飲食店にとって集客は、言わずもがな大切な要素。
ただその集客方法の会議をする中で
「とりあえず人を沢山呼べればいいんでしょ!?」
「どんな人でも店に来ればいいんでしょ!?」
などの意見も出るかもしれない。
しかし、飲食店の集客はそこまで単純な話ではないです。
この記事では
- 飲食店の集客で心得ておきたいこと
- 飲食店の面白い集客方法
などの事をリサーチして、紹介していきます。
最後までご清覧よろしくお願いします。
飲食店の集客で心得ておきたいこと
飲食店の集客は、重要であることは既にご存知かと思います。
ただやみくもに人を集めるという事は違うという事も知って頂きたいと思う。
飲食店の集客で特に心得たいことは
- イベントの目的を明確にすること
- ターゲットを絞ること
- 告知や周知をすること
- 集客の結果を分析すること
これらを1つずつ紹介していきます。
イベントの目的を明確にすること
飲食店の集客方法の一つに、イベントを催すという事は定番の手法になります。
定番だからと言って、効果がないという意味ではありません。
むしろ昔から、注目を集めるのには普段の活動と違った催しを行う事で新しい客層や、新規のお客を迎え入れることができます。
しかし、その集客のイベントの目的が定まっていないと良くない。
「何だか面白そう」
と集まって下さったお客様も、
「よくわからない。主催者の自己満足に見える」
となるとすぐにお客様は帰ってしまいます。
イベントの目的をしっかりと決めていく事で
- 〇〇を食べに来た
- 〇〇を作りに来た
- 〇〇と写真を撮りに来た
- 〇〇に会いに来た
などの目的意識を持ったお客様を集めることが出来ます。
そのようなお客様は、目的を達成するためにご来場されているので金額はあまり気にしなくなります。
そういったところで、売上を立てたり、お土産を買ってもらったり次のイベントを告知することでそれらの成約率も高くなる傾向。
なので、イベントを運営する側もご来店されるお客様もイベントの目的をしっかりと共有することが大事になってきます。
ターゲットを絞ること
イベントなどの集客の目的を定めることの重要性はお伝えしました。
しかし、そのイベントにご来場されるヒトのターゲットを絞っていますか?
ターゲットを絞ると、ご来場される人数が減るのではないかとお感じかと思います。
確かにターゲットを絞ると減る方向に向かう可能性はあります。
ですが、その一方でしっかりとマーケティングを行うと、対象者に深く刺さる集客イベントになる。
そのことで、本来来てほしくない客層はご来店せずに、目的意識を持ったご来店して欲しい世代がイベントに来てくれるようになります。
若い人向けの集客イベントでご年配の方が来てしまうと、イベントに来られた若い人の満足度もご年配の方の満足度も下がってしまうでしょう。
そのため集客のターゲットを絞ることで良くなるでしょう。
そうなることで、イベント参加者の満足度も上がり集客の効果が高まります。
告知や周知をすること
イベントのターゲットを絞り集客をしていく事が大切だとお伝えしました。
その上で、集客の告知や周知をしっかりとしていく事は最も重要だと考えます。
どれだけいい内容の集客イベントも、告知がなければ誰にも伝わりません。
イベント現場のポスターやインスタの投稿やストーリー。
オンラインやオフライン両面で告知を行う事でいろんな方向で告知が出来るようになります。
更に大事なのが、告知だけでなく、実際に口コミなどで顧客の人に1人ずつ周知していく事も肝心です。
来て欲しいお客様に、実際にあってお知らせしていく行為は地味で泥臭いかもしれません。
しかしその地道な道のりが集客イベント当日に反映される事でしょう。
地道に淡々コツコツ告知や周知を行っていきましょう。
集客の結果を分析すること
実際にイベントなどで集客を行い、イベントが成功したとします。
「イベントに人が集まった!やった!」
この感情は大変理解できます。
ですが、ここで集客の思考を止めてしまえば大変勿体ない事になるでしょう。
しっかりと集客を行い、イベントを完成させたら、そのイベントの結果を分析しましょう。
- 「どんな年齢の人が来たか」
- 「男性と女性どちらが多かったか」
- 「どの時間帯に来たか」
- 「どの曜日が良かったか」
- 「どの商品が売れたか」
などの分析をしていく事で、顧客の心理パターンや商品の売れ筋、売れる時間帯なども分かるようになってくる。
そうなる事で次回同じようなイベントをする時に、
- 「どのくらい商品を用意したらよいか」
- 「商品の価格はどうするか」
などの疑問に根拠を持って応えたり、考えたりすることが出来ます。
イベントで集客を行ったらまずは分析をしていきましょう。
飲食店の面白い集客方法
飲食店の集客での心得をお伝えしました。
その上で、実際にある飲食店の面白い集客方法をシェアして行こうと思います。
