みなさんは、リユースショップを利用したことがありますか?
リユースショップの「リユース」は「再使用・再利用」という意味で、壊れた機械を修理したり、服をお下がりとして譲り受けたり、フリマアプリで不要になった雑貨を販売するなどが「リユース」の取り組みにあたります。
リユースショップとはその「リユース」の取り組みを掲げ、客から不要品を買い取りそれらを販売しているお店のことで、年々その需要は高まり続けています。
今回はそのリユースショップの代表格とも言える、「セカンドストリート」に注目してみました。
実際にセカンドストリートには、お得に買い物できるキャンペーンや掘り出し物がたくさん。掘り出し方さえわかっていれば、「え!これがこの価格!?」といった驚きの商品を誰でも簡単に見つけることができるんです。
「最近話題だけど、実際セカンドストリートってどんな感じなんだろう?」
「本当にお得に買い物できるの?」
「掘り出し物を見つけたいけど、どこから見たらいいかわからない・・・」
今回はそんな疑問をお持ちのみなさんのために、
- セカンドストリートで筆者が実際に発見した掘り出し物
- 掘り出し物の見つけ方 5STEP
- 更にお得に買い物できる方法
をご紹介します。
今までセカンドストリートを利用したことがない方や、なんとなく店内を見て回っていた方でも、この記事を読めばセカンドストリートでの買い物が楽しくなること間違いなし。
ぜひ最後まで読んで、店舗に足を運ぶ際の参考にしてみてください!
【セカンドストリート】ってどんな店?
セカンドストリートは全国に800店舗以上。アメリカやマレーシア、台湾など海外にも出店数を増やし続けている大手総合リユースショップです。
実店舗だけではなく、オンラインストアでの販売・買取にも力を入れています。
(セカンドストリート公式サイト引用:https://www.2ndstreet.jp/)
取り扱っている商材は、洋服やバッグ、靴、帽子、アクセサリーなどのファッションアイテムに加え、家具や家電、食器、おもちゃ、楽器など幅広いジャンルのアイテムが揃っています。
全商材を扱う総合店が多いですが、楽器のみを取り扱う店舗やファッションアイテムオンリーの店舗など、一つの商材に特化した店舗も展開されています。
セカンドストリートはあくまでリユースショップですが、みなさんが想像するような使い古された商品ばかりではなく、業者から仕入れた新品の家電や雑貨もあれば、新古品のような状態の綺麗な商品が置いてあることも。
リユース品というだけで、新品を定価で買うよりも遥かにお得に手に入れることができます。
セカンドストリートで買い物をするメリット&デメリット
セカンドストリートでの買い物はメリットも多いですが、中古品を扱っているお店を利用する上では、少なからずデメリットもあります。
メリット
定価よりも安く購入できる
セカンドストリートに展開されている商品は、買取利用者から買い取ったものがその大半を占めています。例えばタグ付き未使用のブランドバッグや、未開封の家電であっても、一度人の手に渡った商品であればそれらは全て中古品として扱われます。
そのため、一次市場と変わらない状態のものも、セカンドストリートでは定価より安く販売されているのです。
生産が終了しているモデルや、品切れ状態が続いている商品を購入できる
公式の通販や実店舗ではもう販売されていないアイテムでも、先にその商品を手に入れていた人が何かしらの理由で買取に出していれば、セカンドストリートの店頭に並んでいることがあります。
既に使用されている可能性が高いですが、状態などを確認して問題ないようであれば、「欲しかったけどもうどこにも売っていない・・・」という商品も手に入れることができます。
珍しいものや非売品など、レアなアイテムに出会うことができる
セカンドストリートの買取利用者は、老若男女いろんなタイプの人がいるので、買取に持ちこまれた商品の中にはヴィンテージ品や非売品など、かなりレアなものが入っていることがあります。それらも全て商品として店頭に並ぶため、「こんなものが売っているんだ」という発見があると、店舗を見て回るのが楽しくなります。
購入時に保証がついてくる
セカンドストリートで中古品の家電や腕時計を買うと、購入日から半年間の返金保証がついてきます。また、それ以外の商品も購入時のレシートさえあれば、購入日から1週間くらいなら返金対応してくれることがほとんどです。
デメリット
初期不良や動作不良が起きることがある
