老若男女問わず、自由な働き方や、ライフスタイルに合わせた仕事を求める人が増えてきています。
その1つの選択肢として派遣社員が増えてきています。
派遣社員であれば、働く時間や場所、業種を選べるため、プライベートを充実させたいと思う人にはオススメできる働き方です。
この記事では元派遣会社で営業経験のある筆者が色々な目線で説明、解説していきます。
派遣で働く際の参考になれば幸いです。
人材派遣会社の特徴
派遣会社は全国で支店や営業所を含め、許可事業所数は2021年6月時点で42,448社になります。
その中でも全国展開している大手企業から、地元密着型の中小企業まで、さまざまな企業が存在しています。
派遣会社の中でも事務系や製造系などの得意職種があるため、ご自身にあった派遣会社に登録するのがいいでしょう。
人材派遣会社の紹介業種種類
前項でも触れましたが、会社によって得意とする職種や多く取り扱う職種があります。
以下に主な業種をあげますが、さらに細かく分類すると多くの種類があります。
細かい部分は登録派遣会社で聞いて見るのが1番です。
- 事務系
- 製造系
- 介護系
- 保育系
- IT系
- 研究系
派遣会社を選ぶ基準3選
全国各地に多数存在する派遣会社から登録するのに何社かを選ぶのは大変ですよね。
その中でも全国展開している大手企業から選択するのがオススメです。
選択基準として次の3つの基準を参考に派遣会社を選ぶと良いでしょう。
- 優良派遣事業者に認定されている
- 紹介可能案件が多い
- 福利厚生やサポートが手厚い
順に説明します。
優良派遣業者に認定されている
厚生労働省から委託された認定機関により優良派遣事業者認定制度に認定されているか確認するのがいいでしょう。
2023年9月時点では認定事業者数が141社になっています。
約42,000社ある中の141社になりますので認定事業者がいかに少ないのかが分かるでしょう。
認定されているから絶対に安心とは言い切れません。
しかし高い費用と厳しい基準に通過した企業ですので無認定企業よりは本気度が違うのは確かだと言えるでしょう。
(参考サイト:優良派遣事業者認定一覧)
紹介可能案件数が多い
優良派遣事業者に認定されていても、希望する仕事が見つからなければ意味がありません。
まずは希望している職種の紹介可能件数を確認して登録するのがいいでしょう。
福利厚生、スキルアップサポートが手厚い
長く働く場合は、福利厚生やサポート体制が整っている企業がおすすめです。
特に社会保険や有給制度はもちろん必須ですが、企業によっては独自サービスをはじめ福利厚生を打ち出している企業も多くみられます。
また、スキルアップするための学習や資格サポートが充実しているとキャリアアップができ仕事の幅が広がるでしょう。
派遣会社ランキング基準は
今回、紹介する派遣会社を選んだ基準は
- 上記の3選に該当する企業
- 口コミや評判
- 全国展開している
などを考慮して筆者独自に選出しランキングした企業になります。
他サイトでは10社以上を紹介していますが、最低でもこれから紹介する3社だけでも押さえておけば困ることはないでしょう。
事務系に強い派遣会社ランキング3選
男女ともに人気が高い事務のお仕事です。
事務系は一般事務、営業事務、人事事務などさまざまな種類があり、次の3社に登録して紹介をお願いすれば希望するお仕事が見つかる可能性は高くなるでしょう。
1位:テンプスタッフ
事務系の仕事を探すなら、総合満足度1位のテンプスタッフです。
全国展開しているため、お住まいエリアで仕事を探すことも可能です。
また、大手企業だからこそできる業界トップクラスの求人数と、幅広い業種や職種で仕事を見つけられるでしょう。
ご自身のスキル次第で、誰もが知っている大手有名企業で働ける可能性もあります。
学習•資格支援も充実しており、身につけたいスキルを学べるでしょう。
(公式HP:テンプスタッフ)
2位:アデコ
アデコは有名•優良企業の仕事が多数あり、自分のスキルや条件にあった企業や仕事を探せるでしょう。
また、キャリアアップするためのサポートが充実しており、ご自身にあったキャリア支援を受けることができます。
福利厚生面では派遣社員でも正社員と同じ『ベネフィット•ステーション』を利用できます。
充実したオフタイムを楽しめるでしょう。
(公式HP:アデコ)
3位:スタッフサービス
スタッフサービスは人材総合サービスを提供するスタッフサービスグループ企業の1つになります。
そのため、グループ全体で幅広い業種、職種の仕事を探すことが可能です。
大手企業へ多数派遣実績があり、高時給や専門スキルを活かした仕事などが多数あり、ご自身に適した仕事が見つかるでしょう。
また、スキルアップ制度も充実しており、自分に足りないものを補うことも可能です。
公式HP:スタッフサービス
製造系に強い派遣会社ランキング3選
製造系は事務系と比べて学歴や専門スキルなど不要な仕事が多く、工場未経験者でも仕事を始めることが可能です。
また、業種や職種によっては高時給な仕事が多いため短期間でがっつり稼げる仕事もあります。
次の3社に登録して紹介をお願いしたら希望するお仕事が見つかる可能性は高くなるでしょう。
1位:ランスタッド
1960年にオランダで創業し、現在では世界39か国、日本では全国に拠点を持つ世界最大級の派遣会社です。
