みなさんは転職の経験がありますか？
厚生労働省が行った「令和3年雇用動向調査」によると、令和3年の転職によって前職よりも年収が上がった人の割合はおよそ34.6％というデータがあります。
このように転職をすることで、自分のスキルや経験が適正に評価され、年収が上がることは珍しくありません。
しかし、転職に対し、「怖い、失敗したらどうしよう」など不安になることもあるかもしれませんが、このような不安は、転職エージェントを利用することで小さくすることができます。
転職エージェントの特徴は、転職のプロが、転職希望者と直接ヒアリングを行い、その人に合った企業を紹介してくれるというものです。
もしも条件と合わなければ、転職しなければいいだけなので、今の職場に不安がある方は、まずは転職エージェントに相談してみることをおすすめします。
本記事では、転職サイトではなく、転職エージェントを利用する理由と、年齢・目的別のおすすめ転職エージェントを3社紹介します。
転職エージェントとは？
転職エージェントとは、転職希望者と企業をマッチングさせる対人型のサービスです。
転職に関するプロが個々にあった求人を紹介してくれたり、応募書類の添削、面接対策までさまざまなサポートを行ってくれます。
企業側は、スキルや経験を持った即戦力になる人材を求めていることが多く、転職サイトと比べて扱っている求人の年収は高い傾向にあります。
転職サイトと何が違うの？
よくある疑問として転職サイトと転職エージェントの違いについてです。
転職サイトと転職エージェントの大きな違いは求人の探し方です。
転職サイトは、求職者自身が、求人情報から希望する条件に合う企業を探し、応募する形式です。
一方、転職エージェントは、転職のプロが求職者とヒアリングしながら希望する条件に合う企業をエージェント側から提示する形式です。
また、転職サイトと転職エージェントでは、掲載されている企業の質が違い、転職エージェントの方が高年収や好待遇の求人が多い傾向にあります。
転職エージェントを使うべき3つの理由
転職サイトと転職エージェント、どちらも転職に関するサービスですが、年収アップなどを目的とした質の高い転職を希望する方は転職エージェントの利用をおすすめします。
なぜなら転職エージェントの方が、取り扱っている求人の質が良く、転職のプロが手厚いサポートをしてくれるからです。
転職エージェントを利用することで得られるメリットには以下のようなものがあります。
- 転職サイトよりも質の高い求人にアクセスすることができる
- 転職のプロが書類添削から面接対策まで転職サポートをしてくれる
- 自分の市場価値を確認することができる
質の高い求人にアクセスすることができる
転職サイトに掲載されている求人は公開求人と言われ、誰でも求人内容を確認することができたり、応募することができます。
しかし、転職エージェントでは公開求人とは別に非公開求人も扱っています。
非公開求人は、求人を出している企業が、戦略的な理由や競争を避けるために転職エージェント経由でしかアクセスできない求人のことを言います。
非公開求人には、企業の機密情報や高い専門性が求められるポジションが含まれているため、求人の質が高くなりやすいです。
転職のプロが転職サポートをしてくれる
転職サイトで応募した場合、履歴書の作成から面接の日程調整、面接対策まで全て自分で行う必要があります。
しかし、転職エージェントをすることで、このような面倒なことを転職のプロがサポートしてくれます。
転職エージェントが行ってくれるサポートには以下のようなものがあります。
- 履歴書の作成・添削
- 面接の日程調整
- 面接の対策・練習
- 企業の情報取集
- 求人の条件交渉
上記のような転職活動全般を転職エージェントがサポートしてくれるので、安心して転職活動をすることができます。
自分の市場価値を確認することができる
転職サイトでは、自分の市場価値を知ることは難しいですが、転職エージェントを利用することで市場価値を知ることができます。
転職エージェントは求職者とヒアリングすることで、職務経歴やスキル、希望条件を把握します。
その情報をもとに転職エージェントが過去の転職事例などと比べ、求職者が転職市場でどの程度評価され、どのようなポジションが適しているかを示してくれます。
また、転職エージェントから提示された求人情報からも市場価値を知ることができます。
おすすめ転職エージェント3選
転職をするには転職エージェントがおすすめですが、転職エージェントにも多くの種類があるため迷う方も多いかと思います。
そこで、ここでは、年齢や目的別でおすすめできる転職エージェントを3つ紹介します。
