小学生が作ったNFTアートが総額4,000万円を超えたことをきっかけに、NFTアートがいま、注目されています。
そのNFTアートをスマホから出品・販売できます。
とはいえ、
「NFTアートを作成する際、どのスマホアプリを使用したらいいのか分からない。」
「NFTアートの販売の始め方に不安がある。」
「NFTアートを始める際に、気をつけることを知りたい。」
という意見が多く見られます。
そこで本記事では、NFT作成時におすすめのスマホアプリやNFTアートの始め方、始める際に注意すべきことを紹介します。
本記事を読みしっかり行動すれば、NFTアートで稼げます。
NFTアートとは
結論としては、唯一無二のデジタルアートです。
今までイラストや写真などのデジタルアートはコピーされ、SNSで拡散されていました。
そのため、デジタルアートは直ぐに、価値を失っていました。
しかしイラストや写真の所有権を証明するNFTがデジタルアートに活用されたことで、デジタルアートは唯一無二の存在になり、価値を維持できるようになりました。
NFTアート作成時におすすめのスマホアプリ
おすすめアプリ1:8bit painter
8bit painterは、簡単にドット絵を作れるスマホアプリです。
指で絵を描くように画面をなぞれば、ドット絵を作れます。
また、画像や写真をインポートするだけで、ドット絵を作ることができます。
そのため、絵を描くことが苦手な人でもドット絵を作れます。
おすすめアプリ2:ibis paint X
イラストを作成できるスマホアプリです。
ペンや素材の種類が多く、様々なイラストを作成することができます。
また、アマチュアだけでなく、プロの方も使用しているツールのため、上手にイラストを描くコツを紹介した動画などが多く見られます。
おすすめアプリ3:Canva
写真加工や動画編集ができるスマホアプリです。
Canvaには様々なテンプレートや写真があります。
そのテンプレートや写真を使用することにより、初心者の方でもプロがデザインしたような画像を簡単に作れます。
NFTアートをスマホで出品・販売する方法
今回は 2017年にリリースされた老舗NFTプラットフォーム・Openseaを利用したNFTアートの出品・販売方法を紹介します。
一部のNFTプラットフォームは、一般ユーザーからのNFTアート等の出品を認めていません。
しかし、Openseaでは、一般の方でもNFTアートを出品・販売できます。
またOpenseaの取引総額は、すべてのNFTプラットフォームの中で1位になっています。
平均売買価格は、約6万円となっています。
方法1:仮想通貨ウォレット・メタマスクをインストール
Openseaを通じて作成したNFTアートを販売する際に、メタマスクを通じて手数料を支払う必要があります。
そのため、事前にスマホのApp StoreやAndroidからメタマスクをダウンロードします。
またメタマスクとは、イーサリアムなどの仮想通貨を管理できるウォレットです。
メタマスクのスマホアプリは資金残高をわかりやすく表示しています。
顔認証機能も備えています。
そのため、初めて仮想通貨ウォレットを利用される方でも使いやすいです。
方法2:コインチェックでイーサリアムを購入後、メタマスクに送金
NTF出品・購入に必要な仮想通貨イーサリアムは、取引所コインチェックで購入しましょう。
出品の際にかかる手数料はイーサリアムなどの仮想通貨で支払う必要があるからです。
コインチェックに登録し、イーサリアムを購入する際、メールアドレスと本人確認書類、日本円が必要となります。
イーサリアムを購入後、インストールしたMetamaskに送金します。
方法3:Openseaのアプリをインストールし、メタマスクと接続
初めにOpenseaのアプリをインストールします。
Openseaのスマホアプリは、App StoreとAndroidからダウンロードできます。
その後メタマスクを起動し、画面左上にある「=」をタップします。
また「ブラウザ」をタップします。
「https://opensea.io」を検索し、Openseaにアクセスします。
次にOpenseaの右上「=」をタップ後、「Connect wallet」ボタンが表示されます。
「Connect wallet」をタップし、メタマスクを選択します。
これにより、Openseaとメタマスクを接続できました。
方法3:Openseaの「Profile」設定
Openseaの右上「=」をタップします。
「Account」をタップ後、「Account Settings」が表示されます。
さらに「Profile」をタップし、設定ページに移動できます。
設定ページ内に表示される用語の解説をします。
- Username:名前
- Bio:自己紹介文
- Links:SNSアカウントやWebサイト
- Profile Image:アイコン
- Profile Banner:プロフィール上部の背景画像
「Profile」を設定することで、Openseaを使用できます。
方法4:Openseaの「My Collections」の設定
コレクションは、NFTアートを管理するフォルダのようなものです。
このMy Collectionsの中に、作成したNFTアートを保管します。
Openseaの右上「=」をタップします。
「Account」をタップ後、「My Collections」が表示されます。
ページ内の「Create a collection」ボタンをタップすることで、コレクション設定ページに移動できます。
