「単発バイトはやめたほうが良い」という噂がありますが、実は一概にそうとは言えません。
単発バイトは応募者の適性や求人の内容、働き方によって、向き不向きがあります。
今回は、単発バイトのデメリットとメリットをご紹介します。
記事の後半には、初心者におすすめの単発バイトアプリ3選や、後悔しない仕事の選び方についても触れているので、ぜひ読んでみてください。
単発バイトを探せるアプリ↓
単発バイトはやめたほうが良い?デメリット4つを紹介!
前項では、単発バイトはやめたほうが良いかは、応募者の適性や求人の内容によるとお伝えしました。
筆者も単発バイトでタブルワークをしている1人ですが、これから挑戦しようとしている人に「やめたほうが良い」とはっきりは言えません。
むしろ、適性や求人内容によっては、単発バイトをおすすめしたいとさえ思うこともあるからです。
しかし、単発バイトには共通するデメリットもあります。
単発バイトならではのデメリットを知ったうえで、自分に合うかどうか検討することをおすすめします。
そこで本項では、単発バイトに共通するデメリット4つをご紹介します。
単発バイトのデメリットは下記の4つです。
- 収入が安定せず不安になる
- 毎回応募する手間がかかる
- スキルを習得しづらい
- ブラックな職場が多い
それぞれの項目について、下記で詳しく説明します!
デメリット1:収入が安定せず不安になる
単発バイトは基本的に1日単位での募集となり、継続的に働くことは想定されていません。
そのため、収入が不安定になります。
希望する日に仕事があるとは限らず、働きたいと思っても働けない場合もあります。
一般的なアルバイトと比べると、単発バイトは安定とは程遠いと考えましょう。
また、交通費がかかった費用に対して少額、もしくは全く出ない職場もあります。
せっかく働いたのに、バイト代が交通費に消えてしまうなんてことも起こり得ます。
メインの仕事があって、副業的な立ち位置で単発バイトを利用すると、収入が不安定にならずに安心です。
筆者が単発バイトをしたときも、一緒に働いた人の多くは、本業の休みの日を利用していました。
デメリット2:毎回応募する手間がかかる
単発バイトは働きたいと思ったらその都度応募する必要があり、手間がかかります。
1日単位で募集されているため、継続して働くことは考えられていないためです。
アプリに名前や性別、本人確認などを登録しておくと、応募のたびにプロフィール等の入力をする必要はありません。
しかし、1日ごとに仕事を探して申し込みをする必要があります。
単発バイトで毎日働こうと考えると、1日ずつ応募する必要があるため、手間がかかってしまいます。
デメリット3:スキルを習得しづらい
単発バイトで働くと、スキルが習得しづらいというデメリットもあります。
1日もしくは短期で仕事先が変わるため、そのたびに仕事を覚えなければなりません。
また、せっかく覚えた内容も他のバイト先で使える場面が少ないため、スキルの積み上げは難しいと考えられます。
実際に筆者も数店舗の飲食店で単発バイトを経験しましたが、ホール業務のときは毎回メニューを覚えるのが大変でした。
飲食店によってオーダーの取り方や食器の片付け方も異なるため、ひとつひとつ確認する必要がありました。
一般的なアルバイトやパートで同じ仕事を継続する場合と比較すると、単発バイトはほとんどスキルが積み上がらない現状があります。
デメリット4:ブラックな職場が多い
全てに当てはまるわけではありませんが、単発バイトであるがゆえに、ブラックな職場の確率は高めです。
1日だけという単発バイトのため、職員から雑な対応をされたり、募集時の業務と違う仕事を言われたりすることもあります。
職員の立場で考えると、たった1日しか働かない人にまで気を回す余裕がないのかもしれません。
筆者は幸いにも、ブラックな職場に当たったことはありませんが、単発バイトで一緒に働いた人から話を聞いたことはあります。
その人は、過去に職員から暴言を吐かれたり、職員によって言うことが違って揉めたりした経験があるそうです。
職場の雰囲気や人間関係は行ってみないとわかりません。
ある意味「賭け」とも言えます。
応募する前に単発バイト先の口コミを調べておくと安心材料になるかもしれません。
単発バイトのメリット4つを紹介!