20代、30代の若手におすすめ：マイナビエージェント
（引用：マイナビエージェント）
マイナビエージェントは、首都圏や関西圏の20代〜30代に圧倒的な強みを持ち、非公開・独占求人が多いのが特徴の転職エージェントです。
若い人におすすめする理由として、マイナビエージェントは、新卒を積極的に採用している企業との取引社数が1番多いためです。
また、IT・Webエンジニア、メーカー、金融業界、営業職などの業界に精通した専門のチームが設けられており、各業界から専門的なアドバイスを受けることができます。
2024年顧客満足度、1位を獲得しているので、初めての転職活動で不安が多い方にも使いやすいエージェントと言えます。
若手向けの求人が多い一方で、40代や50代のハイクラス向けの求人は他と比べると少ないので、利用には注意が必要です。
30代、40代の経験やスキルを活かしたい方におすすめ：JACリクルートメント
（引用：JACリクルートメント）
JACリクルートメントは、外資系・グローバル企業への転職に強く、30代〜40代の年収アップを目的としたミドルクラス転職を希望する方におすすめの転職エージェントです。
30代、40代の方におすすめする理由は、JACリクルートメントは、高年収層の支援に力を入れており、大企業や外資系に特化した非公開求人が多いからです。
また、サポートが手厚いことでも高い評価を得ており、2019年〜2023年のハイクラス・ミドルクラス転職でオリコン顧客満足度、5年連続1位を獲得しています。
今後のキャリア形成を考えている方にはおすすめですが、20代などの若手の方には条件が合う求人が少なくなるので注意が必要です。
管理職や高いスキルを活かしたい方におすすめ：ビズリーチ
（引用：ビズリーチ）
管理職などのハイクラス転職を希望する方はビズリーチがおすすめです。
ビズリーチは、従来の転職サービスとは違い、求職者が企業に応募するのではなく、企業側から求職者をスカウトする「ヘッドハンティング型」の転職サービスです。
管理職経験や高い専門性スキルを持った方は、企業側からスカウトが届き、年収1,000万円を超える求人も珍しくありません。
しかし、自身の職務経歴や希望条件次第では、企業側から声がかからず、転職をすることができなくなってしまいます。
ハイクラス求人は競争が激しいため、希望条件が全て通るとは限りません。広い視野を持ち、根気強く転職活動を続けることが大切になります。
まとめ：プロに相談！転職に困ったら転職エージェントに相談しよう
一昔前までは終身雇用、年功序列が当たり前の社会でしたが、昨今は転職でキャリア形成をする方が増えてきました。
今の会社に不安がある方、年収を上げたい方、専門スキルを伸ばしたい方は転職が必須です。
転職エージェントを利用することで、転職サイトには掲載されていない非公開求人にアクセスすることができたり、転職のプロによる転職活動のサポートを受けることができます。
実際に転職をしなくても、転職エージェントと面談を行ったり、求人情報を見るだけでも自分の市場価値を確認することができます。
転職エージェントサービスは種類が多く、どのサービスを利用したらいいか悩まれるかもしれないので本記事では年齢・目的別に3社、紹介しました。
20代・30代の若い年齢の方には、マイナビエージェントがおすすめです。
マイナビエージェントは、転職初心者や若手支援に特に力を入れているので若い年齢の方から高い支持を得ています。
各業界に精通した専任アドバイザーもいるので、異業種の転職にも挑戦しやすいです。
30代・40代のミドルクラスの方にはJACリクルートメントがおすすめです。
JACリクルートメントはミドルクラスの転職において顧客満足度、5年連続1位を獲得するなど実績があり、外資系や大企業との取引が多数あるのが特徴です。
今よりも高年収を目指す方やこれからキャリア形成をしていく方から高い支持を得ています。
年収1,000万円以上も狙えるハイクラス転職にはビズリーチがおすすめです。
ビズリーチは、こちらから応募するヘッドハンティング型の転職サービスで、管理職などの高いポジションを希望する方から高い評価を得ています。
掲載されている求人の3分の1以上が年収1,000万円以上なので、さらなるキャリアアップを目指す方におすすめです。
このように転職エージェントによって得意な年齢層や目的が分かれているので自分の転職目的によって選ぶ必要があります。
まずは転職エージェントに登録をし、サービスを利用し、転職市場を覗いてみて下さい。
今よりも好待遇で迎えてくれる企業がたくさんあるかもしれません。
