いきなりこの記事の結論になってしまいますが、『簿記』は副業するうえで持っておくと有利な資格と言えます。
とはいえ、
・本当に簿記は副業に活かすことができるのか。
・なぜ簿記が副業に有利な資格と言えるのか。
疑問に持つ方も多いかと思います。
そこでこの記事では
・簿記という資格の概要
・具体的な簿記を活かした副業とは
・簿記を取得するためのおすすめ勉強法
という順序で解説します。
この記事は
・副業に活かせる資格を探している人。
・未経験だが副業をはじめてみたい人。
・すでに簿記を取得している人。
にとって参考になると思います。ぜひ最後まで読んでいってください。
簿記という資格について
まずは簿記という資格について簡単に説明します。簿記は『帳簿記入』の略でもあるように『帳簿をつけるために必要な技能』であり、主に企業での経理活動を帳簿に記録しお金の動きを明確化することで企業の経営状況や資金繰りを見える化する目的があります。
さらに帳簿の方法はそれぞれの人がバラバラのやり方で進めては収拾がつかなくなるので、一定のルールに基づいて記録するというのが簿記という技術となります。
簿記の知識を活かした副業3選
次に実際に簿記の知識を活かした副業を具体的に3つ紹介します。
経理代行
読んで字のごとくとなりますが、経理業務を代行することで報酬を得るお仕事です。
内容としては領収書整理やデータ入力業務といった簡単な業務から決算書作成まで多岐にわたります。
報酬については業務の内容、経験の有無に比例する傾向があります。ただし未経験可の業務もあるので簡単な業務から経験を積むことで報酬を上げていくのが初心者にはおすすめです。
参考までに評判がよく、案件が多いため初心者でも仕事を受注しやすいサービスを下記に記載します。
【おすすめクラウドソーシングサイト】
・ランサーズ(Lancers)
・クラウドワークス(CrowdWorks)
簿記取得の支援
簿記は社会的認知度の高い定番資格であり、人気資格のため受験者数も非常に多いという特徴があります。
つまり簿記を取得したいと考える人が多いため、簿記の取得を支援する講師や家庭教師にはある一定の需要があるため検討してみてはいかがでしょうか。
参考までに使えそうなサービスを下記に記載します。
【簿記取得の支援におすすめのサイト】
・ココナラ :プロが集まる日本最大級のスキルマーケット
・カテキョー簿記:簿記の家庭教師マッチングサイト
簿記の知識を発信する
簿記を学習することで『財務諸表』を理解することができるようになります。
このように簿記には社会人として知っておくとよいとされる一般知識が多く含まれています。
その為、そういった知識をブログやSNSを通じて簿記の知識がない人にも分かるよう嚙み砕いて発信するのも1つの方法です。
閲覧者が増えれば広告収入を得ることができるほか企業などから直接仕事の依頼が来る可能性もあります。
またあなたが簿記を取得したとすればその経験は財産となります。
これから受験する人に『どのように勉強したか』『間違えやすいポイントやコツ』はリアルな声として需要があるため簿記取得までのプロセスを発信するのもおすすめです。
簿記は副業以外にも活かせる
先ほども触れましたが、簿記は社会的認知度の高い定番資格であり、社会人として知っておくとよいとされる一般知識が多く含まれるという特徴があります。
その為、副業で活かせることはもとよりその他にも活かすことができるため簡単に紹介します。
キャリアアップに活かせる
経理部門で仕事をしている人は簿記を取得することで『資格手当』という形で収入アップ、また簿記取得が昇進や昇格の条件になっている場合もあると思います。
そして転職を検討する場合においても簿記を持っていることで有利になったり、今より年収アップが実現できるといったメリットがあります。
株式投資に活かせる
簿記は財務諸表といった企業の財務業況を示した資料を読むことができるようになります。
ではこれが読めれば絶対に儲かるのかというと、株式投資はそれほど甘い世界ではありませんが、企業の財務業況という1つの情報を読むことができるという点は強みとなります。
例えば割安に放置されている(実際の企業価値より株価が安い状態)株を見つけたりといったことができる可能性はあります。
簿記を取得するためのおすすめ勉強法
さてここまで簿記は副業に活かせるのか、簿記の特徴やメリットを紹介してきました。
では実際に簿記を取得する勉強法についてですが、簿記は社会人になってから取得したいという人も多いかと思います。
そのためスクール(通学)ではなく自宅などでできる勉強法を紹介します。
独学で勉強する
経費が安く済むというメリットがあります。
また自分のペースで学習を進めたいという人にもおすすめの方法です。
法改正や最新情報、トレンドなどは試験にも出題されやすいため参考書を買う場合は古本でなく、最新版を選ぶようにしてください。また最近はYouTubuでも参考になる内容を紹介している方も多く存在します。
その中でも特におすすめは簿記系YouTuberのふくしままさゆきさんのチャンネルとなります。
初心者でもわかるよう初歩的な内容から紹介しているため、初めは軽い気持ちで覗いてみてはいかがでしょうか。
通信講座を利用し勉強する
簿記は独学でも取得可能ですが、簿記の考え方は独特で少しクセがあるため、つまずいたときに質問できる人が近くにいると大きな力となります。
身近に相談できる人がいる場合は問題ありませんが、そういった人はそう多くないでしょう。そこでおすすめが通信講座となります。
独学で勉強するのに比べると費用が掛かってしまいますが、その分試験合格に向け「試験に出やすい内容」「重要なポイント」が研究されており効率的に学習が進められます。
そして通信会座では【質問対応サービス】を受けられることが多いため、分からないことを聞ける体制があることで学習もはかどります。
特におすすめとしては「クレアール」です。
こちらは比較的リーズナブルに講座受講ができるうえ、【質問対応サービス】として電話、インターネット通話、メールを用意しており回数無制限で質問でき充実したサポートを受けることができます。
まとめ
簿記は副業に活かせるのかということについて解説しました。
簿記はその知識が副業として活かせるほか社会的認知度が高く、社会人として知っておくことで今後のキャリアアップにも有利に働く資格と言えます。
また独学でもはじめやすく、初めての資格取得を検討している人にも取り組みやすいと思います。
何か副業を始めてみよう、またその為に活かせる資格を探しているという人は検討してみてはいかがでしょうか。