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トヨタ自動車の株価がおかしい?なぜ急落?トヨタ自動車を買うべきか?

株価が下落したとき、なぜ急落したのか?を考えることはとても大切なことです。

ただ、トヨタ自動車が経験した急落は何のニュースも出ていないのに突然やってきました。

トヨタの株価がおかしい?と思った投資家も多く、何があったのか情報が錯そうしましたが、結局何が起きたのかは未だ分かっていません。

そこで今回、株式投資歴15年の筆者が、当時の値動きを振り返り、今後トヨタ自動車株を買っても大丈夫なのかを考察していきます。

日本を代表するトヨタ自動車でも、年に数回は急落を経験します。過去の事例を振り返ることでリスクに備えるためにも、最後まで読んでみてください。

トヨタ自動車の株価がおかしい?なぜ急落したのか?

2023年5月23日、トヨタ自動車の株価が急落して、終値は93円安(前日比4.8%安)の1,857円となり、約1年ぶりの下落率でした。

一体この日に何があったのでしょうか。

当日の値動きの振り返り

記録的な下落率となったこの日、注目されたのは下落率ではなく、取引終了間際の値動きです。

下のチャート(15分足)は、前日~翌日(22日~24日)の値動きを表しています。

(引用:Trading View

チャートを見て分かる通り、23日の取引終了30分前から急落を始めました。

14:30時点の株価は1,955円でしたが、取引終了時には1,857円と30分で98円の下落です。

その翌日の始値は急落前の1,950円まで戻しています。

なぜ急落したのか?

急落の理由は、いまだ分かっていません。

当日株価が下落するようなニュースはないことから、ファンダメンタルズ上の下落ではありません。

そのため、自動売買のアルゴリズムの誤作動や誤発注などのファンダメンタルズ以外の要因での下落とする憶測が飛び交っていますが、確かな裏付けのある理由は分かっていません。

過去トヨタ自動車の株価がおかしいほど急落した理由

今回のように何の材料もなく株価が急落することは滅多にありませんが、過去トヨタ自動車は何度か急落を経験してきました。

一体どのような理由で株価が急落してきたのでしょうか。

ここでは、最近の代表的な急落理由を3つ紹介します。

世界生産が計画比4割減少

2021年8月19日に「同年9月の世界生産が当初計画から4割減少の見通し」という報道がありました。

コロナウイルス感染拡大に伴う部品供給不足が原因とされています。

この報道をきっかけに1,945円だった株価は2日間かけて1,783円へ下落し、下落率は8.3%となりました。

世界の販売台数報道も同様ですが、工場が稼働停止をすると、減収減益の懸念がでることから株価は下落します。

ダイハツ工業の品質不正問題

2021年12月20日にトヨタ自動車傘下のダイハツ工業は品質不正問題への対応として全車種の出荷停止とリコールを発表しました。

この影響で、トヨタ自動車の株価は2日間下落を続け、前日比5.3%の下落となりました。

コロナ禍の工場稼働停止と同様に、ダイハツ車が作れない、そしてリコール費用などによる減収減益効果を見通して株価が下落したと考えられます。

円高による決算への悪影響

トヨタ自動車は、1円の円高で営業利益が400億円程度マイナス(2023/3期のトヨタ自動車は円安の影響だけで1兆2,800億円の増益効果)になるため、円高で株価が下落することがあります。

下のチャートはトヨタ自動車と米ドル/日本円を比較したものになります。

完全に相関しているわけではないですが、為替が円高に向かったときには株価が下落し、逆に円安方向になっているときは、株価が上昇していることが分かります。

(引用:Yahoo!ファイナンス

トヨタ自動車株を買うべきか?将来性は?

トヨタ自動車は誰もが知る日本を代表する自動車メーカーです。

しかしながら、自動車業界は「100年に1度の変革期」と言われるほど、外部環境が大きく変化しようとしています。

その一つが脱炭素化の流れで、今後も主流がガソリン車であり続けるのかという問題です。

本命は電気自動車(EV)と言われていますが、果たしてどうなるのでしょうか。

ちなみに、トヨタ自動車は電気自動車の開発では、海外メーカーに後塵を拝していると言われています。

EVが将来の主流となった場合には、トヨタ自動車は今の地位を維持することができないかもしれません。

短期的には業績は堅調に推移

トヨタ自動車グループは、2023年の世界販売台数が1,123万台と初めて1,100万台を突破しました。4年連続の世界No.1です。

加えて、円安も追い風になり、2024/3期の営業利益は4兆9,000億円になる見込みです。

EVシフトが進むと予想される中ですが、トヨタ自動車の業績に影響を与える状況にはありません。

おそらく2025/3期でも円安が続いている状況の中では、トヨタ自動車の業績は堅調に推移するでしょう。

長期的な投資は読めない

本当にEVシフトが起こるのか、起こるならどのくらいのペースで進むのかなど分からないことが非常に多い状況です。

またEVだけでなく、自動運転技術やMaaSなど外部環境の変化で自動車メーカーのあり方が変わる可能性があります。

パナソニックが液晶テレビの覇権争いで負けた後、復活できないでいるように業界の主流・規格争いに負けることは大きな損失になります。

まとめ

トヨタ自動車の急落の理由と今後の株価について解説しました。

  • 2023年5月23日、取引終了30分前から急落しましたが、その理由は分かっていません。
  • 理由の分からない急落は稀で、トヨタ自動車の最近の例でいくと、ダイハツ工業の品質不正問題やコロナによる工場稼働停止などにより急落をした例がある。
  • 一時的な急落はあるものの、円安などを背景に業績は堅調で、短期的には株価も堅調に推移する可能性がある。
  • 長期的には、自動車業界は100年に1度と言われる変革期の真っ只中で、トヨタ自動車といえども勝ち組となれるかはわからない。

急落の理由はすべて一時的なものばかりのため、今後トヨタ自動車の株価が下落するとすれば、外部環境の大きな変化があったときではないでしょうか。

そのため。トヨタ自動車への投資を考えているならば、世界のEVシフトがどれぐらいの勢いで進んでいくのかが重要となりそうです。

トヨタ自動車の戦略の変化も見ながら、引き続きトヨタ自動車は投資先として魅力的なのかを判断するようにしましょう。

  • この記事を書いた人

マネーリテラシー編集部

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