キャスパー(Casper)は、時価総額2位のイーサリアムと関係あることから、将来有望。
仮想通貨界隈では話題に上がることの多い銘柄です。
しかし、仮想通貨を保有したことがない方やそれほど詳しくない方は、
「キャスパーの特徴は?」
「将来性はあるのか?」
「どこで買えるのか教えて」
このような疑問をお持ちでしょう。
そこで今回は、キャスパー(Casper)とはどのような特徴を持っているのか。
また、購入方法について解説します。
キャスパー(Casper)の特徴はこちら
- プルーフオブステーク(PoS)を採用
- 革新的なCBC機能
- 高いスケーラビリティを確保
キャスパー(Casper)の特徴や将来性を詳しく知りたい。
また保有を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。
キャスパー(Casper)とは?
仮想通貨イーサリアムにおいて、コンセンサスアルゴリズムを移行させる為のプロジェクトがあります。
キャスパー(Casper)はこのプロジェクトで使用されるトークンです。
イーサリアムは、コンセンサスアルゴリズムを現在のPoW(プルーフオブワーク)からPoS(プルーフオブステーク)へ移行させることを予定しています。
イーサリアムブロックチェーンがPoSシステムへ移行することで、イーサリアムのエコシステムの安全性やスケーリングが向上するといわれています。
そのカギを握っているのがキャスパーです。
キャスパー(Casper)の基本情報
通貨名称 | Casper(キャスパー) |
シンボル | CSPR |
リリース時期 | 2020年4月 |
発行枚数 | 10,000,000,000CSPR |
キャスパー(Casper)は、2020年の4月にCasperLapsからリリースされました。
総発行枚数は100億枚です。
仮想通貨には発行枚数の上限が定められていて、価格の上昇しやすさに関係があるといわれています。
発行枚数の上限があると需給のバランスで、需要過多になりやすく価格が上がりやすいためです。
例えばビットコインとリップルを比較すると、ビットコインの発行枚数は2,100万枚で、リップルの発行枚数は1,000億枚です。
現在1ビットコイン約500万円、1リップルは約90円と大きく差があります。
リップルは発行枚数が多いため、1枚当たりの価格が抑えられてしまっています。
もちろん発行枚数が全てではありませんが、仮想通貨の価格上昇の一因になっています。
しっかりチェックしておきましょう。
Casper(キャスパー)の発行枚数はビットコインとリップルの間になります。
いったいどのくらい上昇するでしょうか。
キャスパー(Casper)の概要を説明しました。
なんとなく理解できましたか?
次からは特徴についてご紹介します。
キャスパー(Casper)の特徴
キャスパー(Casper)の特徴を次の3つにまとめました。
- プルーフオブステーク(PoS)を採用
- 革新的なCBC機能
- 高いスケーラビリティを確保
順に解説します。
①プルーフオブステーク(PoS)を採用
ブロックチェーンの構造が、PoW(Ploof of Work)からPoSに代わります。
PoSではマイニングの必要がなくなり、ステーキングによってチェーンを維持します。
ステーキングとは、仮想通貨を一定保有することで取引を記録し報酬を得られます。
保有量が多いほど報酬が得やすい仕組みで、膨大な電力やマイニングのようにコンピュータを使った高度な計算は不要です。
PoSは仮想通貨時価総額の約15%を占めています。
一例を挙げると、ポルカドット(Polkadot)、カルダノ(Cardano)、ニア(NEAR)、ソラナ(Solana)などがあります。
PoSはコストカットできる効率の良いシステムのため、プロジェクトやアプリが増えていくと予測されています。
②革新的なCBC機能
CBC(Conrect-by-Construction)は、ネットワークの革新的な機能です。
イーサリアムが採用しているPoWでは、スケーラビリティ不足が大きな問題です。
また、昨今のDeFiブームでガス手数料が高騰しています。
ガス手数料は、取引を検証するために必要とされるエネルギーに対するイーサリアムマイナーへの報酬です。
スケーラビリティ不足、ガス手数料などの課題がありますが、 CBC機能により解決されすべてのロックチェーンサービスが迅速になります。
キャスパー( Casper)は、スケーラビリティとデータベース管理の確保を保証します。
CBCは一般的なPoSモデルとして、イーサリアム以外への活用も目的としています。
③高いスケーラビリティを確保
「仮想通貨は送金に時間がかかる」
「取引処理の遅延で手数料が上がってしまう」
などの問題を抱えています。
キャスパー(Casper)の高いスケーラビリティ性能がこの問題を解決します。
つまり、リソースの追加によってコンピュータの規模を大きなものに拡張することで、送金時間の遅延、手数料が上がるなどの問題がなくなります。
私も国内取引所から海外取引所の口座へ送金したことがあります。
そのときも送金が反映されるのに、タイムラグが生じたのでうまく送金できなかったのではないかと不安になりました。
初めて送金するときは、万一失敗して無くなってしまうことも考えて、少額から送金してみましょう。
きちんと送金できて問題ないことを確認後に、必要な分を送金するという手順で進めると大きな失敗はありません。
キャスパー(Casper)の将来性
キャスパー(Casper)の特徴を説明しました。
では、将来性はどうなのか?
価格が上がる根拠はあるのか?
