「これから同棲を始めるけど、価値観が合わずに別れてしまいそうで不安」
「同棲は初めてだけど、お金の管理ってどうすればいいの?」
同棲をはじめてからケンカが増え、別れてしまうカップルは少なくありません。
なかでもお金に関する問題は、険悪なムードになりやすいです。
カップルの特徴に合ったお金の管理方法を選ぶことができれば、同棲生活への不安を解消することができます。
ここでは自身の同棲中のケンカを9割減らした筆者が、同棲がうまくいくお金管理をご紹介します。
同棲カップルはどうしてる?別れるのは”お金の価値観の違い“が原因
お金の価値観が人それぞれ違うのは当たり前です。
しかし、価値観が違う二人が生活を始めると、さまざまな問題が生じます。
せっかくあなたが節約のためにスーパーをはしごしても、相手はあなたの価値観を理解できず浪費してしまうかもしれません。
お金の価値観が違うことが理由で、自分ばかり我慢している、とイライラしてしまいます。
一緒にいたくて同棲を始めたのに、お金が理由で険悪になるのは避けたいですよね。
”お金の価値観の違い“を乗り越えるためには、二人に合ったお金の管理方法が必要です。
同棲にかかる生活費は折半がおすすめ!例外もあり
同棲にかかる生活費は完全折半がおすすめ。
生活費の負担割合が違うことを持ち出されたり、負い目に感じたりすることが予想されるからです。インテリアを決める時、旅行先を決める時などに、どちらかに決定権が偏ってしまう可能性があります。
同棲してからも二人が平等でいるためには、生活費の負担も平等にするのがベストです。
例外は、収入差が大きい場合です。多いほうの収入に合わせて高い家賃の家を選んだら、収入が低い方の負担が大きくなります。
よく話し合い、お互いが納得のいくラインを見つけましょう。
同棲カップルの特徴別お金の管理方法4パターン【当てはまるのはどれ?】
カップルの特徴別に4パターンの管理方法を紹介します。二人にぴったりな管理方法を見つけてください。
➀几帳面カップル
・何にどれくらいお金を使ったかはっきりさせたい
・どちらかの支払いが多くなるのは出来るだけ避けたい
そのような二人とも几帳面なカップルの場合は、お互い決まった金額を出し合ってやりくりする方法がおすすめです。生活費の予算が15万円だったら7.5万円ずつ出し合うイメージ。
目安として、記事の最後に筆者が同棲した場合の生活費を紹介しています。
家計簿を共同でつけたい場合には、二人で使えるアプリもあります。
②ずぼらなカップル
・これまでに家計簿がつづいたことがない
・ムダ遣いが多い
お互いがずぼらなカップルには、共有できるクレカを作る方法をおすすめします。
明細が自動で残るため、何にお金を使ったかが分かりやすいからです。
筆者は、チャージして使用するタイプの共有クレカを選びました。(記事の後半で紹介しています)
普通のクレカでは使いすぎてしまいやすいですが、チャージして使用するタイプであればムダ遣いが起こりにくいですよ。
まず大体の生活費をチャージして生活してみると、1か月にいくら必要なのかがわかります。そこで分かった金額をチャージしてやりくりすれば、ずぼらカップルでもお金の管理がうまくいきます。
③正反対カップル
・自分は几帳面だけど相手はずぼら
・相手がお金の管理をきちんとできるとは思えない
性格が正反対なカップルは担当分けする方法がおすすめ。几帳面な人はお金の使い道を把握したいと考えますが、ずぼらな人が家計簿をつけることは困難です。
そこで、ずぼらな方に固定費の支払いをまかせ、几帳面な法が変動費を管理する方法が得策でしょう。
④結婚予定のカップル
・結婚の予定がある
・二人の貯金をどんどん貯めたいと思っている
そのようなカップルは、二人の収入をあわせて管理する方法がおすすめです。
合計金額から生活費や個人のお小遣い、貯金を振り分けます。
貯金がよりサクサク進むメリットがありますが、お小遣い制となるため自由度は低くなります。
結婚資金を貯めるため、といった共通の目標をたてると、お互い納得して家計管理することができますよ。
同棲でお金の管理に成功してるカップルは話し合いをしてる!話し合いにおすすめの項目を紹介
政治の世界で不透明なお金の動きがあると、税金を払っている国民は不信感を感じますよね。カップルのお金管理も同じで、透明性を確保するための“明確化”が必要です。
2人が快適に過ごせる環境をつくるためにも、以下の話し合いは必須です。