飲食店の面白い集客方法は
- 店内で音楽イベント
- SNSで#投稿イベント
- 町おこしイベント
- コラボイベント
- 体験型イベント
これらになります。
1つずつ紹介していきます。
店内で音楽イベント
飲食店の集客方法でエッジが効いている方法の一つに店内で音楽イベントを行うものがあります。
楽器の演奏や、DJイベント、合唱イベントなど、音楽に関するイベントは意外と多く存在する。
世界観のある飲食店の店内で、オカリナ演奏やバイオリン演奏は幻想的な雰囲気になる。
素敵な音色やリズムで、演奏を聴いている人を癒します。
その後に美味しいコースメニューなどが出て来るとより一層味わい深くなります。
飲食店は雰囲気や世界観などの環境づくりも非常に大事になるので、音楽イベントを行う事で普段お店に来ることがない方にも足を運んで貰えることでしょう。
BGMと飲食店は意外に切っても切れない程の関係にあると思います。
SNSで#投稿イベント
SNSを使って、イベントを盛り上げるのはネット社会の現代には必要不可欠であると思います。
特に若い世代への集客は、SNSが中心になっても問題ありません。
さらに、#投稿をすることでそのイベントの特異性や特色がより際立ってSNSで拡散されます。
SNSの一番のメリットは
- 沢山の方に拡散されること
- 予想もしない人に情報が伝わること
この2点が一番大きいと思います。
それ等を強調する意味合いでも#投稿は有効だと感じます。
若い世代の方は、#投稿が拡散されているとその投稿からイベントに辿り着いてくれる事でしょう。
「#〇〇を見てイベントに来ました!!」
などのコメントがイベントアンケートに記載してあったりします。
このようにSNS投稿にて#投稿することでより多くの人を巻き込むことが出来るようになります。
町おこしイベント
町おこしをしながら、イベントを行う事は集客のポイントとなります。
町おこしという事は地域の人たちに、大きく関係します。
お店の近くの地域の方々の協力を得ながらイベントを行うという事。
地域の人々の為になりながら、売上を稼ぐ事が出来るという素晴らしい企画です。
地域の人からしても、地域の為になる飲食店が現れたら嬉しいでしょう。
さらに、応援したくなると思うかもしれません。
周りの好きな方に、その飲食店のいい噂や美味しい商品を紹介してくれる。
そうなると町おこしイベント以外のタイミングでもお客様を呼んでくれる。
こうなる循環が更なるお客を呼んでくれると感じています。
お客さんとお客さんは繋がっています。
コラボイベント
コラボイベントは、昔から注目されている手法です。
例えば
「有名蕎麦屋さん×有名洋菓子店の共同作品」
「有名酒造店×名店なイタリアンのイベント」
などのその時にしか味わえない体験やサービス、商品は注目されます。
コラボする同士が有名であれば、絶大なプレビューになることでしょう。
片方が無名であっても、もう一方が有名店であればイベントとして成功する可能性は十分あります。
むしろ毎回いろんな会社とコラボしながら限定商品を作っては完売しつつ、売上を上げている企業もあります。
そういう活動を応援する人もいて、いろんな会社とコラボすることを期待しているファンもいたりします。
そのような意味でもコラボイベントは有効だと言えるでしょう。
体験型イベント
体験型イベントとは、料理教室であったりワークショップの事。
体験しながら、そのイベントの伝えたいことや、魅力を発信することです。
ネット社会の現代は、リアルな体験がとても重宝される。
ネットの中でなら料理や釣りが出来るという子が増えているという。
そんな中、リアルな体験を行う。
例えば
「食の成り立ちを知ったりするイベントでその後調理を行えば」
食べ物の生育や特徴を知ったうえで、その良さを活かした調理を出来るようになる。
「モノづくりの良さや地元の食文化を知って、さらに自分がその調理に携われば」
美味しさは何倍にも感じられるはず。
プロが毎日当たり前に行っている事でも、素人や子供は全然知らない事も多いです。
そのギャップの体験を通して、様々な部分をレッスンしていく。
そうなればウィンウィンな関係でイベントを締めくくれると思います。
まとめ
面白い集客方法や飲食店の興味深いアイデアを紹介してきましたがいかがだったでしょうか。
この記事を見て
「なるほど、この部分は使えそう」
「ここはいいけど、ここは無理かな」
などいろんな感情が生まれたかもしれません。
飲食店の集客は簡単なように見えて難しいと思います。
だからこそ、知恵とアイデアで困難を乗り切る心構えが必要だと感じます。
難しそうに見えても、まずはやってみる。
そのくらいの積極性が欲しい所です。
それでは「面白い集客方法とは?飲食店の興味深いアイデアを紹介!」を紹介しました。
最後までご視聴ありがとうございました。
FP2級保有ライター nishibata