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借金返済が厳しいときは債務整理を!任意整理で借金完済した体験談も紹介

わたしがはじめて借金をしたきっかけは、給料日前の生活費のつなぎとしての借り入れでした。

その後ギャンブルや娯楽にのめり込み、借金は雪だるま式に膨張しました。

半年後には当初2万円だった借金があっという間に100万円を越してしまいました。

この記事では、借金してから返済不能に陥り、債務整理をして再起するまでの一連の流れをわたしの体験を元にお伝えします。

【体験談】借金依存体質に陥ったきっかけ

生まれたばかりの赤ちゃんは借金依存体質ではありません。

当たり前のことですが、人は生活環境によって体質が変化します。

借金することは最初負い目を感じますが、それが許されることで安心し、依存します。

ここではわたしが借金依存体質に陥ったきっかけをお伝えします。

「ちょっとだけなら」の軽い気持ちで消費者金融から借り入れした2万円

当時19歳。

毎月手取り額17万円の給料で何不自由なく生活していました。

ところが年末12月は出費がかさみ、しかも年明けが給料日のためそれまでの生活費が足りませんでした。

おそるおそる消費者金融の無人契約機に行き、約30分の手続き後2万円借り入れました。

給料日までの10日間を2万円で乗り切ろうと決心したわたしの気持ちをよそに、消費者金融の借り入れ可能額はあと8万円枠がありました。

それがわたしの決心を大きく揺さぶりました。

「あと8万円借りられる」という甘い誘惑

年末年始を2万円で乗り切ると一旦は決心しましたが、頭の中ではずっと「あと8万円借りられる」という甘い誘惑にさいなまれていました。

それに加え、年末年始のヒマな時間がわたしをギャンブルにいざないました。

「3万円くらい借りて、勝てば全部チャラにできるかも」

そう考えてしまったときにはすでに、借金依存体質に侵されていました。

結果はそううまくいくはずもなく、気づけば8万円あった借り入れ可能額が0に。

「負けた分を取り返す」ギャンブルの目的が楽しむことから取り返すことにすりかわっていた

最初2万円で年末年始を乗り切るつもりでいたのに、ギャンブルに興じたことで借り入れ可能額の8万円も使い果たしました。

そこで自分の愚かさを反省していればよかったものの、時すでに遅し。

その時のわたしは別の消費者金融から再度借り入れ、失ったお金を取り戻すことに執着していました。

おそるおそる消費者金融の無人契約機に足を踏み入れた最初の自分の姿は、もうどこにもありませんでした。

借金返済不能に陥るまで

ここでは、借金返済開始から借金返済不能に陥るまでの流れをお伝えします。

借金返済期間の長期化

当初の借金負債額は、ギャンブル以外にも出費がかさみ、消費者金融件数3件で合計30万円に膨れ上がっていました。

毎月の最低返済額は3件合計で15,000円だったので、そのときは滞ることなく返済できていたのです。

ところが、最低返済額というのは約半分が利息で徴収されます。

なので毎月減る元金の額は微々たるものです。

そうなると必然的に借金返済期間は長期化します。

借り入れ可能額の増額

消費者金融からの借り入れ期間が長期化すると、借り入れ可能額の増額をすすめられます。

借金の返済遅延がないのが前提ですが、一定期間滞りなく返済していると、優良顧客とみなされて借り入れ可能額の増額を提案されます。

借金依存体質になっていると、借り入れ可能額の増額は警戒心よりも「さらに借りられる」というお得感が強くなります。

借金の負債総額過多により返済不能に

複数の消費者金融からの借り入れ可能額の増額によって、毎月の最低返済額が膨らみ、利息のみの返済にとどまってしまいます。

その結果、元金は一切減らなくなり、最終的に返済不能に陥るのです。

自力での借金返済が厳しいときの打開策

ここでは、自力での借金返済不能に陥った時の改善策をわたしの体験を踏まえてお伝えします。

任意整理

わたしは消費者金融5社から合計で500万円の借金を抱えました。

しかも各5社の借入額に対する利率は、当時(25年前)29.0%。

借金返済を滞りなく5年間継続しましたが、元金はほとんど減りませんでした。

このままでは借金完済は不可能だと感じたわたしは、「任意整理」に踏み切ります。

任意整理とは、債権者(消費者金融などの貸金業者)に対して、毎月の返済額の減額と利息カットを要望して交渉することです。

交渉した結果、5社のうち1社は100万円あった借り入れ残高が0になり、返済免除になりました。

毎月29.0%の利息を払い続けたことで過払い金が発生し、その額が100万円をこえていたことで返済免除に至ったのです。

その他の4社も、借金返済免除とまではいきませんでしたが、利息カットと毎月の返済額の減額を了承してもらえました。

その結果、500万円あった借金が120万円になり、毎月の最低返済額も8万円から2万円に減額されたのです。

金利29.0%はたしかに暴利ですが、それを承知で借り入れしたのも自分なので、貸金業者に対して助けてもらった恩があります。

任意整理に応じていただいたことに感謝し、滞りなく返済したことによって無事借金を全額完済できました。

借金返済不能になっても絶望する必要なし

借金は自力で完済するにこしたことはありませんが、やむを得ず自力での借金返済不能に陥る可能性は誰にでもあります。

1人で悩んで絶望するのではなく、わたしのように改善策を利用して借金を完済し、明るい人生の第1歩を踏み出していただけたら幸いです。

  • この記事を書いた人

マネーリテラシー編集部

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