オリエンタルランドは、ディズニーランドやディズニーシーといった、ディズニーリゾートを運営する企業です。
オリエンタルランドの株価は、10年前の2014年には700円台で購入できる銘柄でしたが、現在は5,000円台と大幅に伸びました。
(引用:株探HP)
チャートを見ると、多少の増減はあるもののきれいな右肩上がりをしています。
(引用:YAHOO!JAPANファイナンスHP)
新型コロナウイルスの蔓延で外出自粛を余儀なくされていたにもかかわらず、オリエンタルランドは株価を伸ばし続けていました。
ここまで好調な株価の推移をみていると、
「いったいどこまで伸び続けるのだろうか?」
「そろそろ下落が始まるのでは?」
といった疑問がわいてきます。
この記事を読めば以下のことがわかります。
- オリエンタルランドの株価が上昇する理由
- オリエンタルランドの株価の懸念点
これを見れば、オリエンタルランド株が投資対象になるかどうかの判断に役立ちます。
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オリエンタルランドの株価が上昇する理由について
オリエンタルランドの株価が上昇し続けている理由は以下のとおりです。
- 2011年から連続で最高益を上げ続けている
- 20154月と2023年4月に株式分割を行い、購入しやすくなった
- 新エリア・アトラクションによる増客が見込める
オリエンタルランドにはディズニーという世界屈指のブランド力がバックボーンとしてあります。
そのバックボーンを活かして成長を続けている理由を見ていきましょう。
2011年から連続で最高益を上げ続けている
オリエンタルランドは2011年から2017年まで連続で最高益を更新し続けています。
(引用:IRバンクHP)
表の一番右の純利の部分を見てほしいのですが、2011年から6年間純利が最高益を出し続けています。
純利とは純利益のことで、企業の最終利益を指します。
2018年には12億円の減少がみられますが、2019年には再び最高益を出しています。
2020年以降は新型コロナウイルスの蔓延による外出自粛があり、休園を余儀なくされたオリエンタルランドですが、2023年には純利益が807億円と復調の兆しを見せています。
2024年は予想になっていますが、1,052億円と最高益を更新する予定です。
最高益を更新できるまでに至った背景には、客単価の増加が挙げられます。
バブル時代(1986年から1991年までの日本の好景気)には4,200円だった大人の1日券が、2023年10月に最高で10,900円に値上げ、約2.6倍の高騰です。
通常、チケット代金が値上がると客足が遠のくものですが、オリエンタルランドの2024年の最終益予想は過去最高になっています。
チケット代に関係なく、オリエンタルランドが提供するサービスそのものに価値を感じている人が多いということです。
また、ディズニーというブランド力がいかに強いのかを示す事例でもあります。
このような背景から、オリエンタルランドの株価が上昇し続けているのだと考えられます。
2015年4月と2023年4月に株式分割で購入しやすくなった
オリエンタルランドは過去に2回株式分割を行っています。
1回目は2015年4月です。
先ほどご紹介したのですが、オリエンタルランドは2011年から連続で最高益を記録しました。
最高益を出し続けたことにより株価は高騰、2015年2月には2011年の約4倍もの、1株29,680円を記録。
日本株の購入は100株単位での購入となるため、オリエンタルランド株を購入するためには約300万円必要でした。
2015年に1株を4株にする株式分割を行ったため、1株あたり7,000円台になり購入しやすくなったのです。
その後も株価は上昇をし続け、2022年12月27日には再び2万円に迫る19,150円にまで高騰します。
2023年4月に1株を5株に株式分割を行い、再び購入しやすくなりました。
分割前では最低購入額が200万近く必要だったのが、分割後は38万円台で購入可能です。
このように2度にわたる株式分割により、個人投資家が株を購入しやすくなっていることがオリエンタルランドの株価が上昇し続けている要因といえます。
しかし、注意も必要です。
株式分割によって購入しやすくなったものの、株主優待を貰える権利が変更されました。
(引用:SBI証券HP)
以前は100株の保有で貰えていたオリエンタルランドの1デーパスポートですが、500株以上保有しなければ、貰えなくなりました。
