの黒字をたたき出したにもかかわらず、2020年度の最終損益は35億円もの赤字になりました。

この結果、多くのイオン株ユーザーからは、

「イオン株を保有しておくのは危険ではないか」

と危惧されたのです。

しかし、チャートを見ると2020年以降のイオン株価は回復傾向にあります。

また、売上も回復してきています。

下記の表は、イオンの事業別の営業利益一覧です。

(引用:イオンHP)

2020年と2021年で赤字だったGMS(総合スーパー)事業とサービス・専門店事業が2022年に黒字化しています。

これにより全体的に収益を上げられるようになったイオンは、安心して買える銘柄といえるでしょう。

ただし、懸念点もあります。

近年、原価の高騰が目立つことです。

イオンは自社ブランドであるトップバリューにて、全商品の値上げをしない”価格凍結宣言”を出しています。

これにより、売上の利幅が減り、価格の維持が難しくなることが予想できます。

値上げをしてしまうと消費者との約束を破ることになり、信頼を失い、株価が下がるでしょう。

今後のイオンの動きに注意が必要です。

割高すぎる

イオン株が危険と言われる2つ目の理由は割高すぎる株だからです。

株の銘柄が割高かどうかの指標の一つにPERという指標があります。

小売業の銘柄の目安は20倍、私が購入の目安にしているのは15倍以下です。

PERは株価収益率と言って、株価がEPS(1株あたりの純利益)の何倍の価値かを示します。

PERは低い方がいいわけではありませんが、高すぎると株価を押し上げる要因がなくなったときに暴落します。

2023年1月のイオン株のPERはなんと359.49倍!

現在は104倍と2023年1月と比べると落ち着いた感じがありますが、小売業の銘柄の目安の5倍以上になっています。

(引用:株探)

ここまでPERが高くなった理由は、次の2点が考えられます。

  • 投資家がGMS成長を期待して投資している
  • 株主優待が優れている

株価は市場の投資家の期待を反映して決まります。

イオン株は2020~2021年にかけて、GMS事業が不振でした。

新型コロナウイルスの脅威がひと段落した2022年以降に、投資家がGMS事業の成長を織り込んだ動きを見せているため、PERの高騰が見られたのではないか、と予測できます。

イオンの株主優待については後に詳しく記述するため、ここでは流しますが、イオンのヘビーユーザーには大変お得なものです。

その株主優待が人気のため、PERが上がっていると予測されています。

純資産を削って高い配当を出している

企業の利益がどれだけ配当に回されているかの指標に配当性向があります。

イオンの配当性向は2016年から100%を超える状態が続いています。

(引用:IRバンク)

配当性向が100%を超えるということは、イオンの当期純利益を超えて配当に使っているということです。

この状態は、イオンが利益を自社に蓄えずに株主に還元しているということ。

株主にとってはありがたいですが、裏を返せばイオンが今まで以上に成長するための資金を配当として使っているということです。

配当性向の平均は30%ほどと言われています。

100%を超える配当性向が続くことで、企業の利益額が下がってしまうため危険視されているのです。

イオン株の魅力

ここまでイオン株が危険な理由を見てきましたが、このパートではイオン株の魅力についてみていきましょう。

イオン株の最大の魅力は株主優待にあります。

株主優待とは、企業が自社の株を購入してくれた株主に対して自社商品やサービスを提供するものです。

お米やクオカード、自社の商品に自社グループで使える商品券などさまざまです。

中には株主優待だけで生活する人もいるくらい、バリエーションに富んでいます。

イオンの株主優待は、イオンオーナーズカードです。

イオンオーナーズカードは2月末と8月末の新規株主に対して発行されるカードで、株主本人とその家族へ計2枚のカードが送られます。

半期で100万円までのイオンでの購入金額に対して、持株数に応じた割合でキャッシュバックされます。

  • 100株以上 3%
  • 500株以上 4%
  • 1,000株以上 5%
  • 3,000株以上 7%

イオンのヘビーユーザーなら持っていて損はありません。

さらに1,000株以上を長期保有(3年以上)していると追加特典としてイオンギフトカードが貰えます。

  • 1,000株以上 2,000円
  • 2,000株以上 4,000円
  • 3,000株以上 6,000円
  • 5,000株以上 10,000円

仮に3,000株以上保有し、イオンで半期に100万円ずつ購入すればキャッシュバックは14万円。

配当金は近年、年間36円となっているため10万8千円。

長期保有していれば、6,000円分のギフトカードが送られてきます。

総額25万4千円!

月に21,000円のお小遣いが手に入る計算です。

現在のイオンの株価は3,051円。

(引用:株探)

3,000株を購入するとなると900万円以上の大金になります。

しかし、100株の購入なら30万円くらいです。

普段からイオンで買い物をするのであれば、持っていて損はありません。

まとめ:イオンのヘビーユーザーは購入しても大丈夫

イオン株が危険と言われる理由は次のとおりです。

  • 株価の大暴落が起きた
  • 割高すぎる
  • 純資産を削って高い配当を出している

新型コロナウイルスが蔓延した直後には株価の暴落が起きていますが、業績を見る限り堅調です。

(引用:株探)

PERを見る限り割高感は否めませんが、イオン株の価値を決めるのは購入者自身です。

PERに捉われずに、自身の判断で買い時と考えるなら問題はありません。

私が一番気になったのは、配当性向が高すぎることです。

株主のことを考えて、利益を配当に回してくれるのはありがたいことです。

しかし、株主としては企業の成長にもお金を使い、企業の価値を上げてもらわなければなりません。

その意味ではイオン株はおすすめできない銘柄です。

私個人の意見では、イオンのヘビーユーザーは購入を検討してもいいと考えています。

株主優待で半期で100万円までの購入金額が、保有株数に応じてキャッシュバックされるからです。

イオンギフトカードを貰おうとすれば1,000株以上の保有、300万円以上必要ですが、100株保有するだけなら30万円程度で済みます。

配当利回りは決して高くはありませんが、キャッシュバックの3%と合わせるとトータルとしての利回りは決して悪くはないでしょう。

早いうちから購入しておくと、将来にわたって資産形成に役立つはずです。

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