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インスタ広告で買ってしまった!詐欺かも?激安広告やなりすましアカウントと通販サイトの見破り方

Instagramのスクロール中に目に入った激安広告から「買ってしまった」経験はないでしょうか?

筆者も実はその一人で、あの日、鮮やかな広告に目を奪われ、思わず商品を購入してしまったのです。しかし、その広告、実は詐欺広告だったかもしれません。

この記事では、詐欺のインスタ広告の具体的な見分け方、万が一被害に遭ってしまった時の対処法について詳しく説明します。

なぜInstagram広告には詐欺があるのか?

Instagramは全世界で数億人以上のユーザーが利用している巨大なSNSプラットフォームです。

そのため、広告主にとっては広範囲のユーザーに自身の商品やサービスをアピール機会である一方、詐欺師たちにとってもまた、大勢のユーザーを一度にターゲットにする絶好の場所となっています。

また、Instagramの広告はビジュアル重視であり、多くの人がその魅力的な画像や動画に引き寄せられやすいです。

これが詐欺師たちに利用され、魅力的な画像と共に異常に安い価格などを設定することでユーザーを騙す詐欺広告が生まれていると考えられます。

さらに、Instagramの広告はスクロールするだけで次々と表示され、ユーザーが深く考える時間を与えずに購入につなげる作りとなっています。これが詐欺広告が存在する理由です。

インスタ広告には広告出稿の規定がありますが、なかなか機能していないというのが現状かもしれません。

(参考:インスタ広告の広告規定

インスタ広告から買ってしまった詐欺被害の事例

ここからは、インスタ広告から買ってしまった被害者たちの詐欺被害事例をまとめていきます。

詐欺事例1:ダイソン掃除機を買ってしまった事例

これは筆者がインスタ広告から買ってしまった事例です。

Instagramをスクロールしているとダイソンの掃除機が信じられないほど安い価格で広告として表示されました。

ブランドの信頼性と安さに惹かれ、購入を決めました。しかし、商品は届きませんでした。

後に調べてみると、アカウントは偽物で、本物のダイソンとは全く関係がなかったことが判明しました。

この詐欺広告に騙された場合、以下のような対応をされてしまうようです。

・購入したはずが、商品がいつまでも届かない。

・別の関係のない商品が届く(サングラスなど)

さらに詳しい内容は以下の記事にまとめています。

詐欺事例2:資生堂、コクヨなどの有名企業の事例

Instagramの広告詐欺は有名企業を装うものも多く存在します。

資生堂やコクヨなどの名前を騙ったアカウントからの広告により、多くのユーザーが被害に遭っています。

信頼性のある企業だとしても簡単に信じることはやめるべきでしょう。

詐欺事例3:子供向けの家具

画像

支払い方法もクレジットしかなく、1回自分のクレジットカードで購入しようとしたら

こちらのクレジットカードは対応してませんとでて買えませんでした。

上記は、インスタ広告から子供向けの家具やキッズカメラ、お菓子の激安通販サイトに誘導された詐欺事例です。

この場合、カード番号入力した時点で盗まれている可能性が高いです。

カード番号や個人情報を盗むことが目的なので、しばらくしてからあなたから盗んだカード番号を使って不正利用される可能性があります。

すぐにカード会社に連絡しカートの一時停止とカードの再発行をしましょう。

詐欺広告の見分け方:「買ってしまう」前に確認すべきポイント

1:頻繁な広告

特定のアカウントから頻繁に広告を見かけるなら、少し警戒する必要があります。

詐欺師は多くの人々に自分たちの広告を見せ、短期間で多くの利益を上げようとします。

このため、同じアカウントから何度も広告が表示される場合、それは詐欺の可能性があるというサインかもしれません。

2:信じがたいほどの低価格、激安価格

商品の価格が信じがたいほど低い、または通常の市場価格よりも大幅に低い場合は注意が必要です。

詐欺師は低価格を設定して消費者を誘い、彼らの金を詐取することがあります。商品の価格が異常に安い場合は、その広告が詐欺である可能性があります。

3:サイト内に誤字や脱字、違和感がある

Instagram広告をクリックしてランディングページに遷移したとき、そのページ内に誤字や脱字が多い場合は、それは詐欺の可能性があるという警告信号です。

また、他の公式ウェブサイトと比較してデザインやレイアウトに違和感がある場合も、詐欺を疑うべきです。

4:フォロワー数と「いいね」の数の不一致

Instagramのアカウントが多数のフォロワーを持っている一方で、「いいね」の数が非常に少ない場合、それはフォロワーが購入された可能性を示しています。このようなアカウントは信頼性に欠け、その広告は詐欺の可能性が高いです。

詐欺のインスタ広告から買ってしまったらどうする?対策を解説

Instagramへの報告

詐欺的な広告を見つけた場合、最初に行うべきことはInstagramに報告することです。Instagramは詐欺とスパムに対して厳しいポリシーを持っており、ユーザーからの報告を真剣に受け止めます。

報告は簡単で、広告や該当のアカウントページから可能です。これによりInstagramは違反者のアカウントを調査し、必要に応じてアクションを取ります。

クレジットカード会社への連絡

詐欺的な商品を購入した場合、次に行うべきことはクレジットカード会社に連絡を取ることです。

詐欺的な取引を報告し、チャージバック(取引の取消)を要求することができます。

多くのクレジットカード会社は、詐欺的な取引に対して消費者を保護するポリシーを持っています。

アカウントの連携解除とパスワードの変更

詐欺の広告から購入してしまった場合、個人情報が危険にさらされる可能性があります。

そのため、Instagramのアカウント連携を解除し、パスワードを変更することを強く推奨します。

これにより、詐欺師があなたのアカウントを使用することを防ぐことができます。

サイバー犯罪対策センターへの相談

最後に、詐欺被害に遭った場合は、警察局のサイバー犯罪対策センターへ報告し、相談することも重要です。

これにより、詐欺師に対する捜査を進めるための重要な情報を提供することができ、同様の被害を防ぐ助けになります。

(連絡先:サイバー警察局

「買ってしまう」前に!安全な購入のためのチェックポイント

Instagram広告から安全に商品を購入するためには、以下のチェックポイントを確認することが重要です。

  • サイト内に誤字や脱字、違和感がある
  • フォロワー数と「いいね」の数の不一致
  • サイトの口コミを調べる
  • サイトの会社概要を確認する
  • 問い合わせメールアドレスの種類
  • 問い合わせへの対応
  • 個人情報の暗号化処理

このチェックポイントを念頭に、自己防衛する意識を持つことが大切です。また、何か問題が発生した場合は、すぐに報告し対処することが重要です。

まとめ:インスタ広告の詐欺から買ってしまったら冷静に対処しよう

インスタグラム広告を通じた詐欺被害は近年増加していますが、自己防衛の意識と対策はそのリスクを大幅に減らすことが可能です。

広告の信頼性を確認するための具体的な手段、例えばサイト内の違和感の確認、フォロワーと「いいね」の数のチェック、会社概要の確認などを行い、無理な購入は避けましょう。

また、万が一詐欺被害にあった場合でも、すぐに適切な報告と対処を行うことで、大きな損失を防ぐことができます。

誰もが安心してインスタグラム広告を利用できるように、情報を正しく理解し、適切な行動を取ることが求められます。

もし、読者の方の体験談や新たな詐欺手法を見つけた場合、お問い合わせからぜひご連絡ください。次の被害者を減らすためにサイトに掲載させていただきます。

  • この記事を書いた人

マネーリテラシー編集部

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