500株購入すると、結局分割前と同じ金額が必要となるため、株主優待目当てでの購入ではお買い得感はあまりないでしょう。
新エリア・アトラクションによる増客が期待できる
オリエンタルランドの魅力のひとつが定期的に行われる「新エリア・アトラクション」の披露です。
2018年や2023年に行われた周年イベントだけでなく、2024年にはディズニーシーの新エリア解放、2027年にはスペースマウンテンのリニューアルなど設備投資に余念がありません。
特に2023年以降は、新型コロナウイルスの5類感染症への移行によって、外出自粛ムードが一変し、リベンジ消費が見込まれます。
そのタイミングに合わせて、周年イベントに新エリアの解放という目玉を持ってこられるのがオリエンタルランドの強みではないでしょうか。
通常、イベントや新エリアの解放には莫大な資金の設備投資が必要です。
大きな資金が必要にもかかわらず、オリエンタルランドは自己資本率の高さが目を引きます。
(引用:IRバンクHP)
自己資本比率は、企業が倒産しないかどうかを測る指標のひとつです。
オリエンタルランドは2011年以降60%超と高い数字を保持しています。
これは、安定してディズニーリゾートの運営をしている証拠です。
この安心感の高さも株価の高騰を招く要因のひとつでしょう。
オリエンタルランドの懸念点
オリエンタルランドの株価は今後も伸び続けると予想できます。
理由は先ほど述べたとおりです。
- チケットの単価が上がっても最高益をたたき出し続ける経営力
- 株式分割により、個人投資家が購入しやすい
- 自己資本率を保ったまま、新エリア・アトラクションを解放し集客できる
これらの点が非常に強く、株価は伸び続けるだろうと思います。
しかし、懸念点もあります。
それは、PERが高すぎることです。
PERとは、株価が割安か割高かをみるための指標の一つのことで、私はPERが15を下回っていることを一つの基準として購入しています。
PERは、利益から見た株価の割安性のことです。
企業があげた利益のわりに株価がお買い得であればPERは下がり、企業があげた利益のわりに株価が上昇しているならばPERは上昇します。
オリエンタルランドのPERはなんと82.1倍。
(引用:株探HP)
PERで判断するならば、オリエンタルランドの株価は高すぎるということです。
株価の割安性を判断するもう一つの指標であるPBRも9.77倍と高いです。
PBRは、企業の純資産から見た株価の割高・割安を判断する指標で、私はPBRが1を下回っていることを基準に株を購入しています。
オリエンタルランドはPBR・PERともに割高を示しているため、反動で値崩れが起きる可能性もあります。
まとめ:オリエンタルランドの株価上昇はまだ続きそう
オリエンタルランド株が上昇し続ける要因は次のとおりです。
- 2011年から連続で最高益を上げ続けている
- 20154月と2023年4月に株式分割を行い、購入しやすくなった
- 新エリア・アトラクションによる増客が見込める
ここにディズニーというブランド力が合わさることで、今後もオリエンタルランドの株価は上がり続けることが予想できます。
ディズニーリゾートは、他のテーマパークを圧倒する存在です。
(引用:オリエンタルランド業界動向PDF)
表からもわかるように表からもわかるように、非公表のUSJやレゴランドを除き、10倍近くの入場者数を誇ります。
一度、訪れた人が何度も行きたいと思えるようなテーマパークです。
そのため、株主優待目的のオリエンタルランド株の購入などが見込めます。
500株を購入し、3年以上保有することで年間2枚の1デーパスポートが貰えるのは、ディズニーリゾート好きとしては魅力的でしょう。
日本では人口減少と高齢化が懸念されていますが、この表を見る限り、2050年までは大きな変化が訪れないのではないでしょうか。
(引用:総務省PDF)
人口が一億人前後あれば、オリエンタルランドへの入場者数を確保できると考えています。
また、オリエンタルランドはチケット代の値上げをしても訪れたくなる魅力があるため、入園者数が減っても売上高を保持できるポテンシャルがあります。
以上の理由から、オリエンタルランドの株価はまだまだ上がると予想します。
しかし、PERやPBRといった株価の割安性を示す指標が、オリエンタルランド株を割高であると示しています。
このことも加味した上で投資を行うようにしてください。
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