製造系だけではなく事務系の仕事、単発バイトの仕事など総合的に仕事を紹介してくれるのが特徴です。
工場勤務と言っても簡単にできるような仕事も多数あるため、未経験でも始められるでしょう。
福利厚生では宿泊やグルメ、保育施設などで割引利用できる就業者限定の『ランスタッドクラブオフ』が利用できます。
(公式HP:ランスタッド)
2位:テクノサービス
テクノサービスもスタッフサービスグループ企業の1つになります。
その中でも製造•工場系に特化している派遣会社になります。
そのため、福利厚生やサポート面も安心できます。
また独自の派遣求人サイト『働くナビ』を運営しており業界内でもトップクラスの約13,500件の求人数になるため、自分にあった仕事が見つかるかもしれません。
(公式サイト:テクノサービス『働くナビ!』)
3位:日研トータルソーシング
2023年4月時点では国内最大クラスで全国拠点数が206箇所、さらに工場•製造に特化した求人サイトを運営しているのが特徴です。
さらに仕事に役立つ情報やサポート面も充実していますので学びながら仕事ができるでしょう。
福利厚生も10個の独自サポートや特典があるのも働きがいに繋がるのではないでしょうか。
(公式HP:日研トータルソーシング)
元営業マンの本音(経験談)
派遣会社を選ぶ基準をいくつかあげました。
どれも当てはまっているのが理想かも知れません。
しかし、正直参考程度にしておくのがいいでしょう。
最も大切なのは、自分自身がどこ派遣会社で働きたいと思えるかが重要でしょう。
人によって重要ポイントはバラバラだと思いますが、筆者がオススメするのは人(営業マン)を信頼できるかどうか、対応が誠実であるかで決めるのがいいでしょう。
全員とは言いませんが営業マンは普通に嘘をつくのと対応が悪い方も少なからずいます。
いくら働く条件がよくても営業マンがよくないと仕事も長続きできないこともあるでしょう。
人材派遣会社就職編
ここまで記事を読んでもらった方の中には派遣社員ではなく人材業界の派遣会社に就職してみたいと思った方もいるかもしれません。
そこで、派遣会社の業務内容と平均年収などを簡単に説明していきます。
人材派遣会社の営業職の業務内容
部署によって業務内容は様々ですが、今回は会社の売り上げにつながる営業職について説明します。
主に3つの業務になります。
- 派遣先獲得営業
- 派遣スタッフのフォローアップ
- 人材以外の商材営業
派遣先獲得営業
多くの派遣スタッフの登録や派遣するためには働き口を増やさなければなりません。
少しでも派遣先企業を増やすための地道な営業が必要になります。
派遣スタッフのフォローアップ
長期で働いてもらうためにフォローが必要になってきます。
不平や不満がでたり、モチベーションが下がってしまう人も多数います。
その時に愚痴や悩み相談を聞いたりしてアドバイスやフォローしなければなりません。
場合によっては休日でも対応しなければならない場合もあり、ご自身のメンタル面にも気をつけなければなりません。
人材以外の商材営業
どの会社にも人材派遣以外の商材があるでしょう。
例えば、勤怠管理システム、人材育成教育プログラムなどの人材に関わる商材が多いかも知れません。
新規派遣先を営業しながら商材営業をする場合もあります。
時には商材をフックにして派遣提案をする場合もあります。
どちらも売り上げをあげるには必要な営業になります。
人材派遣会社就職先ランキング3選(年収ベース)
人材派遣会社に就職する場合、多くの企業があるため選ぶのが大変です。
その中でも年収は判断材料の1つとして考慮する人もいるでしょう。
ここでは2021-2022年の1年間の平均年収に基づき、TOP3を紹介いたします。
1位:リクルートホールディングス
誰もが知るホットペッパーやゼクシィで有名なリクルートになります。
人材派遣業界でも大手であり、平均年収が997万円でダントツの1位です。
2位:平山ホールディングス
「インソーシング・派遣事業」と「技術者派遣・受託開発事業」の、もの作りの工程全てに派遣•請負のサポートをしながらコンサルティングしており、技術者•製造系に強い派遣会社になります。
平均年収は853万円です。
3位:ジェイエイシーリクルートメント
ハイクラス層や管理職、グローバル人材に特化した人材支援企業になります。
人材派遣企業とは若干ことなりますが人材業界として紹介。
平均年収は800万円です。
(参考サイト:業界動向サーチ)
元営業マンの本音2(経験談)
人材会社へ就職したいと思った方に、1つアドバイスすると『気合いと根性』が必要になるでしょう。
業務内容でも説明したように、スタッフフォローは非常に大変で、メンタル面でも負担が大きいことがあります。
しかし、その代わりに給料がいいのはとても魅力的です。
お給料のために頑張れる人には向いているかもしれません。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は人材派遣会社のランキングを踏まえながら色々と紹介してきました。
現代はライフスタイルに合わせた働き方ができるようになってきています。
その反面、自由な働き方をするためには我慢も必要になってくるでしょう。
この記事でご自身に合わせた働き方ができるお手伝いに繋がれば幸いです。
ライター名:副業リーマンライター はるぱぱ