▼話し合いにおすすめの項目 ・生活費は折半?分担? ・お財布は別?一緒? ・クレジットカードはつくる?現金のみ? ・生活費の予算は? ・二人の貯金はする? ・生活費が余ったときはどうする?足りないときはどうする? ・共通費は何なら使ってもOK? ・何にお金をかけたいと考えている? |
話し合いの際、一緒に家事分担のルールも決めておくとスムーズに同棲生活をはじめられます。同棲を始めた後は、片方に負担が大きくなっていないか、定期的に見直しましょう。
話し合いを成功させるために特に重視したいポイントと以下で2つ紹介します。
話し合いのポイント1:同棲後は月1回お金と家計のレビュー日をつくると良い
2人が同じ方向を向いていれば摩擦は生まれません。
そこで月に一度、お茶でも飲みながら一緒に家計簿を開き、
・今月は外食にこれくらい使った
・夏までに旅行費を貯めたい
といった話ができれば、これから何があっても協力して乗り越えられる関係性を築くことができます。
毎月第1土曜日などと決めておくと、継続しやすいです。
話し合いのポイント2:共通クレカと現金管理ファイルで同棲でもラクしてお金の管理
お金の管理に便利なのが、クレカと現金管理ファイルです。
同棲の場合は共通クレカをつくることを強くおすすめします。
現金管理のみだと、
・毎回の建てかえに手間がかかる
・家計簿をつけ忘れると、用途不明金になってしまう
といった問題があり、お金の管理が難しくなります。
おすすめなのがワンバンク(旧B/43)というカードです。
出典:ワンバンク
プリペイドカードのような仕組みで、お金をチャージして使います。
・それぞれがクレカを持つことができるため、建て替えの手間を省くことができる
・アプリに明細が残るため、家計簿をつける必要がなくなる
といったメリットがあり、家計管理を格段にラクにしてくれます。
一部のクレカ支払いができない項目がある場合には、現金管理ファイルが便利です。
アナログですが、ファイルを用意することで、お金を用意しわすれたり、後から収支が合わなくなったりする事態を防ぐことができます。
記事の後半で筆者の現金管理ファイルの活用方法を紹介しています。
また、YouTubeで公開されている“給料日ルーティン動画”というジャンルをご存じでしょうか?
1人暮らしの社会人、子育て中の主婦、同棲5年目のカップルなど、様々な状況の方が給料日にお給料を振り分ける様子を映した動画です。
動画内では、お金の管理方法はもちろん、何にいくら使っているのか、どんな工夫をしているのか、毎月の貯金はどれくらいしているのかなど、リアルな情報を得ることができます。
ぜひ、あなたに似た状況の動画を視聴してみてください。(「給料日ルーティン 同棲」など)貯金のモチベーションアップにもなりますよ!
【筆者は同棲どうしてる?】実際のお金と家計管理の流れ、体験談を紹介!
筆者が同棲した場合の実際の生活費予算はこちら↓
(筆者作成)
地方住みにしては家賃が高めですが、勤めている会社の家賃補助に助けられています。
その他の支出は大体標準的だと考えています。
〈家計管理の流れ〉 1. 給料日にATMで現金管理分を引きだす。同日にクレカチャージ。恋人も現金引き出しとクレカチャージ。 2. 現金管理ファイルに現金管理している項目(家賃・光熱費)をいれておく。 3. 家賃は筆者の銀行口座から引き落とされるため、口座に入金する。光熱費は、はがきが届いたらまとめて コンビニで支払い。 4. 1か月間やりくりする。 |
〈その他:同棲のルール〉 生活費は完全折半支払いに現金とクレカを併用家計簿は筆者がアプリで大ざっぱに記録 |
特徴別お金の管理方法4パターンのうち
「➀几帳面カップル」と「②ずぼらカップル」を組み合わせた方法をとっています。
まとめ:同棲でお金の管理どうしてる?お互いの価値観を話し合って二人に合う管理方法を見つけよう!
お金の話はしづらいかもしれませんが、話し合いを避ければ不満はたまる一方。価値観をすり合わせ、お互いが歩み寄る姿勢が大切です。
これから同棲を始める方や同棲中でお金管理方法に悩んでいる方は、まずは項目リストをみながら話し合いをしてみてください。話し合いの結果から、二人に合った管理方法をみつけることができます。
さらに余力があれば、月1回の家計レビューの日を設け、二人の未来を考える時間にしてください。
お金の管理を乗り越え、二人の同棲生活がうまくいくことを心より願っています。
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ライター名:福祉ライター横道はるな