前項では単発バイトのデメリットを紹介しましたが、もちろんメリットもあります!
人によっては、デメリットよりもメリットを強く感じるかもしれません。
デメリットとメリットを比較してみて、単発バイトに挑戦するかどうかを考えてみてください。
単発バイトのメリットは主に下記の4つです。
- 自分の都合に合わせて好きなときに働ける
- バイト代がすぐに入る
- さまざまな職種を経験できる
- 人間関係に悩む必要がなく楽
メリット1:自分の都合に合わせて好きなときに働ける
単発バイトの1番のメリットは、自分の都合に合わせて好きなときに働けることです。
来社や面接、履歴書の作成などが不要で、申し込みさえすれば希望する日時で働けます。
単発バイトは、特にダブルワークをしたい人におすすめだと言えます。
コンビニや飲食店などで働く場合は、週に2〜3回以上はシフトに入らなければならないなど制限があるものがほとんどです。
単発バイトは、上記のような制限はなく1日で完結するため、自分の予定を見ながら調整して働けます。
本業の休みの日に単発バイトで働けば、お小遣い稼ぎができるうえに気分転換もできて一石二鳥です。
メリット2:バイト代がすぐに入る
単発バイトの多くは、バイト代がすぐに入金される仕組みです。
一般的なアルバイトでは、月に1回の給料日にバイト代がまとめて入金されます。
そのため、欲しいときにバイト代がもらえるわけではありません。
一方で単発バイトは、働いたあと最短でその日のうちにバイト代を手に入れられます。
急な出費でお財布がピンチ!というときこそ、単発バイトは救世主になってくれること間違いなしです。
実際に筆者も、友人の結婚式が立て続けに入ってお財布がピンチになったとき、単発バイトに救われました。笑
メリット3:さまざまな職種を経験できる
単発バイトでは、さまざまな職種を広く浅く経験できます。
飲食店のスタッフやデリバリー、清掃員や工場のライン業務など、さまざまな職種の募集があります。
一般的なアルバイトでは挑戦しづらい職種でも、単発バイトなら気軽に応募できるのは魅力の1つです。
筆者も「少しきつそうだけど、1日だけならいいか!」と考えて、農業のバイトに応募したことがあります。
翌日には見事に全身筋肉痛になりましたが、良い経験になりました。
メリット4:人間関係に悩む必要がなく楽
単発バイトで働くと、あまり人間関係に悩む必要がなく、気持ちが楽です。
一般的なアルバイトやパート、正社員など長期間働く仕事では、職場の人間関係に左右される可能性があります。
しかし、1日で完結する単発バイトでは、あっさりした挨拶程度の人間関係でも働けます。
一緒に働いている人の名前も知らずに仕事が終わるということもありました。
もし自分と合わないと感じる人がいたとしても、「その日さえ乗り切ってしまえば、もう会わないだろう」と考えると、とても気持ちが楽になります。
密な人間関係が苦手だという人には、特におすすめの働き方です。
評判がいい単発バイトアプリ3選
面接や履歴書、来社不要の単発バイトアプリの中で、初心者向けのおすすめを3つ厳選しました!
単発バイトは年々人気が高まっており、アプリの数も増えています。
しかし、職種や求人数は単発バイトアプリによって異なります。
自分に合う単発バイトアプリを選ぶことは、働きやすさを左右するといっても過言ではありません。
「せっかくアプリをダウンロードして登録したのに、自分の住む地域の求人はなかった…」ということにならないように、見極めて選びましょう!
