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「車譲ります」は本当に無料?タダでもかかるお金と手間をまとめます【体験談】

人生で大きくお金のかかる買い物である車。車を無料で譲ってもらえれば、もっとほかのことにお金を回すことができますよね。

必要書類だけそろえて面倒な手続きを業者に依頼して2万円程度の出費で車を手に入れることはできます。

一方、タダより高いものはない、とも言います。整備不良の車を譲られたら、あとで整備のお金がかかったり、場合によっては事故につながらないとも言い切れません。

ここでは、無料で車を譲ってもらう場合の手続きやかかるお金について解説し、無料で車を譲ってもらうためにやるべきことを紹介していきます。

車を譲ってもらえる場合とは?

車の購入を検討していると、都合よく車を無料で手に入れられたらなあ、と考える人は少なくないでしょう。

中古でも何十万とかかるため、お金をかけずに車を入手できればお財布にはとてもやさしいですよね。

中古車販売店で買うよりは少々の手間がかかるとはいえ、車を無料で譲ってもらう方法はあります。

東京などの都市部から地方に転勤になった場合や子供が生まれて自転車やバス、電車だけではきつくなってくる場合、収入は増える当てがない状態で何十万もの出費は避けたいところ。

そんな時、車を無料で譲ってもらう方法を検討してみてもいいのではないでしょうか。

車を譲ってもらえる場合を主に2つ紹介していきます。

家族や友人、知人から譲ってもらう場合

まずは、家族や友人、知人から譲ってもらう場合です。この場合、お互い身元がしっかりしているため、あまり変な車を譲られるリスクが少ないという利点があります。一方で、自分が車を欲しいというタイミングに都合よく家族や友人、知人が車を手放したいか、というマッチングの問題があります。

ジモティーなどの掲示板で車を譲りたい人を見つける場合

もう一つは、ジモティーなどの掲示板で車を譲りたい人を見つける場合です。

この場合、家族や友人、知人よりもより広い範囲で探すことができます。しかし、車の条件が自分の希望とマッチするか、よく確認する必要があります。

また、販売店が間に入らないため、詳細な問い合わせをきちんとしなければなりません。車に対する希望があまりなければ、掲示板でも十分車を探し出すことはできるでしょう。

車を譲ってもらえる場合は完全に無料?

中古車を買う場合、広告に表示されているのは車両本体の価格であることが多く見られますが、実際には諸費用をプラスした乗り出し価格が車の購入にかかる総額となります。

車を譲ってもらう場合、タダになるのは車両価格のみとなるため、原則、諸費用は自分負担の費用となると考えましょう。

諸費用については、下記のものがあります。これらは、新車を買おうが中古車を買おうが、必ずかかってくる金額となります。

・自動車税

・車庫証明書交付費用:2,500円~3,000円程度

・ナンバープレート代:1,500円程度

・その他名義変更に使用する必要書類の取得費用など

また、手続きを業者に依頼する場合は代行手数料もかかります。

私の場合は中古車ディーラーに依頼しましたが、手数料が8,000円程度だったと記憶しています。

もちろん、ご自身で名義変更手続きを行う場合は手数料はかかりません。

車を譲ってもらうと買う場合と比べて手間がかかる?

車の譲渡手続きでは名義変更が必要です。

譲ってもらう場合、車を譲ってもらってから名義変更手続きを行う必要があり、中古車購入と比べて若干手間がかかります。

まずは、業者に手続きを代行する場合の必要書類を見ていきましょう。

  • ・譲渡証明書(旧所有者の実印の押印があるもの)
  • ・旧所有者の印鑑証明書(発行日から3ヵ月以内のもの)
  • ・新所有者の印鑑証明書(発行日から3ヵ月以内のもの)
  • ・旧所有者の委任状(旧所有者の実印の押印があるもの)
  • ・新所有者の委任状(新所有者の実印の押印があるもの)
  • ・車検証(車検が切れていないこと)
  • ・新使用者の車庫証明書(発行日から1ヵ月以内のもの)

見ての通り、旧所有者(車を譲る人)から譲渡証明書、委任状、印鑑証明書をもらう必要があります。

購入の場合は旧所有者からの書類取得は中古車屋さんがやりますが、譲ってもらう場合は自分で行わなければなりません。

この手間がかかる点を名義変更手続きを行うにあたって頭に入れておきましょう。実際、私が車を譲ってもらった際も旧所有者このやり取りが結構面倒でした。

そのため、車を譲ってもらえることが決まったら、旧所有者からこれらの書類を早めにもらうよう、動いたほうがいいでしょう。

なお、委任状は譲渡の場合は、車の旧所有者も新所有者もどちらも下のほうの委任者欄に記入・捺印する必要があります。

私はこれを勘違いして、受任者に自分の名前を書いてもう一度旧所有者から委任状を送ってもらったことがありました・・・。

・譲渡証明書(国土交通省フォーマット)

譲渡証明書(国土交通省フォーマット)

・委任状(国土交通省フォーマット)

委任状(国土交通省フォーマット)

ご自身で名義変更手続きを行う場合、さらに下記の3種類の書類をそろえる必要があります。

こちらは当日準備することが可能です。

・手数料納付書

・自動車税(環境性能割・種別割)申告書

・申請書(第1号様式)

さて、書類的には代行業者へ依頼するのもご自身で手続きを行うのも、さほど変わりないようですが、陸運局に行って手続きをできるのは平日のみです。

しかも、住んでいる場所によっては陸運局まで遠いため、一日仕事となります。

近い場所でも半日程度はつぶれます。

そのため、よほど自分で手続きをしたいという希望がある方でなければ、代行手数料を払って業者に名義変更手続きを依頼する方がかかる時間と出費のバランスが良いでしょう。

業者に手続きを依頼すれば、平日仕事をしている間にすべて済ませてもらえるため、時間が効率よく使えます。

車を譲ってもらう場合の注意ポイント

車検時期がいつなのかも確認しましょう。できれば車検時期が先のものがいいのは言う間でもありませんが、いつかはかかってくる出費です。

すぐに車検があるとわかっていれば譲渡前に費用の準備ができますが、すぐに車検があるとわからずに譲ってもらい、譲渡後に車検代の工面に慌てなければならないのでは目も当てられません。

そして重要なのが、整備状況の確認です。整備不良の車を引き当てないよう、整備状況や年式、走行距離、事故歴の有無などを相手に確認しましょう。

無料で譲ってもらったのはいいものの、乗り出してすぐにタイヤ交換が必要となったり、バッテリーが弱くて交換が必要となったりすると、結局は高くついてしまうこととなります。

ただ、自分が車に詳しい場合でなければ、整備状況の良しあしを確実に判断はできないことが多いでしょう。

車を譲ってもらうということは、そういったリスクを負うということは頭に置いておいてください。

もし車の状況に少しでも不備があったら困る場合や、譲ってくれる人の受け答えに疑問がある場合は、無理に車を譲ってもらう方法を検討するより、中古車購入を視野に入れたほうがいいでしょう。

まとめ

ジモティーなどのインターネット掲示板が発達した現在、友人知人がいなくても車を譲ってもらうのは難しくなくなりました。

必要書類をそろえ、代行業者に数千円程度で依頼すれば手続き代行もしてもらえるため、乗り出し2万円程度で車を手に入れることはできます。

しかし、車の目利きでなければ、素人取引のリスクがあります。

雑貨とは違って命を預かってもらうもののため、自信がなければ無理に無料で譲ってもらうことにこだわらないほうがいいでしょう。

ライター名:M.サワダ

  • この記事を書いた人

マネーリテラシー編集部

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