やはり中古品なので、特に電化製品などには不良品があることも多いです。セカンドストリートでは買取時、商品陳列前に動作確認を行ってはいますが、1点あたりにかけることができる時間は限られていますし、陳列中にバッテリーが劣化したりなどの経年による不良も起こり得ます。実際、購入前に店舗で動作確認をしても、家に帰って長時間使用してみると不具合に気づく、という事例は少なくありません。
付属品が揃っていないことがある
リユースショップなので、元々の買取持ち込み時から欠品状態であったり、店頭に陳列中、他の客が商品を手に取って見た際に紛失したりなどで、完全に揃っていないセット品などが販売されていることも。中には、その付属品がないと機能しないといったちょっと困るパターンもあるので、購入前にしっかり確認する必要があります。
【体験談】セカンドストリートで実際に出会った掘り出し物
セカンドストリートがどんなお店か、利用する上でのメリット&デメリットがわかったところで、次は実際に筆者がセカンドストリートの店頭で見つけた掘り出し物を3つ紹介します。
掘り出し物1:70s Champion ヴィンテージ リバーシブルTシャツ
(セカンドストリート公式サイト引用:https://www.2ndstreet.jp/)
これはわたしが6年前、古着にハマっていたときのことです。
福岡の天神で古着屋巡りをしており、その時立ち寄った個人経営の小さな古着屋で上記画像によく似たChampionのTシャツを購入。海外から買い付けた70sのものだったため、裾に小さい穴や毛羽立ちなどの使用感はありましたが、デザインに惹かれて5,
000円ほどで購入し店を出ました。
その後立ち寄った近隣のセカンドストリートで、なんと全く同じTシャツがヴィンテージ古着のピックアップコーナーに並んでおり、その価格はなんと2,530円(セールなどは開催されていませんでした)。
前の店の半額で販売されており、わたしが購入したものよりも明らかに状態も良く、唖然としたのを覚えています。
ちなみにこの古着をフリマアプリで調べたところ、類似商品は3,500〜5,500円ほどで取引されていました。
掘り出し物2:citizen kii: 腕時計
(セカンドストリート公式サイト引用:https://www.2ndstreet.jp/)
5年前、自宅から一番近い店舗でアクセサリーコーナーを見ていました。
鍵付きのショーケースなどには入っておらず、透明のボックスの中に乱雑に腕時計がまとめられており、その中に入っていたのがこちらの腕時計。仕事用に華奢な腕時計が欲しかったためデザインを見てすぐに気に入り、価格も1,430円だったため即購入しました。
すると、帰宅するなり商品を調べてびっくり。定価が28,000円。中古相場を調べても、全く同じ商品の最低価格は8,000円でした。
知らずに購入したとはいえ、いい買い物ができたとかなり嬉しかったのを覚えています。
掘り出し物3: 定価2〜3万相当の木製テレビボード
つい最近の話です。
引っ越したのを機会にテレビボードの買い替えを考えており、今のテレビのサイズや部屋の広さに合わせて幅150cmほどのものを探していました。ペットを飼っていて抜け毛や埃がDVDプレイヤーなどに積もるのも嫌だったため、引き出しなどの収納がしっかりしていることも購入時の最低条件でした。
いろんな家具通販のサイトを見てみましたが、そこまでのサイズや作りのものとなると安くても2〜3万円台。妥当な金額とは思いつつ、給料日が来るまで購入を保留。
そんな中、偶然にもふらっと立ち寄った近隣のセカンドストリートで、なんと条件にぴったりのテレビボードを発見。なんと5,390円。状態も天板に薄い擦り傷が1箇所ある程度でした。
あまりにも安すぎるのでスタッフに聞いたところ、「店舗が狭く家具を置くスペースが少ないため、通常よりもかなり安く販売している」とのことでした。スペースさえあれば10,000円以上はつける商品だったようです。
セカンドストリートが相場よりも安いのはなぜ?理由を解説
Twitterでも、「セカンドストリートでこんな掘り出し物があった!」というようなツイートを多く見かけます。
セカンドストリートって時々掘り出し物があるので面白い。ボルトリック70E-tuneが3800円で売ってた…。即買い。 pic.twitter.com/fWXlp9e73K
— きりさん@沖縄バドミントンコーチ (@haisaikiri) May 16, 2021
昨日、久しぶりに家族4人でお出かけ!
息子・娘の買い物して最後に何気に入ったセカンドストリートで掘り出し物を発見‼︎
ハタケヤマの財布定価16600円が何と550円!
キズも全く見当たらない!