本項では、単発バイトアプリの中でも初心者に特におすすめの3つを紹介します。
タイミー | ショットワークス | シェアフル | |
雇用形態 | アルバイト・パート | アルバイト・パート・業務委託 | アルバイト・パート・業務委託 |
職種 | オフィスワーク・販売・飲食・軽作業・物流・デリバリー・イベント・清掃・福祉など | オフィスワーク・販売・飲食・軽作業・物流・デリバリー・イベント・清掃・福祉など | オフィスワーク・販売・飲食・軽作業・物流・デリバリー・イベント・清掃・福祉など |
対応エリア | 全国 | 全国 | 北海道・宮城県・東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県・山梨県・長野県・愛知県・静岡県・岐阜県・大阪府・京都府・兵庫県・滋賀県・福岡県 ※公式サイトより |
即日入金の可否 | ◯ | ◯ ※「即日払い可」「現金手渡し」の仕事のみ | ◯ ※「日払い振込みバイト」「現金手渡し」の仕事のみ |
給与の支払い方法 | 銀行振込のみ | 銀行振込・当日現金手渡し | 銀行振込・当日現金手渡し |
高校生バイトの可否 | × ※18歳以上可 | ◯ | × ※18歳以上可 |
タイミー
どの単発バイトアプリを使うか悩んだときには、まず「タイミー」の利用をおすすめします。
タイミーは単発バイトの代表格と言えるくらい累計求人数やダウンロード数が多い単発バイトアプリです。
2023年6月時点では、約46,000の事業者がタイミーに契約しており、累計導入社数はNo.1で、単発バイトアプリでは大手の1つです。
飲食店やスーパー、オフィスワークに倉庫作業など、職種が豊富なため、あなたの条件に合う仕事を見つけやすく働きやすいと言えます。
また、未経験OKの求人も多いため、初心者でも気軽に挑戦できます。
履歴書や面接、登録会は不要で、条件さえ満たせればすぐに働けます。
バイト代は即日入金されて24時間いつでも引き出せるため、すぐにお金が必要な人にもおすすめのアプリです。
筆者も最初の単発バイトはタイミーで挑戦しました。
タイミーのメリットとデメリットを下記にまとめました。
メリット | デメリット |
・即金性が高い ・以前働いたお店からリピートリクエストが届くことがある ・最短1時間から働ける ・ワーカーの口コミを事前に確認できる ・応募したらすぐに働ける | ・全国展開とはいえ、案件が都市部に集中し、地方の求人が少ない ・利用者が多いため、人気の求人はすぐになくなる ・どんな理由でもドタキャンはペナルティがつく ・勤務後は必ずレビューを書く必要がある ・勤務後に企業から評価されるため、悪い評価をつけられる可能性がある |
ショットワークス
「ショットワークス」は、大手企業のツナググループが運営している単発バイトアプリです。
ツナググループは、2004年の設立以来、アルバイト求人に特化してさまざまな求人アプリをリリースしている人材会社です。
実績がある大手企業が運営しているため、個人情報の漏えいなどが心配な人も安心して使えます。
ショットワークスは、応募締切日や応募倍率、即レスなどの表示にアイコンが使われており、初めて利用する人にもわかりやすい工夫が施されています。
また、高校生も登録可能なアプリです。
単発バイトアプリは18歳以上が利用可能という年齢制限があり、高校生は利用不可のものが多い傾向にあります。
一方で、ショットワークスは高校生も登録ができ、高校生向けの求人も数多くあります。
メリット | デメリット |
・求人が22の職種に細分化されており、好みの求人を探しやすい ・アイコンが使われており、視覚的にわかりやすい ・日払い可能な求人が多い ・高校生も利用可能 ・応募倍率が表示されるため、採用されやすい求人かどうかの判断がしやすい | ・全国展開とはいえ、案件が都市部に集中し、地方の求人が少ない ・人気の求人は枠が埋まりやすく、応募できないことがある ・応募してから採用されるまでに時間がかかる場合がある ・無断欠勤をしたり、一定期間で連絡欠勤を3回おこなったりすると利用停止される |
シェアフル
「シェアフル」は「スキマ時間を価値に変える」をモットーに、インストール後1分から仕事探しができる単発バイトアプリです。
人材派遣会社の大手である「パーソル」が運営しているサービスのため、初めて登録する人も安心して利用できます。
他の単発バイトアプリが1日2〜6時間程度の短時間勤務が多いのに対し、シェアフルはしっかりと長時間勤務できる案件が揃っています。
単発でも、丸1日しっかりと働きたい!という人におすすめです。
また、平均時給が1,200円となっており、他の単発バイトアプリの平均時給が1,000円前後なのに対して高めの設定です。
長時間勤務×高時給で、効率的にお金を稼ぐことが実現できます!