設定ページ内に表示されている用語の解説をします。
- Logo image:コレクションのアイコン
- Featured imag:コレクションの一覧ページでアイコンの上に表示される画像
- Banner image:コレクションページでアイコンの上に表示される画像です。
- Name:My Collectionsの名前を決めることができます。
- URL:コレクションのURLを設定します。
- Description:コレクションのコンセプトを記入します。
- Category:出品するNFTのカテゴリーを選択します。
- Links:紐付けたいSNSを入力します。
- Creator Earnings:ロイヤリティを設定できます。
ロイヤリティはユーザーが作成したNFTアートが再販された場合、ユーザーに入ってくるお金です。Openseaでは2.5%から10%の間で設定できます。
入力後、「Your payout wallet address」が表示されます。
今回はメタマスクのアドレスを入力します。
Blockchain:NFTアートを出品する際に使用するブロックチェーンを設定します。
イーサリアムを選択した場合、ガス代が発生します。
ポリゴンを選択した場合、無料で出品・販売できますが、ポリゴンはイーサリアムより利用者が多くありません。
Explicit & sensitive content:センシティブな内容が含まれる場合のみチェックして下さい。
入力が完了したら、「Create」ボタンをタップします。
方法5:スマホでNFTアートを作成する
メタマスクからOpenseaにアクセスし、「Create」ボタンをタップします。
NFTアート作成ページ内に表示されている用語の解説をします。
- Image, Video, Audio or 3D Model:作成したデジタルアートを選択しアップロードします。
- Name:アップロードしたデジタルアートの名前を設定します。
- External link:作成したアートの紹介やこだわったポイントなどをまとめたWebサイトのURLを入力できます。
- Description:作品のコンセプトなどを伝えることができます。
- Collection:アイテムを管理するコレクションを選択します。
- PropertiesとLevels:アイテムページに表示される追加情報を登録できます。
作品の特徴や名前等を設定することで、作品のフィルタリングができます。
- Blockchain:売買に使うブロックチェーンを選択できます。
- Freeze metadata:デジタルアートをIPFSにアップロードできます。
IPFSにアップロードすることで、Openseaのサービスが停止した場合でも
作成したデジタルアートを残すことができます。
最後に「Create」ボタンをタップします。
これにより、登録することができました。
方法6:NFTアートを出品する
画面の右下の「Sell」ボタンをタップし、販売方法や販売期間を設定します。
設定ページに表示されている用語を解説します。
- Fixed Price:固定価格での販売
- Timed Auction:オークション形式での販売、このオークション形式での販売は、ブロックチェーンをイーサリアムに登録した方のみ可能です。
- Duration:販売期間、最長6ヶ月で設定できます。
Openseaを初めて利用し、出品される方は、手数料を支払う必要があります。
2回目以降は、手数料を支払う必要がありません。
支払完了後、NFTアートを出品できます。
NFTアートの出品を始める際の注意点
ここからは、NFTアートをスマホで出品する際の注意点を解説していきます。
SNSやブログを使う
NFTアートを始める際の1つ目の注意点は、SNSやブログを通じて、作成したNFTアートのコンセプトやこだわった点などを伝えることです。
Openseaではあらゆる人がNFTアートを出品できるため、一般の方の作品が注目を集めることは難しいです。
そのため、出品者はSNSやブログを通じ、NFTアートのコンセプト等を伝え、存在感を高めていくことが大切です。
またファンを獲得できた後は、ファンに向けた情報発信を行うなど、ファンとの信頼関係を築いていくことが重要となります。
トレンドを意識したNFTアートを作成する
NFTアートを始める際の2つ目の注意点は、トレンドを意識したNFTアートを出品することです。
上で挙げた通り、Openseaでは多くの作品が出品されています。
そのため、トレンドを意識したNFTアートを作り、存在感を高めることが大切です。
「DappRadar」や「NonFungible」は日本語に対応していませんが、トレンドを把握する上で重要なツールです。
「DappRadar」では、直近に購入されたNFTアートを把握できます。
さらに購入価格でランキングがつけられています。
そのため、人気なNFTアートを簡単に把握できます。
また、「DappRadar」では、OpenseaなどのNFTマーケットプレイスの状況も把握できます。
「NonFungible」では、直近7日間で購入されたNFTアートを把握できます。
また、定期的にNFT業界の動向に関するレポートをリリースしています。
そのため、NFT業界全体を把握することに役に立ちます。
まとめ
上で挙げたツールは、すべてユーザーが使いやすいように工夫されたものです。
そのため、スマホで初めてNFTアートを作成し、Openseaで販売することに挑戦する方でもスムーズに行えます。
NFTアートで稼いでみませんか。
ライター:KATSU