「夜職の送迎ドライバーってきついの?」
キャバクラやクラブなどのナイトワークで働く女性を送り届ける送迎ドライバーは、深夜の仕事でありながら即日払いが可能で、副業としても人気のあるバイトです。
しかし、実際に働いてみると「待機時間が長い」「ガソリン代が自己負担」「深夜の運転が大変」など、きつい部分もあるのが現実。
そこで今回は、実際にキャバクラの夜職送迎ドライバーとして働いた私の体験談をもとに、メリット・デメリット、給料事情、向いている人の特徴などを詳しく紹介します。
「夜職の送迎ドライバーって稼げるの?」
「どんな人に向いている仕事?」
「危険なことはないの?」
こんな疑問を持っている方は、ぜひ最後まで読んでみてください!
夜職送迎ドライバーはきつい?実際に働いてみて感じたメリットとデメリット
私が夜職(キャバクラ)の送迎ドライバーをやって感じたメリットとデメリットは以下の通りです。
【メリット】即日でお給料がもらえる(ここが1番のメリット)地図に強くなり迂回ルートなどを覚える事ができる |
【デメリット】車持ち込みだったのでガソリン代は自腹 待機時間が長いので眠気との闘いできつい |
【なぜ?】女性の私が夜職送迎ドライバーを始めたきっかけと応募の流れ
夜職送迎ドライバーの仕事を選んだきっかけ
この記事を読んでくださっている皆さんはまず最初に「なぜ?女性なのにキャストじゃなくてドライバー?」という疑問をもたれると思います。
正直、筆者自身も夜職送迎ドライバーという仕事があるという事を知りませんでした。
きっかけは結婚当初、筆者の夫が転職したてで(100パーセント歩合の会社)お給料が安定せずに、子供が小さかったころの事です。
保育園はどこもいっぱいで入れずフルタイムで仕事をすることも難しい状況でした。
このままでは生活が出来なくなるという危機感と焦燥感に襲われました。
そこで思いついたのが「そうだ!夫が仕事から帰って来たら育児をバトンタッチして夜の仕事をする!」という方法です。
夫を責めて喧嘩になり(夫婦喧嘩の大半の理由はお金か浮気だと思う)ギクシャクした夫婦関係にならないためでもありました。
夫が転職を決めた理由も理解していたので転職先での収入が安定するまでは頑張って欲しかったこともありました。
子供を守りたい、夫を支えたい、この気持ちを夫に話をしてキャバクラの求人募集を探し面接を受ける事にしました。
夜職の求人面接での質問内容や雰囲気
もともと夜職という仕事のイメージが悪いものではなかったので求人誌から応募し面接に向かいました。
開店前の店内は華やかなイメージとは違い、静かで落ち着いた雰囲気です。
そんな中、社長と面接が始まります。
面接での質問は「なぜ、この仕事を選んだのか?」だけでした。
社長はうなずきながらも私の容姿を上から下までじっと見つめ一言「お前、車の運転できるか?」と。
「できます。」と答えると「自分の車は持ってるのか?」と質問され「はい。」と答えると「明日から女の子達の送迎ドライバーをやりな。」と言われました。
そこで、初めて送迎ドライバーという仕事を知り挑戦する事が決まりました。
夜職送迎ドライバーとして初出勤後のエピソード
緊張の初出勤について
面接を終え、夫にキャストではなく送迎ドライバーとして採用された事を話すと安心したような顔をしていました。(そうじゃなきゃ困りますよね。)
勤務時間は深夜23時~翌朝3時までの4時間。
初出勤は22時30分に少し早いのですが出勤しました。
まだ日付が変わっていない繁華街は賑やかでお酒に酔った人たちがあちこちで騒いでいました。
ドライバーのリーダーと思わしき男性に恐る恐る声をかけ、自己紹介をして仕事内容の説明を受け、初出勤から独り立ちという想像以上に無謀な初日が始まりました。
ただ、ナビを使用できるので便利な世の中で良かった…と思いました。ナビを使えなかったらきついですよね。
送迎ドライバー仲間やキャストさん達との出会い
そのキャバクラでは、私を含め送迎ドライバーは全部で4人いました。
一般的に多いのか少ないのかはお店の規模やキャストさんの出勤人数などで決まるのですが、3店舗を経営していた比較的大きいグループでした。
リーダー格の送迎ドライバーさんは第一印象は「怖い…」雰囲気でしたが、話すととても優しく頼りになるお兄さんでした。
同じくらいの年齢の男性ドライバーさんもいて、待機時間によく話をして楽しかったのを覚えています。
その子は自分で古着屋を経営していたのですが、経営の雲行きが怪しいのでこのアルバイトを始めたと言っていました。
キャバクラのキャストさん達は入り時間も上がり時間もまちまちなので、1人だけ送る事もあれば4人まとめて順序よく送る事もありました。
キャストさん達には私が女性ドライバーという事で安心してもらえていたのか、皆さんとてもきちんとした礼儀があって優しく好印象な子たちばかりでした。
車での喫煙が禁止というお店でのルールがあったのか、誰もたばこを吸う子がいなかった事にも驚きました。
(これはお店によってルールが違うと思います。)
でも念のために携帯用の灰皿は常備して対応できるようにはしていました。
基本は、車内では送迎ドライバーから話しかけるという事はしませんでしたが、たまにキャストさんから話をしてもらえる事がありました。
それぞれ理由があってキャバクラなどの夜職をしています。大学の学費の為、借金返済の為、など理由は人それぞれのようでした。
夜職送迎ドライバーの給料・働き方
次に、夜職送迎ドライバーの給料や働き方について、実体験からまとめます。
実際の給料と稼ぎやすさ
深夜23時~早朝3時までの勤務で6,000円でした。
時給換算すると1,500円という感じですね。(最近はもう少し時給が上がっているかも)
稼ぎやすさという面では効率よくキャストさん達の配車をしてくれていたので無駄のない経路で稼ぎやすかったと思います。
シフトの組み方や自由度
送迎ドライバーのシフトは、基本月曜日から金曜日までを希望していたのですが、その日のキャストさんの出勤人数などもあるので当日の夕方に仕事の有無の連絡がありました。
どんな人に向いている仕事か?
夜職の送迎ドライバーに向いている人は、大前提として車の運転が好きな人です。
また、待機時間などが苦にならずに待つことができる人です。気遣いができ空気を読むことができる人です。
これらがきついと感じる人は難しいかもしれません。
まとめ:夜職の送迎ドライバー経験から今の自分が思うこと
お金が原因で夫婦間で喧嘩になるという事が世の中には多いと感じていましたが(私の両親は小さいときからお金が原因で喧嘩をしていました。)もっと解決策があると思って、男性が働く・女性が育児をする、という価値観を開放して良かったと思っています。
性別に関係なく仕事の選択肢がある事も、収入を得る為に仕事を探す探し方も多様性の時代になったと感じます。
夜職送迎ドライバーは、深夜勤務や待ち時間きつい部分もありますが、即日払いがあり、シフトの自由度も高い仕事です。運転が好きな方や、短時間で効率よく稼ぎたい方には向いています。
キャバクラなど夜職の送迎ドライバーを検討中の方の参考になれば嬉しいです。即日で現金が必要な方には、きついけどおすすめの仕事だといえますよ。
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ライター:送迎ドライバー経験者のHさん