一人暮らしはお金を自由に使えるため、ついつい無駄使いをしてしまいがちです。
また、お金を貯めたいけれど節約するにも何から始めるべきかわからないという人も多いでしょう。
そこで、この記事では学生時代に月9万円で家賃と生活費をやりくりしていた筆者が、実際に行っていた節約するうえでやるべきこと・やめるべきことを紹介します。
この記事を読むことで初心者でも始められる節約術が学べ、誰でも簡単に出費を減らせます。
一人暮らしにかかる生活費の平均は?
一人暮らしを始めたての人や、お金の使い方を見直して節約を始めようと考えている人は、まず一人暮らしの平均生活費を知ることが大切です。
自分と同じ年齢や職業の人達の平均生活費を知っておくことは自分の生活費を見直す際の指標となります。
以下の表は一人暮らしの新卒社会人の平均生活費です。
家賃 | 手取り収入の1/3 |
食費 | 3万~4万 |
水道・ガス・電気 | 7,000~8,000 |
携帯・通信費 | 1万 |
日用品・生活雑費 | 1万~1万5,000 |
交際費 | 1万~2万 |
一人暮らしの節約術:始めにやるべきこと
節約を意識した際始めにやるべきことは、自分が現在何にどれくらいのお金をかけているのか知ることです。
これまでは必要だと思い当たり前のようにお金をかけていたことでも、冷静に考えるとそれほどお金をかける必要がない場合もあります。
また、お金を使っている自覚がなくても実は大きな出費となっていることもあります。
無駄な出費を防ぐためには、まず自分のお金の使い方を客観的に評価することが大切です。
家計簿を書いて現状を把握する
出費を把握するために効果的な方法は家計簿をつけることです。
家計簿をつけ無駄な出費を見つけることで、効果的な節約術が見つかります。
家計簿と聞くと大変な作業をイメージしがちですが、難しく考える必要はありません。
自分が出費を把握できれば問題ないため、まずは大雑把なものから始めてみるのがおすすめです。大切なことは継続して行うことです。
また、現在はスマホアプリを使い家計簿をつけることもできます。
レシートを読み込むだけで家計簿がつけられるものや、銀行口座と連携して家計簿を管理できるものもあります。自分に合った方法を探してみるとよいでしょう。
一人暮らしの節約術:節約の目的と目標を明確にする
継続して節約するためには、節約の目的と目標を明確にすることが大切です。
「何のために・いつまでに・いくら貯めるのか」を明確にすると、自分がしなければいけない節約の度合いがわかります。
目標を立てずに闇雲に節約しようとすると、欲を抑えつけすぎて精神的に消耗したり、途中で気持ちが切れてしまう場合があります。
このような状況を防ぐためにも目的と目標を明確にして無理をせず、程よく節約することが大事です。
一人暮らしの節約術:やるべきこと
一人暮らしで挑戦できる節約術はメジャーなものからマイナーなものまで幅広くあり、中には節約しているつもりでも逆にお金がかかってしまうものもあります。
まずは初心者でも挑戦しやすい簡単な節約術や、失敗しないための正しい節約術を知っておくことが大切です。
自炊にこだわりすぎない
「節約=自炊」は節約においてメジャーな考え方ですが、一人暮らしの場合この考え方は一概に正しいとは言えません。
一人分の食事を作る場合は材料を買い揃えて料理するよりも、出来合いのものを買う方が安く済む場合があります。
また、夕方以降は多くのスーパーで値下げしたおかずが販売されており、安く購入できます。お米だけ自炊し、出来合いのおかずを購入するのもおすすめです。
節約のために全てを自炊しようと考えるのではなく、メニューによって自炊するか出来合いのおかずを購入するか判断することが大切です。
固定費を見直す
光熱費や保険料など毎月必ず支払いをする固定費も、見直すことで節約ができます。
まずはそれぞれの固定費の契約している会社と、自分が現在使用している使用量を確認します。自分の使用量に対して、契約している会社よりも安く対応できる会社やプランがないか見直しましょう。
また、高熱費は日々の生活で節約できます。