働いた日にバイト代を即払いできる求人も数多くあるため、すぐにお金が必要なときに活躍します。
メリット | デメリット |
・平均時給が高い ・長時間働ける求人が多い ・空いているスケジュールを登録しておくと、該当する求人を紹介してもらえる ・オフィスワーク系の求人が多い ・「トライアル採用」という制度があり、長期雇用が狙える | ・高時給の案件は長期で働くこと前提の採用が多い ・人気の求人は枠が埋まりやすく、応募できないことがある ・対応エリアが主要都市に偏っているため、地方利用には不向き ・応募してから採用までに時間がかかる場合がある ・決定した仕事をキャンセルする場合は、ペナルティポイントが付与される |
単発バイトで後悔しないための仕事の選び方
単発バイトの初心者向けに、後悔しない仕事の選び方を2つご紹介します!
初めて単発バイトに挑戦するときには、どのような基準で選べば良いのか迷うと思います。
実際に筆者もどの求人に応募すべきか3日は悩みました。
人気の求人は募集開始されてすぐに埋まってしまうので、悩む時間はもったいないです。
単発バイトで後悔しないための仕事の選び方を2つ紹介するので、参考にしてみてください。
給与だけで選ぶと負担が大きくツラくなる可能性あり!
時給や日給が高い単発バイトは、肉体的、もしくは精神的負担が大きい業務内容の可能性が高いです。
単発バイトは誰でもできる簡単な内容がほとんどですが、給与が高い求人は何かしらの負担がある傾向です。
例えば、炎天下の中で1日中立ちっぱなしだったり、重たい荷物を階段で運び続けたりと、肉体的負担が大きい求人は時給や日給が高めに設定されています。
給与だけに飛びついて、いざ働いてみたらとてつもなくツラかった…と言うことがないように、職種や業務内容、労働環境を確認する必要があります。
単発バイトアプリによっては、実際に働いてみた人のレビューが見られるので参考にすると安心です。
実際に筆者自身も、他の人のレビューをよく読んでから応募するようにしています。
業務内容や労働環境への感じ方は人それぞれのため、全てが参考になるとは限りません。
しかし、同じワーカー目線でのレビューを読むことで、募集要項からはわからない部分を知る手掛かりを得られます!
自分の適性を考慮して業務内容を確認する!
単発バイトは自分の適性を考慮して業務内容を選ぶと、後悔しにくいです。
「単発バイト」と言っても、接客があるもの、1人で黙々と作業するもの、自分のペースで働けるが、スタッフとのコミュニケーションを要するものなど、幅広い業務があります。
接客が苦手な人が飲食店のホール業務をすると、人と関わる場面が多く、苦痛を感じるだろうということはあなたも想像できると思います。
一方で、自分の適性に合った単発バイトを選べると、楽しく働けるうえに、リフレッシュできるかもしれません。
単発バイトを探す前に、自分の適性を考えておくと選ぶ基準がはっきりするのでおすすめです。
具体的には、人付き合いが得意か不得意か、単純作業は好きかどうか、自分の体力はどの程度の業務までできそうか、手先は器用か、などです。
自分の適性を見極めたうえで単発バイトに挑戦すると、失敗する可能性を減らせます。
まとめ:単発バイトは一概にやめたほうが良いとは言えない
今回は、単発バイトでスキマ時間を有効活用しているダブルワーカーが、単発バイトのメリットやデメリット、初心者向けのアプリについてご紹介しました。
単発バイトはアプリ選びや仕事選びのポイントを押さえれば、好きな時間にお小遣い稼ぎができる、便利な働き方です。
物価高騰が続く今、スキマ時間を有効活用しませんか。
単発バイトアプリの利用は無料のため、まずはダウンロードしてみることをおすすめします!
アプリでバイトを探したい方は以下の記事もご参考ください↓
