FXを始めてみたいけど、失敗したらどうしよう。
どうしたら、うまくできるか分からない。
このように、FX取引でお悩みの方も多いでしょう。
この記事では、FXでのありがちな失敗例と、改善するためのアドバイスをお伝えします。
FXで失敗するパターン
FXは、為替の上下を利用して差額から利益を得る取引です。
24時間取引が可能で、口座開設も即日できてしまいます。
初心者でも始められる、便利なサービスです。
ですが、これらの取引で「1日で〇万円失った」「全財産がなしになった」という例も少なくありません。
FXの取引で大きな損失を出して失敗するパターンをあげてみます。
FXのシステムの知識が足りない
FXでの取引を行うには、FXの仕組みが分かっていないとできません。
まずは、1つポジションを保有するためにどれだけ資金が必要か、損切となる価格変動の目安など。
そして、レバレッジや、ショート、ロングなどの基本的な用語、ルールを知ることが前提です。
そして、為替取引に伴うリスクに関することですね。
初心者にありがちなパターンで、取引を無計画にしてしまうことが多く見られます。
FXの取引を行うためには、まずは最低限の基礎知識を身につけてからにしましょう。
レバレッジを高く設定している
FXにおいて、レバレッジを利用すると少額の元手で多額の取引ができます。
このレバレッジを高くして、多くの利益を欲しいと考えてしまうのです。
投資においては、利益を得られる可能性もあれば、同じだけ損失を出してしまう可能性もあります。
ポジションを常に持ってしまう
こちらも、初心者がしてしまいがちな失敗です。
利益をとにかく早くに出したいという思いから、ポジションを常に持とうと思ってしまうもの。
私自身の経験ですが、初めてから半年程度の間にビギナーズラックというべきか5万円ほどの利益が出ました。
ですが、あのリーマンショックにつながる相場の変動が始まってしまいました。
相場の動きの読みが外れてしまい、口座はもはや火の車。
だけど、ポジションを手放すことができなくてロスカット、そして絶望しました。
トレードというものは、10回中10回利益を出すことが目的ではありません。
プロのトレーダーでも、基本としては短期、少量ずつというスタンスで取引を行っています。
常にポジションを保有していないといられないというのはある意味依存症とも言えます。
FXで損失を出さないための対策
FXで失敗してしまうと、その後の人生が台無しになることもあります。
そのようにならないための、対策をお伝えします。
一緒に見ていきましょう。
ルールを決める
FX取引を行うためのルールを決めておきましょう。
具体的には、損失が何円以上にならないように損切を行う。
変動しやすい週末にポジションを持ち越さない。
などと、始める前に決めておいてそれを破らないようにしましょう。
また、資金についての注意も前の見出しで話しています。
資金についても、基本的に余裕資金(自由に使えるお金)でするようにしましょう。
前のロスカット地獄に陥った時も、貯金から何十万という資金を回しました。
ですが、借金などはせず区切りをつけられたため、助かりました。
ルールの範囲内で行うことは、できることの制限から苦痛に感じるかもしれません。
ですが、スポーツや交通ルールと同じでフェアで安全に取引を行うための規範として理解しましょう。
相場についての情報を収集する
為替というものは、世界の情勢や出来事によって変動します。
まずは、変動の要因になることに目を向けましょう。
代表的なことは指標などの数値、要人の発言などです。
トレードのシステム上でそれらの数値や指標の発表される時間が近づくとお知らせしてくれることもあります。
東日本大震災が発生したときは週明けには3円ほど安値で始まり、4日後過去最高の76.4円を記録しました。
為替に限らず、株や投資信託などでもですが投資活動を始めるとニュースに自然に目が向くもの。
マーケット情報をサーチするようになるなど視野が広がります。
少額、少ロットで取引する
例でみたような失敗をしないための大原則。
FX口座に最初に元手として入れる額は今や最小4円からと始めやすくなっています。
また、最低取引単位となるロット数ですが1ロット10,000単位として0.1ロットから取引ができます。
1,000単位の取引はリターン、リスクともに少なくなりますが安全といえます。
まずは、ミニマムな最低限の資金、ロットで始めてみましょう。
まとめ
FXの取引で、失敗してしまうパターン、そしてそれらの対処法をお話ししました。
記事で、お伝えしたことをおさらいしましょう。
まずは、失敗するパターンとして
- FXのシステムの知識が足りない
- レバレッジを高く設定している
- ポジションを常に持ってしまう
そして、対処法としては
- ルールを決める
- 相場についての情報を収集する
- 少額、少ロットで取引する
とするといいということです。
初心者は、つい自分の考えをもとに利益を追求してしまいがちです。
ですが、投資活動というものはそういった行動によるリスクにより損失が発生するもの。
投資を行うということは自分のお金を危険にさらすことだと心得ましょう。