無駄使いを減らすことはもちろんですが、お風呂の追い炊き機能を使わないよう浴槽に蓋を用意することや、料理する際はなるべくガスではなくレンジを使用するなど細かい節約術もあります。
他にも、サブスク利用を見直すことも大切です。利用していない無駄な契約がないか定期的にチェックしましょう。
断捨離する
断捨離は無駄なものを増やさないという意識を芽生えさせることに効果的です。
いるかいらないかを吟味することで、自分の生活に必要なものがわかります。
断捨離が苦手な人は始めに自分なりの基準を設定してから、作業に取り掛かることがおすすめです。
例えば、衣類などの場合は一年間一度も着用していないものは捨てるなどのわかりやすい基準を設けましょう。また、見落としがちですが冷蔵庫にも無駄なものが溜まっている可能性があります。消費期限切れのものがないか定期的に確認することがおすすめです。
広告を見る習慣をつける
スーパーなどの日によって商品の値段が変動するお店は、事前に広告を確認することが大切です。
買い物をする際は、よく行くスーパー2、3店の広告を見て必要な食材を一番安く購入できるのはどこかを調べましょう。
また、買いものリストを作ることで無駄な出費を減らすこともできます。
一人暮らしの節約術:やめるべきこと
出費を減らすために最も大切なことは無駄使いをしないことです。
どれだけ多くの節約術を実践したとしても、その分使ってしまったらお金は貯まりません。
一人暮らしの人がついついやってしまいがちな、節約のためにやめるべきことを紹介します。
夜中のネットショッピング
夜は判断力が鈍りやすく、衝動買いをしやすい傾向があります。
判断力が鈍い中で手軽に商品が購入できるネットショッピングをすることは浪費を招きやすく危険です。
夜中に欲しいと思ったものはその場で購入せず、一晩置いて翌朝もう一度検討してから購入しましょう。
コンビニ・自動販売機の利用
コンビニや自動販売機はスーパーやドラッグストアに比べて値段設定が高いため、無駄な出費となってしまいます。
特にコンビニは一人分のお惣菜や新作商品など誘惑が多い環境です。コンビニでの無駄な出費を防ぐためにも気軽に立ち寄らないよう心掛けましょう。
また、水筒を持ち歩くことで飲み物代自体を節約することもおすすめです。
乗り気ではない遊びやご飯
どうしても出席しなければいけない場以外では、乗り気ではない誘いは断ることも大切です。
大人になると付き合いが増えますが、人付き合いは出費の場でもあります。
人付き合いに対する考え方は人それぞれですが、過度な回数の誘いや精神的に消耗してしまうような誘いは、自分のためにもお金のためにも断る選択肢を持つことが大事です。
【体験談】節約して失敗したこと
筆者は学生時代に初めての一人暮らしで何も経験がない中手探りで節約してきました。
そのため、よかれと思って行った節約で失敗した経験が多くあります。中でも特に反省した2つの経験談を紹介します。
体調を崩して病院代が高く付いてしまった
夏に冷房代を節約しすぎた結果、体調を崩してしまい病院にかかり逆に大きな出費となりました。
熱中症の診断を受け、かかった費用は3,000円弱。冷房を普通に使用していた方が安くすんでいました。
また、自分の身勝手な行動が原因でバイトや学校を休み周りの人に迷惑をかけたり、親に心配をかけてしまったため体調を崩すほどの節約はいいことがないと学びました。
ストレスから爆買いしてしまった
欲しいものや食べたいものをとにかく我慢して闇雲に節約した結果、ストレスが溜まりある日突然気持ちが切れて衝動から爆買いをしてしまいました。
普段なら買わない奇抜なカラーのコスメや着ていく機会もないような服をたくさん購入。正気を取り戻してから大量にお金を使ってしまったことへの罪悪感に駆られてほとんどをフリマサイトで売却しましたが、元を取れるはずもなく結果的に損をしました。
過度に抑制するのではなく、丁度良い度合いの節約を心掛けることが大切だと実感しました。
まとめ:節約は小さなことの積み重ね
節約は無理せずに自分にできそうなものからコツコツと行うことが大切です。
一人暮らしはお金を使うのも貯めるのも自分次第。目的を持って節約を心掛けることで無駄な出費を減らしましょう。
ライター名:日和(運営ブログ:書き物日和)