シール貼りとは、商品のパッケージや郵便物にシールやラベルを貼る作業です。
副業容認を企業に後押しする近年の政府の意向もあり、副業人気が高まっています。
その中で内職としてのシール貼りも同様に人気が殺到中です。
本記事ではシール貼りについて、その内容と具体的な仕事方法をお伝えしていきます。
単価は安く見られがちですが、単純作業でとっつきやすく、ハマる人にはハマるお仕事です。
一緒に紐解いていきましょう。
シール貼りの具体例
以下のような作業があります。
・商品の値札やバーコード
・食品包装への栄養成分表示シール
・パンフレット等の訂正シール
・雑貨リスト等のリボンシール
・ピンセットを使って貼る極小シール
内職におけるシール貼りは、原材料一式を発注者側に取りに行き、作業が終わったら同じ会社に納品に行くケースが多くあります。
シール貼りセット一式をお住いの住所に配送してもらえる場合もありますが、基本的に会社に撮りに行くことのほうが多く、このようなケースはまれです(※配送先エリアに自宅が含まれているかは、事前に確認しておきましょう)。
また、原材料は一式を段ボールで受け取ります。
実際に内職する際、その段ボールを横目にこつこつとシール貼りをしていくことになります。
シール貼りの具体的な仕事内容
・仕様書や見本を見ながら、決められた箇所にシールを貼る
・たまに、ミリ単位で調整してきっちり貼るものや、商品を袋詰めしたのちにシールを貼る等の付随作業を伴うものもあり
※その場合は単価が上がることも多いです
・最終的に、出来たシールの数を数える必要あり
ものによっては10や100ずつの小分けにして梱包する必要もあります。
最終的に総数を数える必要があり、求められている個数と合っていないと数え直しになります。
ここが一番気を遣う部分ですね。
内職の魅力
内職の魅力は何といっても、「時間と場所を選ばないこと」です。
通常の仕事と内職の違い
通常の仕事 | 内職 | |
出勤時間 | 毎日決まった時間 | 自由に確保できる |
勤務場所 | 職場 | 自宅 |
育児家事等ほかのタスク | 優先しづらく仕事が第一 | 育児家事の合間に仕事することも可能 |
体調不良の際 | 無理してでも出勤する必要あり | 必要に応じて休むことも可能 |
職場の人間関係 | ストレスに感じることも | ほぼゼロ(原材料を取りに行く際、納品の際に若干関わる) |
通勤時間 | 毎日発生 | ゼロ |
スキマ時間の活用 | 職場以外でのスキマ時間に仕事を持ち込み業務することは難しい(情報漏洩のリスク対策等) | 工夫次第でスキマ時間に進めることも可能 |
以上の特徴があります。
納期を守ることは必須ですが、納期さえ守れば、どの時間に何をしていようが関係ありません。
そういった意味で、誰にとっても始めやすい仕事と言えるでしょう。
内職シール貼りの単価
シール貼りの相場単価は、0.3円〜1円/1枚 程度です。
材料を自分で取りに行かず、自宅に配送してもらうケースだと、配送料がかかる分、単価も安くなりがちです。
シール貼りでの1ヶ月あたり収入平均は、1〜3万円/月 です。
ですが、これは作業時間によって変わってきます。
シール貼りのような、やればやるだけお金がもらえるお仕事の場合、朝早い時間帯や日中のスキマ時間、夜遅くの時間帯等で変わります。
また、そもそもシール貼りのような単調作業が得意という方の場合、作業時間を増やせたり、仕事そのものの効率が良かったりするので、人によってはもっと稼ぐことも可能です。
稼ぐ人の中には0.5円/1枚 のシール貼りを1,200枚/1時間 × 一日5時間こなし(3,000円/1日)、25日作業して75,000円/月 稼ぐ人もいます。
また、ピンセットを使って貼るような内職だと5〜10円/1枚 のケースもあるようです。
ここまでくると、ピンセットを使ったシール貼りそのものが好きでなければ難しいかもしれません。
内職始め副業では、好きなものや得意なものを仕事にする方が結果的に高いリターンが得られる傾向にあります。
シール貼りを効率的にやるコツ
・とにかく集中できる時間帯に数をこなす
人間は、疲れている時や目を覚ました直後などは、集中できないものです。