ポンタポイントで即購入! pic.twitter.com/HydvBreAuL— takatin (@Takamiyagi24) March 21, 2021
ではなぜこんなにも、セカンドストリートに掘り出し物が多いのでしょうか?
そこには、大きく分けて3つの要因が考えられます。
理由1:スタッフの価格設定ミス
セカンドストリートはスタッフが一点一点査定し、価格設定まで行っています。会社での販売実績や、中古相場を元に価格の算出を行いますが、スタッフももちろん人間ですし、中古品の価格設定をAIへ任せたりマニュアル化するのは難しいので、どうしても価格のズレが出てきてしまいます。また、ブランドロゴを見逃してしまいノーブランドとして価格をつけてしまうなど、人的ミスにより安価になっている可能性もあります。
理由2:店頭販売での需要の考慮
セカンドストリートはオンラインでの販売も行っていますが、基本的には店頭販売が中心になります。会社として利益を出す上では回転率が命なので、店頭での販売で動きが悪いものは安価になりやすいです。
例えば、アイドルのグッズや有名人のサイン入りの商品。グッズやサイン入りの商品はそのアイドルや有名人をを好きな人じゃないと購入はしないでしょうし、一部の人にしか需要がないので、店頭での販売価格はグッと下がる傾向にあります。
また、レコードも今はプレイヤーを持っている人が少ないですし、コレクターなどの大量持ち込みが多く売り場を圧迫してしまうため、店舗によっては一律30〜50円ほどで販売しているところもあります。
理由3:在庫過多や陳列スペース不足による値下げ
先ほどの体験談でご紹介したテレビボードのように、「店内でスペースを確保できない」「在庫を多く持ち過ぎている」などの理由により、通常より安く展開されていることも。
家具や家電など大型の商品になればなるほど、そういった商品が多いように感じます。
セカンドストリートをハシゴしたくなる!掘り出し物の見つけ方
「セカンドストリートに掘り出し物があるのはわかったけど、どう見つけたらいいの?」
セカンドストリートにただふらっと寄るだけなんてもったいない!
以下の5つのSTEPをしっかり踏めば、誰でも簡単に掘り出し物を発見できます。
STEP1 定期的に近隣店舗に足を運ぶ
まずは自宅から一番近い・通いやすい店舗を1店舗決めて、定期的に通ってみましょう。「定期的に」というのが大事です。
セカンドストリートは毎日「買取→商品メンテナンス→陳列」を行っているので、休むことなく新しい商品が補充されています。かと言って毎日通う必要もないですが、せめて数ヶ月に一回は通ってみてください。オススメなのは、シーズンの移り変わり。商品を季節に合わせてガラッと入れ替える時期でもあるので、新しい商品に出会いやすいです。
「定期的に」通っていれば、単純に新商品に出会う頻度も高まりますし、次のSTEPにも繋げることができます。
STEP2 売り場の造りを把握する
同じ店舗に通い続けていると、売り場の造りを把握できてくるかと思います。
「入り口から入ったら、左手には家電コーナーがあって、奥には家具や雑貨、楽器・・・2階は洋服とスポーツ用品があって・・・」
という風に、どこに何があるかなんとなくでもわかっていれば、自分の興味のない場所まで練り歩く必要がなく、効率よく掘り出し物探しができます。
ここまで出来るようになれば時間に余裕も生まれるので、通う店舗を増やしていくのもいいかもしれません。また、近くにお目当ての商材の特化店があるなら、そこに足を運ぶのも一つの手です。
STEP3 低価格のコーナーも隅々までチェックする
セカンドストリートには、セールコーナーが常設されている店舗も多いです。
結構勘違いされている方も多く、「セールコーナー=いいものがない」というイメージがあるようですが、意外とそんなことはありません。
スタッフの価格設定ミスがあるという話をしましたが、セールコーナーも同じようにスタッフ判断で値下げが行われているため、中にはセールにかける必要がない商品まで並んでいることも多いのです。
また、アパレルコーナーが特にわかりやすいのですが、セカンドストリートには「カテゴリコーナー」と呼ばれる系統別にアイテムをピックしたゾーンと、「レギュラーコーナー」と呼ばれるシャツ・ニット・パンツなどの大まかなアイテム別に分けただけの安価なゾーンがあります。
セカンドストリートのスタッフは常に店内整理を行っていますが、お客さんが手に取ったものを戻す際にカテゴリコーナーからレギュラーコーナーに間違えて入れてしまうなどで、いい商品が安価ゾーンに混ざってしまうことも。
本当に掘り出し物を見つけたいなら、カテゴリコーナーだけでなく、ぜひ騙されたと思ってレギュラーコーナーも覗いてみてください。
