美容師という職業は平均年収が300万円台前半で長い拘束時間を考慮すると決して高いとは言えません。
「もう少し収入を上がれば良いのに・・・」
「副業もしたい」
と考えている方もいると思います。
この記事は
- 美容師をしながらできる副業
- 副業の向き不向きと収入以外のメリット
について副業の経験のある美容師が解説しています。
この記事の内容で適切な副業を始めると、収入を大きく上げることも可能です。
ぜひ参考にして金銭的な余裕を生み、より成長を加速させることに役立ててください。
【美容師の副業】目的に合わせて選ぶ
効率的に副業を選ぶには目的を明確にしておく必要があります。
しっかり働いてすぐにお金が欲しいのか、スキマ時間に少しでもお金を稼ぐことができれば良いのかといった収入のペースと美容師としてのスキルアップや集客につなげたいといったプラスの目的が基準になります。
今後のことを考えて、美容師以外のスキルを身につけられる副業を選ぶのもおすすめです。
副業としてできるものにはたくさんの種類があります。
ただ美容師は一日の拘束時間が長く、休憩も決まった時間にとることができないことも多いのでできることや時間にも制限があります。
どういった目的で、どれくらいの時間を使うことができるのかを再度確認しましょう。
【美容師の副業】おすすめ6選
美容師をしながらできる副業からおすすめの6つについて実際に筆者が感じたことも踏まえて解説します。
コンテンツ販売
美容師に一番おすすめの副業です。
自分の今持っている知識を文章や音声、動画といった手段で販売します。需要やクオリティーによって金額は数百円から数万円と幅が広いです。
趣味や特技はもちろん美容師としてのスキルをそのまま活かすことができるため、すぐに自分のペースで取り組むことができます。
特化技術を美容師に講義をする、キッズカットやセルフカットの内容をまとめる、ヘアケアの相談に答えるといった方法です
。サービス提供アプリ「ココナラ」やコンテンツプラットフォーム「note」の利用は即金性も高いです。
アウトプットが多く、販売する内容に対しての意識も上がるため必然的にスキルアップやインプットを早められることもメリットです。
クラウドソーシング
企業等が外注している作業を受けることで決められた報酬が得られます。
作業の種類はかなり豊富なので全く違う仕事を経験できます。
簡単な作業は単価が低く、大きく稼ぐには時間が必要ですが今の知識や経験に自信がない場合にもおすすめです。
自宅やスキマ時間にでき、自分の知識を活かすこともできる作業もあるため「クラウドワークス」や「ランサーズ」といった大手クラウドソーシングサイトに登録してチェックしましょう。
広告収入
「YouTube」やブログといった広告での宣伝活動で収入を得る方法です。
コンテンツ販売と近い部分がありますが、影響力が必要なので収益を得るまでには時間がかかります。一番集客につながるので取り組んでいる美容師も非常に多いです。
周りに気付かれやすく、本業に迷惑がかかる内容の発信は訴訟や解雇等につながる可能性もあるため注意しておきましょう。
ポイ活
アンケートに答えたり、サービスに登録したりすることでポイントが得られます。ポイントを直接換金できるサイトもあるので即金性は高いです。手軽にできるのでスキマ時間におすすめです。大きく稼ぐにはコツと時間がかなり必要なのでアプリゲームをする代わりといった使い方も効果的です。
アルバイト
決まった時間で確実にお金を稼ぐにはアルバイトが一番です。
宅配サービスの「UberEats」をしている美容師も多く、日雇いやすぐに働けるサービスも増えているため気軽に挑戦できます。
全く違う仕事に触れられますが、ほとんどが決まった時間と体力が必要なので周りに気付かれることや体力面の不安がデメリットです。
派遣・訪問美容師
派遣や訪問サービスに登録することで他の場所で美容師として活動できます。お客様の層や作業内容の違いから本業のスキルアップに直接つながります。
働き方やお店を変えることも検討している場合は視野を広げるという意味でもおすすめですが、本業と時間帯が重なることや体力面の不安は大きな課題になります。
即金性 | スキルアップ(美容師) | 時間の融通 | |
---|---|---|---|
コンテンツ販売 | ◎ | ○ | ○ |
クラウドソーシング | ○ | △ | ◎ |
広告収入 | × | ○ | ○ |
ポイ活 | ◎ | × | ◎ |
アルバイト | ○ | × | △ |
派遣・訪問美容師美容師 | ○ | ◎ | × |
【美容師の副業】注意点
副業が盛んになっている昨今ですが、美容師の副業には注意するべきこともあります。
3つの注意点があるため、確認してトラブルや後悔を回避してください。
副業が禁止されている
美容室によっては副業を禁止しているお店もあります。法律では副業を禁止することはできませんが、お店の意向に反すると居づらくなったり、良くない扱いを受けたりすることもあるので注意してください。状況を相談をして許可をもらうのが一番です。
お店のプラスにもなるような集客の可能性をもった副業を選ぶことをおすすめします。
確定申告が必要になる
副業も年間の収入が20万円以上の場合は確定申告が必要です。手間が増えることや本業の勤め先に気付かれることがあります。常に現状は把握しておきましょう。
20万以下でも住民税に変動があるため、源泉徴収でない場合は申告は必要です。
本業に支障をきたす
副業を始めるには睡眠不足や疲労といった体力面の不安もあります。
今までに残されていた時間と体力を注ぐため、本業とのバランスをとらなければなりません。
本業のパフォーマンスが下がらないような副業からスキマ時間を使って始めていくことがおすすめです。
美容師におすすめの副業についてのまとめ
美容師の収入を上げる為には副業がおすすめです。
体力や今後のプランを考慮してスキマ時間を使ったことから始めて、スキルアップや集客といったメリットも活かしながら取り組める副業を見つけましょう。
「ライター名:松本タクヤ」