何かと話題の尽きないトルコリラ円。
FX投資している人は、ずっと右肩下がりのトルコリラ円が気にかかるでしょう。
「いったいどこまで下がるんだ」
「もうゼロ円もあるのかな」
などの声も聞こえてくるかもしれません。
この記事では
- トルコリラはどこまで下がるのか
- ゼロ円はあり得るのか
- トルコリラ円は投資すべきか
- 予想レンジと戦略
などの事をリサーチして紹介していきます。
最後までご清覧宜しくお願い致します。
トルコリラはどこまで下がるのか
トルコリラは、現在4円台となっています。
2007年は1トルコリラ96円などにもなっていました。
しかし、20年足らずで1/20程度になってしまいました。
驚異的な値下がりで、長期に見ると綺麗に右肩下がりとなっています。
気になるのはそれではいったいどこまで下がるのか。
考察すると、
- 2円パターン
- 1円の小数点パターン
これらのパターンになると思います。
1つずつ紹介していきます。
2円パターン
現在4円のトルコリラ。
どこまで下がるのか、正直見当もつきません。
ファンダメンタルで見ていくと、まだまだ政局不安定でインフレの可能性もあるでしょう。
下方向に行くのは間違いないが、目安としてはフィボナッチリトレースメントでは、2.5円までは到達する可能性も見えてきています。
2円台は現実的に見てあり得そうな価格ではあるかなと思います。
それくらいあまりにも強すぎる下落トレンドですね。
1円の小数点パターン
次は、1円台の小数点パターンです。
こちらのパターンはフィボナッチリトレースメントで1.5円程度まで下がるパターン。
フィボナッチの0.618のポイントが1.5円になります。
その0.618のポイントにて下落が止まるパターンはよくあります。
90円台からは恐るべき下落ですが、ギリギリ0円にはならないところで反転上昇もあるかもしれません。
見極めてトレードして行きたいですね。
トルコリラのゼロ円はあり得るのか
上記の2パターンで下落が止まる目処は少し立ってきました。
それならば、ゼロ円はあり得るのかという事も気になります。
結論はゼロ円パターンは、基本的にはあり得ないかと思います。
その理由は
- 貨幣として存在しているから
これについて紹介していきます。
貨幣として存在しているから
基本的に、貨幣として存在している以上ゼロ円はあり得ないのかなと思います。
紙幣や硬貨が流通している事もありますし、その価値を感じている人もいるわけです。
そのような状態にあるにも関わらず、日本円でゼロ円で価値なしとは考えにくいです。
しかし、ゼロ円に小数点パターンがついて0.5円などはあり得るかもしれません。
いずれにしても日本円と交換してゼロ円というのは考えづらいと感じます。
トルコリラ円に投資すべきか
トルコリラ円は投資するべきか。これは端的に言うなら「資産運用」としては難しい、という事だと思います。
なぜなら圧倒的に右肩下がりの相場になるので、買った購入価格よりもズルズルと下がり続ける可能性が高いからです。
このような右肩下がりの相場は、株式相場でも手を出してはいけない銘柄になります。
手を出すと、塩漬けとなり相当痛い目に遭いやすいです。
そうならない為にも資産運用としてはノータッチが無難だと感じます。
ただ、ギャンブル性のあるトレードと割り切って行うのなら良いかと思います。
エントリーポイントと損切ポイントを事前に割り出し、利幅を取っていく。
売りで順張りをしてトレンドに乗るでも良いし、逆張りで買いを選択してもいいかもしれません。
ただ圧倒的に売りトレンドなので、買いでエントリーするとすぐに高値掴みになる可能性が高いです。
そこまで考えることが出来る人は、損失金額を考えてトレードをやるのもよいかもしれません。
予想レンジと戦略
トルコリラの2024年予想レンジは、2円〜10円程度だと予想します。
これは、割と楽観的な見方となり、2円付近で一旦は下落が底を打ち、一転反転するとみています。
理由は
- 一旦は売りの利確が入るから
- 下落スピードが緩くなってきたから
などになります。
一旦は売りの利確が入るから
トルコリラもFX取引なので、売りのポジションを持っている人がかなりの多数派でいるはずです。
FX取引は、基本的に売りでエントリーをすれば何処かで反対売買をしなければなりません。
すなわち、売りポジションに買いポジションをぶつけて決済するという事。
なので、節目の数値では、売りのポジションを手仕舞いする人が一定数いるはず。
そうなれば、売りを買いに変換するので、上に浮上するための燃料が出来る。
そこに、新規買いエントリーで入る人が増えてくれば、急浮上もあり得る、という流れになります。
どこが意識されて反発するのか。
それは極端に言えば神様しか分かりません。
しかし、下がる幅も限定的になってきたので、いつ急浮上が起きてもおかしくはないのです。
下落スピードが緩くなってきたから
4円台に突入した2023年11月より5か月程度経過しましたが、ローソク足を見ても少しずつ動くコマ足となり、その幅も小さい。
ローソク足が極端に小さくなり、横軸の時間が長時間経過しても同じ価格帯にいる場合、底固めをしている事もあります。
ダブルボトム、トリプルボトム、逆三尊というローソク足のチャートパターンを組むと市場参加者が、反発の兆しを感じてポジションの手仕舞いを行いますので、より一層反発しやすい環境となります。
今は、その足固めをしている様にも見える小さな動きをしています。
まとめ
今回は、トルコリラ円どこまで下がる?投資すべきか?ゼロ円はあり得るのか?などの事をリサーチして紹介してきましたがいかがだったでしょうか。
この記事を見て
「トルコリラ危なそう」
「ギャンブル性が強いな」
「資産運用は難しそう」
「一攫千金狙えそう」
などの様々な意見があったかと思います。
現状トルコリラは、予想よりも相当強いインフレに対抗している状況です。
しかしながら、その陣頭指揮を執る政府が一枚岩になっていないなどの政局不安定も通貨が売られる要因となっています。
まだまだ予断を許さないトルコリラ円は更に下落する事もあり得るでしょう。
その時に狼狽売りをしなければならない様なトレードはしない様に心掛けましょう。
それでは「トルコリラ円どこまで下がる?投資すべきか?ゼロ円はあり得るのか?」を紹介しました。
最後までご清覧ありがとうございました。
FP2級保有ライター nishibata