STEP4 コンディションを確認する
実際にいい商品を見つけても、実は状態が悪くてその金額に設定されている、というパターンも多いです。
セカンドストリートはタグや値札に「シミ有」「破れ有」など記入されていることがほとんどですが、記入漏れなどの可能性もあります。値札の情報だけを頼りにせず、自分の目でしっかり状態を見極めることが大事です。
STEP5 ネット上の相場と比較する
最後に確認して欲しいのは、その商品の相場。新品で買った場合の定価もそうですが、フリマアプリやサイトで型番などを入力して、二次市場でどのくらいで売買されているのかを確認します。
例えば、セカンドストリートで2,000円で販売されている革靴。明らかに2,000円にしては造りがしっかりしているし、素材も合皮ではなく本革を使用しています。商品本体に書かれている型番をフリマアプリで検索すると、同じ商品が10,000円前後で売られており、実際にその金額でいくつも売り切れのページが存在します。
こうなれば、この革靴は相場より8,000円も安く購入することができるということがわかります。
こうして全てのSTEPを踏めば、中古品からも掘り出し物を簡単に見つけることができ、購入時の失敗も減らすことができます。
セカンドストリートで更にお得に手に入れるには?
いい商品を掘り出せた上に、相場よりも安く購入できたとなればそれに越したことはありませんよね。
今回は、掘り出し物の見つけ方から相場よりもお得か調べる方法まで、5つのSTEPに分けてご紹介しました。
ですが、更にセカンドストリートでの買い物を楽しくする方法があるんです。
誰でも挑戦しやすい内容になっているので、ぜひ試してみてください。
安くなるシーズンを狙う
中古販売店として毎日新しい在庫が入ってくるセカンドストリート。今季に売れ残ったものを持ち越さなくても、来季にはまた買取で新しい在庫が確保できるので、その年に買い取った商材は基本的にはその年で売り切りたいものです。
そのため、特に季節商材が多い夏と冬の終わりには「クリアランスセール」といって、毎年在庫処分のための大型セールが開催されます。
クリアランスセールは最大50%OFFと、かなり割引きされた金額で商品を購入できるため、開催時期をチェックして出来るだけセール初日に赴くことをオススメします。
公式アプリやLINEの登録をする
リユースショップ「セカンドストリート」は公式アプリ・LINEも運営しています。
公式アプリやLINEを登録すると初回10%OFFや500円OFFのクーポンが貰えたり、誕生日などにもクーポンが配布されます。
また、セール情報が告知されるのでいち早く把握することができますし、会員限定のシークレットセールが開催されることも。
お得になるコンテンツばかりなので、セカンドストリートを利用するなら登録しない手はありません。
スタッフに価格交渉する
少し難易度は上がりますが、店頭での価格交渉で安く出来る可能性もあります。
価格交渉で成功しやすいポイントは、「タグに記載されている情報を理由にすること」。
商品本体にシミがあるのにタグには何も書いていない、「付属品完備」と書いてあるのに1パーツ足りないなど、何か一つでも落ち度があれば指摘して値下げ交渉すると、対応してくれることが多いです。
また、セカンドストリートのタグの左下には、「10103202」などの数字が書いてあることがあります。
これは、その商品が店頭に並べられた日を表しており、上記であれば逆から読んで「20230101→2023年1月1日」という意味になります。
この日付から1年以上経っていれば、価格交渉で値下げしてくれる確率が上がるので、「もう1年も店頭に並んでる気がするんですけど、まだ値下げされませんか?」など尋ねてみてもいいかもしれません。意外と快く引き受けてくれます。
まとめ セカンドストリートで掘り出し物を見つけるなら、徹底リサーチ力が必須!
リユースショップ「セカンドストリート」で掘り出し物を見つけるなら、必要なのはとにかく調べる「徹底リサーチ力」です。
まずは店に通い、店全体を把握する。状態をしっかり確認する。相場と比較する。
これだけで、掘り出し物は簡単に見つかります。
掘り出し物の見つけ方やお得に購入する方法がわかれば、セカンドストリートでの買い物が有意義になり、もっといろんな店舗を見て回りたくなりますよ。
これを機会にみなさんもセカンドストリートの店舗に足を運んで、運命の一品を見つけてみてください!
番外編:その他おすすめの買取・通販サイト
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(ライター名:uka)