「Amazonにレビューを投稿してAmazonギフト券をもらうのは違法なの?もらっちゃったから心配だ」
「なぜAmazonでレビューを投稿したら、ギフト券がもらえるの?業者にとって損じゃない?」
「Amazonでレビューしてギフト券をもらうことは、規約違反になるの?アカウントは凍結される?」
そんな悩みを抱えていませんか?
結論をいいますと、Amazonでレビューしてギフト券をもらうことは違法ではありません。
しかし規約違反であり、最悪の場合、アカウントが凍結する可能性があります。
Amazonのアカウントが凍結されると、今まで使っていたサービスが利用できなくなります。
人によっては、非常に不便になることが予想できるでしょう。
そこで、この記事では、Amazonでレビューしてギフト券をもらうことについて
- リスクが高いこと
- ギフト券がもらえる理由
- 違法ではない理由
をそれぞれ解説します。
この記事を読むことで、Amazonでレビューしてギフト券をもらうことが、いかにリスクが高いことかが分かり、避けられるようになります。
ぜひ最後までお読みください。
Amazonレビューでギフト券をもらうことのリスク
普段からAmazonで買い物していると、以下のような案内を見かけるのではないでしょうか。
「星5のレビュー投稿で、2,000円分のAmazonギフト券をプレゼント!」
レビューをするだけでギフト券がもらえるんだ、と思うかもしれません。
しかし、この案内を見たら危険だと思う必要があります。
ここでは、Amazonレビューでギフト券をもらうことのリスクについて、それぞれ解説します。
Amazonレビューでギフト券をもらうのは規約違反
Amazonは、レビューを投稿してギフト券をもらうことを規約違反としています。
Amazonのホームページにも、以下のとおり記載されています。
カスタマーレビューで販促となる投稿
カスタマーレビューやカスタマーQ&Aは、お客様が商品に対してお持ちの感想やご意見(好意的や批判的な内容を問わず)を集めることを目的にしています。レビューが宣伝、販促、または誤解を招くものとして利用されないように努めています。
当サイトで許可されないレビューの例は、次のとおりです。
(中略)
・対価(現金、無料または割引商品、商品券、後日購入する商品に対して第三者が提供する割引など)を得るために、お客様がレビューを投稿する
Amazon | 販促となる投稿について
レビューを投稿してギフト券をもらうことは、上記の記載内容からみると対価(商品券)を得るためにレビューを投稿することに該当するでしょう。
対価を得るためにレビューを投稿することは、公平性に欠けます。
さらには、質の悪い商品に高評価が付くことになります。
結果、本当に質の良い商品が埋もれることになるでしょう。
規約違反にもなることから、ギフト券をもらうためにレビューを投稿することは避けるべきといえます。
Amazonレビューでギフト券をもらうとアカウント凍結の可能性あり
Amazonのコミュニティガイドラインにおいても、レビューを投稿してギフト券をもらうことを禁止しています。
以下が、コミュニティガイドラインに記載されている内容です。
報酬付きレビュー
レビューには、購入者の正直な意見が反映されている必要があります。そのため、報酬と引き換えにしたレビューの作成、編集、削除は禁じられています。報酬には、現金、割引、無料商品、ギフトカード、返金が含まれます。禁止行為の一般的な例は以下の通りです。
・注文した商品が到着し、その中にギフトカードが同梱されている、利用するには、まず肯定的なレビューを投稿する必要がある
Amazon | コミュニティ ガイドライン
同時にガイドラインに違反すると、アカウントを凍結(一時停止または解約)する可能性があると記載されています。
アカウントが凍結されると、例えば以下のような影響が出ると予想できるでしょう。
- プライム会員の特典が利用できない(登録していた場合)
- Amazonポイントやギフト券の残高がなくなる
- 購入履歴の確認ができない(返品ができなくなる)
- kindleなどのデジタルコンテンツが利用できない
- Fire TVなどのデジタルデバイスの登録が解除される
- Amazonアプリストアで購入したコインなどが利用できない など
