儲かる新興株の探し方について、悩んでいませんか?
新興株は成長性が高い企業も多く、何かと注目されている市場です。
ただ、実際に探してみると、どうやって探せば良いのか判断が難しいこともあります。
この記事では、儲かる新興株の探し方や、投資メリット・特徴についても解説します。
新興株を探す時に、指標になる考え方です。
新興株への投資を検討している人は、ぜひ参考にしてください。
1.新興株とは
新興株とは、主に新興市場で取引されている銘柄を指します。
新興市場は、ベンチャーなどの成長が期待される企業が多く上場しています。
例えば、メルカリやブシロードなども、新興株の1つです。
メルカリは、コロナ禍で断捨離する人が増えて需要を伸ばしました。
新興株投資のメリットについて、次に紹介します。
2.新興株のメリット|株価が大化けする可能性がある
新興株のメリットは、株価が大化けする可能性があることです。
大企業の株は知名度が高く値も高いため、これから10倍100倍と上がる可能性は低いでしょう。
その点、新興株は値段が安かったり、プロの投資家からは狙われにくかったりします。
一度人気が出ると10倍、100倍と上がることもあります。
コロナ禍の巣ごもり需要では、EC関連銘柄がぐんと上がりました。
新興株はトレンドに乗ったり、業績が好調になったりして大化けする可能性があります。
3.儲かる新興株の特徴4つ
儲かる新興株の特徴は、以下の4つです。
- 1.独自のビジネスモデルを持つ
- 2.割安
- 3.売上・利益が毎年10%以上伸びている
- 4.ROEが15%以上
次で、詳しく確認しましょう。
1.独自のビジネスモデルを持つ
独自のビジネスモデルがある新興株は、儲かる可能性があります。
例えばアマゾンは、客からの支払預かり金を短期の資産にして、成長のために使いました。
商品の販売元に支払うまでの期間を長く設定することで、この仕組みを実現します。
独自のマネタイズの仕組みが上手いと、成長する可能性が高いです。
2.割安
PBRからみて割安な新興株は、狙い目です。
PBR(Price Book-value Ratio)とは、1株当たり純資産の何倍で株が購入されているかを指します。
PBRが低いと、本来の資産価値より安い値段で取引されているためお得です。
割安かどうかは、1.5倍以下を目安にしてください。
ただ、業績が悪いなど決定的な理由があって、割安になっている企業もあります。
他の指標もあわせて総合的に判断しましょう。
3.売上・利益が毎年10%以上伸びている
新興株の中でも、売上・利益が毎年10%以上伸びていると、成長性が高いと言えるでしょう。
高利益率なら、次なる成長への資金もあるため、さらなる成長が見込めます。
増収増益の企業は、通常割高になっていることが多い印象です。
ただ、市場全体が落ち込んでいたり、業種全体が低迷していたりすると、割安な銘柄が見つかりやすいです。
こうしたチャンスを見逃さず、コツコツ調べましょう。
4.ROEが15%以上
ROEは効率的な経営をしているかがわかる指標です。
ROEが高ければ高いほど、利益率が高い銘柄です。
日本では10%あれば高い方ですが、10倍や100倍近く上がった株はROEが15%以上のものも多数あります。
近年、ROEの高さが注目されており、ROEが高い銘柄としては、フィスコやINTLOOPが挙げられます。
ROEが高いから、良い銘柄とは限りません。
儲かる新興株に投資するための1つの指標として、チェックしてください。
業績だけではなく、こういった利益率に注目するのも、儲かる新興株を見分けるポイントです。
ぜひ参考にしてください。
4.新興株の探し方
新興株を探すために、スクリーニングで以下の条件に絞りましょう。
- PBR1.5倍以下
- 売上・利益が毎年10%以上伸びている
- ROEが15%以上
そこから、決算資料などにビジネスモデルの説明があれば調べて、新興株を探しましょう。
売上・利益が伸びている会社は、増収増益の企業でネット検索すると、ランキングが表示されることもあります。
5.まとめ
今回は、儲かる新興株の探し方や、投資メリット・特徴についても解説しました。
内容をまとめると、以下の通りです。
- 新興株投資のメリットは、株価の大化けを期待できること
- 儲かる新興株の特徴は以下の4つ
1.独自のビジネスモデルを持つ
2.割安
3.売上・利益が毎年10%以上伸びている
4.ROEが15%以上
新興株は新しい企業が多く、財務状態が安定していないこともあります。
そのため、できる限り安全に新興株投資するためにも、これらの指標もチェックしましょう。
また、1つだけの条件ではなく指標は複数持つことをおすすめします。
その時々の感覚で投資するよりも、指標に沿って投資した方が、検証もしやすくなります。
儲かる新興株を探すために、ぜひ参考にしてください。
ライター:田中うめ子