子供が産まれると貰える児童手当、どうしていますか?
漠然と貯金するだけになっていませんか?
将来に向けて貯金した方がいいのか、投資に回した方がいいのか、それとも別のことに使った方がいいのか・・・そんな風に悩んでいる方も多いと思います。
この記事では、筆者の体験を元に「児童手当のおすすめの使い道」について、3つ紹介しますので、参考にしてもらえれば幸いです。
よくある教育費の備えから、ちょっと変わった目先のものまで。
ぜひ最後まで読んでみてください。
児童手当、この使い道は危険!
「おすすめの使い道」とタイトルに称しておきながら、まずは「絶対にしてはならない使い道」を先に紹介します。
それは、「児童手当を毎月払う固定費に組み込むこと」です。
まず、児童手当と言うのは絶対不変の制度ではありません。現に、2022年10月からは高所得者への手当の支給を廃止するなどの「改悪」もありました。今後ももしかすると、所得制限の額が変更されたり、支給額が減額されたりなどする可能性もあります。
これを踏まえずに、児童手当を当てにして高額なローンを組んだり、家賃の高い所へ引っ越したりしてしまうと、いざ自分が児童手当の「改悪」に直面した時、生活に大きな影響を与えることになってしまいます。そのため、「児童手当を毎月払う固定費に組み込まないこと」が重要なのです。
おすすめの使い道
では、ようやくおすすめの使い道について紹介します。
筆者のおすすめの使い道は、「将来の教育費の備え」「旅行」「期間限定の習い事」の3つです。
将来の教育費の備え
子ども一人が大学を卒業するまでにかかる費用は、文部科学省の調査によると全て公立にかよったとしても、1,000万円ほどかかるという結果が出ています。しかし、私立に通ったり、受験のための塾に通ったり、大学から1人暮らしをするための仕送りなども合わせれば、費用は更に跳ね上がるでしょう。膨大な金額に膨れ上がる可能性のある教育費、児童手当からも備えておくに越したことはありません。
支給された児童手当は銀行にただ預金するだけでなく、ジュニアNISAなどに利用するのもおすすめです。筆者は実際に2020年からジュニアNISAを開始しましたが、現在元本よりも+15%ほどの評価額になっています。ジュニアNISAは元本割れのリスクもはらみますが、銀行の定期預金金利が高いところでも0.2%ほどであることを考えると、「増やす」ことに関してはかなり有用であると言えます。
旅行
将来のための教育費も大事ですが、今現在の思い出を作ることも同じくらい大切なことです。児童手当の使い道として、旅行にあてることも強くおすすめします。
特におすすめするのは、子どもが幼いうちに旅行へ行くことです。子供が成長すると、やがて学業や部活で忙しくなり、家族で予定を合わせることが難しくなっていくためです。筆者は子どもが未就学児の間に、よく平日に旅行へ行きました。平日なら土日よりも宿泊費が安いですし、観光地も混雑していません。未就学児だと交通費や宿泊費がかからない所も多いため、その分アクティビティにお金をかけたり、旅行の回数そのものを増やすこともできました。小学校へ通うようになると、平日に気軽に休むことは勉強面なども考えると中々難しくなってくるので、未就学児の間の平日に行ってしまうのがおすすめです。
「未就学児が旅行に行っても、どうせほとんど覚えていないんじゃ・・・」と思われるかもしれませんが、筆者の子どもは6歳の時に「3歳の時に行った遊園地のあの乗り物が良かった。途中で食べたあれが美味しかった。」とかなり具体的に話していました。幼い時の旅行の経験は、けっして無駄にはならないのでおすすめです。
期間限定の習い事
三つ目のおすすめは「期間限定の習い事」です。例えば、未就園児など幼い時期限定のリトミック教室や、親子でいっしょにやる体操教室、もう少し大きくなれば回数が決まっているプログラミング教室や他の習い事などもおすすめです。筆者は子どもが6歳の時、小学校に入学するまでの数か月間限定で、文字の書き方教室に通わせていましたが、小学校の勉強うの下準備にもなりましたし、ゴールが最初から見えている習い事なので、子ども自身のモチベーションも途中で下がることがありませんでした。
なぜ期間限定の習い事なのかというと、児童手当をあてにして継続的な習い事を始めてしまうと、「児童手当の危険な使い道」で紹介したように、もし手当が減額・対象外になった時に、それを理由に習い事を辞めなければいけなくなるからです。経済的な理由で子どもに習い事を辞めてもらうのは、心苦しい物です。子ども自身がその習い事が大好きで、意欲的に取り組んでいるのならば、尚更心苦しいでしょう。
継続的な習い事は児童手当をあてにせず、毎月の生活費から費用を捻出すべきです。
まとめ:児童手当に頼り過ぎた使い方をしなければ大丈夫!
児童手当のおすすめの使い道について、「将来の教育費の備え」「旅行」「期間限定の習い事」の3つを紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。
もちろん、この3つ以外にも有用な使い道はまだまだあるでしょうが、「児童手当は不変の制度ではないこと」「児童手当ありきの継続的な支払はしないこと」この2点に注意していれば、もし今後児童手当が改悪されることがあったとしても、家庭に大きな影響は与えずにすむでしょう。
総額およそ200万円にもなる児童手当、将来そして今現在のために、無駄のないよう使っていきたいものですね。