アカウントの凍結は、Amazonのヘビーユーザーにとって死活問題になることばかりです。
同じようにレビューを投稿してギフト券をもらっている人は多いだろうから、自分もバレないだろうと思うかもしれません。
しかし、バレてアカウントを凍結されたときの結果について、冷静になって考えてみる必要があるでしょう。
Amazonレビューでもらったギフト券は使えない可能性もある
Amazonにレビューを投稿してもらったギフト券は、使えることもありますが使えない可能性もあります。
使えない可能性というのは、ギフト券が転売品や使用済みであった場合です。
特にもらったギフト券が転売品であった場合は、特に注意する必要があります。
Amazonは、ギフト券の転売を禁止しているためです。
使用したギフト券が転売品であることがAmazonにバレると、アカウントが凍結される可能性が高いといえます。
なお、ギフト券にはそれぞれ番号が振られているため、Amazon側は転売されたものがどうかのチェックが可能です。
チェック体制がしっかりしているなか、転売品のギフト券を使うことはリスクが高いといえます。
規約違反と知らずに、ギフト券をもらってしまうこともあるかもしれません。
その場合は、アカウント凍結を避けるためにも、ギフト券を使わないようにしましょう。
なぜAmazonでレビュー投稿したらギフト券がもらえるのか
星5のレビューを投稿してもらうことで、ギフト券を配布する業者の思惑は、売上を増やすことです。
Amazonを含めたネットショッピングで商品を購入する際、迷ったときはレビューを参考にした経験もあるのではないでしょうか。
ネットショッピングでは、実物を見ることができません。
そのため商品が良いか悪いかを判断する際には、レビューが大きく関与します。
誰もが知っている業者の商品であれば、レビューが少なくてもある程度、質は想像できるでしょう。
しかしネームバリューのない業者が販売する商品の質を想像することは、難しいといえます。
そのためギフト券を配布して、Amazonの高評価レビューを多くすることで良い商品とみせて、売上を増やそうとしています。
ネームバリューがない業者が販売しているのに、星5のレビューが多い商品は注意したほうが良いでしょう。
Amazonレビューでギフト券をもらうのは違法とはいえない
Amazonでレビューを投稿してギフト券をもらうことは、違法とはいえません。
違法とは、法律を破ることをいいます。
違法ではないことで、レビュー投稿者に警察の捜査が入ることはないため、安心しましょう。
なおAmazonギフト券を対価に、星5評価のレビューを求めることは、業者側のステルスマーケティングに該当するおそれがあります。
ステルスマーケティングとは、今回でいうと、いわゆる「サクラレビュー」を依頼することです。
ステルスマーケティングは、2023年10月1日から「景品表示法違反」となりました。
ただし景品表示法の規制対象となるのは、業者だけです。
消費者庁のホームページにも、以下のとおり記載されています。
景品表示法の対象となるのは事業者だけです。
規制の対象となるのは、商品・サービスを供給する事業者(広告主)です。
企業から広告・宣伝の依頼を受けたインフルエンサー等の第三者は規制の対象とはなりません。
消費者庁 | 令和5年10月1日からステルスマーケティングは景品表示法違反となります
消費者庁も、レビュー投稿者は違法ではないと明言しているため安心しましょう。
しかしレビューを投稿してギフト券をもらうことは、Amazonの規約違反となります。
最悪の場合、アカウントが凍結される可能性があるため注意が必要です。
まとめ
Amazonでレビューを投稿してギフト券をもらうことは、法律に違反することではありません。
しかしAmazonの規約に違反するため、最悪の場合、アカウントが凍結する可能性があります。
もらって使用したギフト券が転売品であったことがバレたときも、アカウントが凍結される可能性が高くなります。
規約違反と知らずにもらってしまった場合、絶対に使わないようにしましょう。
Amazonのアカウントが凍結されると、今まで使っていたサービスが利用できなくなるため、ヘビーユーザーは特に注意が必要です。
この記事を参考に、リスクが高いといえるAmazonでレビューを投稿してギフト券をもらうことは避けるようにしましょう。