キャスパー(Casper)の保有を検討している方は、一番気になる部分でしょう。
特徴
- 環境に優しい
- 高いセキュリティシステム
- イーサリアムの価格上昇に追随する
一つずつ解説します。
①環境に優しい
PoSはトークン保有者であれば誰でも参加できます。
参入のハードルが低いため、設備費や電気代などのコストを節約できるメリットがあります。
キャスパーネットワークは、ネットワークセキュリティをPoSコンセンサスメカニズムで実現しています。
PoWコンセンサスとは異なり、PoSは検証を実行し、チェーンに新しいブロックを追加するために大量の電気または計算能力を必要としません。
そのため、環境に優しいエコシステムと言えます。
②高いセキュリティシステム
仮想通貨と聞くとハッキングで取られてしまうのでは?
と不安の方も多いと思います。
実際に今までに何百億もの仮想通貨が盗まれるという事件が起きています。
投資なので購入後に価格が下がり、資産が目減りしてしまうリスクはある程度許容出来る方が多数でしょう。
ただ、自分の資産を盗まれてしまうリスクは必ず避けたいので、セキュリティ面もしっかり確認が必要です。
キャスパーのシステムは、複数のセキュリティ監査を完了しています。
さらに2021年1月にセキュリティ評価ツールを提供しているTrail of Bitsによるチェックを受けており、「セキュリティが適切である」と評価されています。
第三者機関からもセキュリティ性について一定の評価を得ているので、かなり安全性は高いです。
③イーサリアムの価格上昇に追随する
イーサリアムはスケーラビリティ問題(手数料高騰・処理遅延)を解決するためにアップデートを行っており、その中にCasperが使用されています。
このような関係性であることから、イーサリアムの価格が上昇することでキャスパー(Casper)も良い影響を受けます。
イーサリアムは、現在時価総額でビットコインに次ぐ2位ですが、将来性はビットコインよりもあるといわれています。
期待されている理由は
- スマートコントラスト機能を有している
- ETFに承認される可能性がある
- アプリケーションの増加
の3つです。
順に説明します。
- スマートコントラスト機能を有している
スマートコントラスト機能は、ブロックチェーン上の契約を自動で実行する仕組みです。
サービスの管理者がいなくても、消費者同士で資金移動を処理するので、契約書締結などの多くの事務作業をカットできるメリットがあります。
- ETFに承認される可能性がある
ETFに承認されるということは、機関投資家からの資金が大量に流入するという事です。
過去にも、ビットコインが先物ETFデビューした直後に、史上最高値を更新しています。
そのため、今後イーサリアムを先物ETFに承認されることで価格を上昇させる可能性が高いです。
- アプリケーションの増加
現在、多くのイーサリアムを活用した分散型アプリケーションが開発されています。
イーサリアムを使えるプラットフォームが増えていくということなので、ますます需要が
大きくなります。
一例を挙げますと、分散型金融(Defi)もイーサリアムを活用した新しい金融のシステムです。
分散型金融(Defi)では、自分のお金を銀行などに預けずに自分で保有することになります。
銀行に任せていると時間のかかる資金移動を、数分で完了できるというメリットがあります。
以上の理由からイーサリアムは将来の成長を期待されているため、キャスパー(Casper)も注目されています。
キャスパー(Casper)の買い方
キャスパー(Casper)は国内取引所では取引ができません。
そのため、海外取引所を使う必要があります。
ちなみに、海外取引所でCasper(CSPR)を購入するという場合には、まず国内取引所で仮想通貨を購入して、その仮想通貨を海外取引所へ送金して購入するという手順になります。
私も海外の取引所でバイナンスを利用した経験があります。
日本の取引所でまずビットコインやイーサリアムを購入し、バイナンスの口座に送金しました。
バイナンスのインターフェイスが英語でしたので、国内取引所と比較するとやはりストレスになります。
使い慣れるまでに時間がかかりました。
仮想通貨初心者にとっては、海外取引所で仮想通貨を購入することはハードルが高く、面倒です。
しかし、その分海外取引所を使うことは、ライバルが減るというメリットもあります。
ぜひ検討してみてください。
キャスパー(Casper)が買える取引所
現在キャスパー(Casper)を購入できるのは海外の取引所のみです。
取引額上位の取引所は、
- OKX
- Crypto.com Exchange
- Huobi Global
- Gate.io
となります。
いずれ国内取引所で取引できるようになれば、多くの日本人が購入するでしょう。
国内取引所で上場されて一気に価格が上昇したケースもあるので、今が安く買えるチャンスです。
過去の事例ですと、エンジンコインが2021年1月にコインチェックに上場され、一気に2倍に価格上昇しました。
キャスパー(Casper)の価格チャート
出典:「CoinMarcketCap Casper対JPYチャート」引用
キャスパー(Casper)の対日本円チャートを過去1年間の期間で見ます。
1年前には1キャスパー約14円でしたが、現在は約9円まで落ちています。
10ヶ月以上停滞している状況です。
キャスパー(Casper)の将来性・成長性を信じることができるなら、買うには絶好のチャンスといえます。
今安いうちに大量に買っておくことで、将来価格が上昇したときに大きな売買益が見込めます。
まとめ
今回は、仮想通貨キャスパー(Casper)の特徴と買い方を解説しました。
特徴は、
- プルーフオブステーク(PoS)を採用
- 革新的なCBC機能
- 高いスケーラビリティを確保
の3つです。
現在、Casper(CSPR)を購入するという場合には、海外の取引所に口座を開設しなければいけません。
手順としては、国内取引所でビットコイン・イーサリアムなどの仮想通貨を購入して、その仮想通貨を海外取引所へ送金します。
そこから、海外取引所でCasper(CSPR)を購入するという流れです。
投資初心者には難しいところもあると思いますが、Casper(CSPR)の将来性を信じていて少しでも保有してみたいのであれば、ぜひ参考にしてみてください。