そんな時に納期に迫られて無理やりシール貼りをしていたら、貼り間違えを起こしかねません。
・休憩時間もしっかり確保
人間が一度に集中できる時間は、一般的に連続1時間と言われています。
もちろん個人差があるので、人によっては2〜3時間連続で作業しても集中力が途切れない、という方もいます。
実際に自分でシール貼りをしてみて、自分が集中してできる時間を測りながら始めてみるのも良いでしょう。
この辺りは相性の問題ですね。
・時には音楽を聴いたりテレビを見ながら作業も可
シール貼りは単調作業です。
貼り始めは軌道に乗っていても、段々と疲れてきます。
気分を紛らわせるため、音楽を聴いたりテレビを見ながら作業することも、貼り間違いをしない限りは大いにありです。
集中力が切れてきても、ちょっとした娯楽も取り入れながらミスなく作業できる方はお試しください。
・意外に夜もおすすめ
シール貼りのような単純作業は、子供を寝かしつけた後などの深夜もオススメです。
この時間なら子供も寝ている上、仕事の電話等が鳴ることも少ない傾向にあります。
自分の時間が確保しやすいので、作業量を確保しやすいでしょう。
シール貼りで気をつけること
・貼り間違いをしない
シールは一度貼ると、その粘着力から、貼り付け直後であっても剥がしにくいことが多くあります。
貼り間違えることが無いよう、集中できる時に一気に仕上げたいですね。
・納期は守る
当たり前の事ですが、仕事である以上納期は守りましょう。
納期を守れず、また遅れそうな時に事前連絡もしていなければ、次から仕事をもらえることはないと思っておいた方がいいでしょう。
発注者によっては、納期が遅れると報酬を減額するところもあります。
内職といっても仕事であり、発注者側と受注者側の信頼関係で成り立っています。
通常の仕事と同じですので、基本的なことは守るようにしましょう。
そして、どうしても納期に遅れそうな時は、事前に連絡してください。
・広いスペースを確保
シール貼りの際には、納品物やシール等、作業するために広いスペースが必要になります。
扇風機やエアコンの風などでシールが飛んでいき、近くに置いていた雑誌や文房具などに入り込んで分からなくなったといったことのないよう、スペースは広く確保しておきましょう。
内職シール貼りの見つけ方
インターネットで探す(indeedがおすすめ)
インターネットですぐに出てきます。
ですが、シール貼りとは無関係の仕事がヒットすることも多いため、中身をしっかり確認しましょう。
ハローワークや求人雑誌で探す
地元の情報誌を閲覧することで比較的容易に見つけやすい場合もあります。
ただしこの場合、出勤前提の仕事であることも多いため、しっかり確認しましょう。
「内職市場」で探す
シール貼りのように、簡単作業だけど手間のかかる仕事を発注したい企業側と、内職を探している人とを繋げるインターネットサイトです。
※最初に登録や説明会の受講が必要です。
シール貼りの場合、会社まで材料を取りに行く必要はありますが、その後に仕事が受注できます。
※自宅の近隣に店舗がなければなりませんので、お住まいのエリアによってはお仕事が受けられないことも。
シール貼り案件の多い時期を狙う
クリスマスやハロウィン、新生活シーズンなど、イベント時の前には求人が増える傾向にあります。
その時期を狙って、探してみるのもありです。
終わりに(目的意識を明確に)
シール貼りについて紹介してきました。
シール貼りは単純な分、単価が安いためわざわざ受注し仕事をしても、拘束時間に見合う収入が得られないケースが多い場合があります。
内職や副業をする場合、何のためにお金を稼ぐのかを予め意識しておきましょう。
小遣い程度の稼ぎでいいのであれば、シール貼りのお仕事は手頃です。
またシール貼りなど単純作業することがストレス発散になる人の場合は、気分転換しつつ収入増加も見込めます。
お金を稼ぐ目的が不明確なまま始めると、長続きしません。
あなたにとっての目標をしっかり意識したうえで、始めてみましょう。
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