「今から動画編集を始めるのは遅い」、「動画編集者の数が多すぎて、これから稼ぐのは難しい」と悩んでいる方がいると思います。
結論を述べますと、「今から始めても動画編集で稼ぐことができます!!」
「なんで稼げるの?」、「稼いでいる人の特徴は?」と思うので、副業歴1年の筆者が詳しく説明します。
本記事を読むことで以下のことが分かります。
- 「動画編集が稼げない」と言われている理由
- 実際には、動画編集で稼げる理由
- 稼げる人と稼げない人の特徴
各項目についてそれぞれ解説していきます。
「動画編集の副業は稼げない」と言われる理由
動画編集で稼げないと言われる大きな理由は、「動画編集者の数が増えすぎているから」です。
最近、動画編集者になる人が多いため、需要に対する供給が追いつかず「受注できる仕事が無い」と思われていることが背景にあります。
他にも稼げない理由として、「編集ソフトを使い自社内で動画編集ができる企業が増えた」や「1つの案件に対する報酬単価が下がった」などと言われています。
また副業をするために本業やプライベートの時間の合間を見つけて、作業することが難しいと考えている人もいます。
世間の流れや動画編集の難しさから、「これから動画編集で稼ぐのは難しい」と言われています。
これからも動画市場は伸びるため、動画編集・制作はまだまだ稼げる!!
動画市場は今後も成長する見込みがあるため、今からでも動画編集で稼ぐチャンスは十分にあります。
インターネット広告代理店の「サイバーエージェント」は、2022年〜2026年にかけて動画市場は大きく成長すると予想しています。
(サイバーエージェント、2022年国内動画広告の市場調査を実施 | 株式会社サイバーエージェント (cyberagent.co.jp))
図のグラフでは、2021年に動画市場が4,205億円の規模でしたが、2023年には7,209億円、2026年には1兆2,451億円にまで伸びていることが分かりますね。
すなわち動画編集者の数が増えてきても、それを上回るスピードで市場が成長するため、案件の数も十分に存在します。
むしろ需要に対する供給の伸びが大きいため、動画編集者に仕事を求められるケースがこれからも増えていくでしょう。
動画編集で稼げない人の特徴4つ
動画市場はこれからも成長すると言われていますが、中には稼げずに困っている方もいます。
ここでは、動画編集で稼げない人の特徴について4つ説明します。
上手く稼げないと感じている場合は、自分に当てはまる箇所がないか確認してみてください。
クライアントが満足できない仕事をしている
クライアントと一緒に案件をこなす上で、相手が不満に感じる仕事の仕方をしているケースがあります。
次のようなことをしている場合、マイナスの印象を与えてしまいます。
- 納期に遅れる
- 言い訳をする
- 話の内容が分かりづらい
- メールやチャットの返信が遅い
- 質問に対してちゃんと答えていない
反対に以下の行動を取っていると、クライアントに良い印象を持たれます。
- 納期日よりも早く納品
- 円滑なコミュニケーション
- 動画を良くするための積極的な提案
特別に高いコミュニケーション能力は必要ありませんが、クライアントと気持ちよく仕事をするため最低限のコミュニケーションを取りましょう。
動画編集の基本スキルが足りない
動画編集で稼げない人は、クライアントが求める最低限の編集スキルに達していない場合があります。
クライアントはお金を払って仕事を依頼しているため、それ相応の品質を求めます。
すなわち動画編集者は個人で楽しむための動画ではなく、商用として使えるレベルの動画に編集して納品しなければなりません。
しかし独学で動画編集を学んだ方は、基本スキル(カット編集、テロップ入れなど)が自己流になるため、結果として動画の品質が劣ってしまいます。
対策としてオンライン動画編集スクールなどを活用し、編集スキルの基礎をしっかり固めましょう。
単価upのための営業、交渉ができていない
高単価の案件を得るための営業や交渉ができていないと稼ぎづらいです。
基本的な編集スキルだけでは、低単価の案件ばかり受けざるを得ないケースが多いです。
より稼ぐためには、自らのスキルを高く売り込むための営業をしたり、クライアントに単価アップの交渉をしたりする必要があります。
積極的に案件に応募、営業することで、経験や実績を積み重ねて、単価の良い案件を得られるメリットがあります。
動画編集者の中には編集スキルがあまり高くなくても、営業スキルで高単価の案件を獲得している人もいます。
編集技術を磨くだけでなく、営業力、交渉力も上げながら稼ぎましょう。
編集の生産性が低く、時間単価が小さい
編集作業を効率化できていない人は、生産性が低いため上手く稼げません。
例としてyoutubeの動画編集(1つの案件につき5000円が相場)で見てみると、編集に10時間かかる人は時給500円ですが、5時間でこなせる人は時給1000円と計算できます。
つまり同じ案件でも、短時間で編集できる人の方が時間単価が良いです。
また作業効率が良い人は1ヶ月、1年あたりで受注できる案件の数も多いため、より稼ぐことができます。
動画編集では仕事効率がそのまま収益に関わるため、たくさん案件を得て編集効率を上げましょう。
動画編集で稼げる人の特徴4つ
動画市場の成長の波に乗れば、上手く稼ぐことができます。
ここでは、稼げる人の特徴4つについて説明します。
これから動画編集者として活躍したい方は、自分自身に取り入れたり参考にしてみたりしてください。
クライアントが求めていることを考えて仕事をしている
クライアントが満足できる仕事を考えながら行動しましょう。
「納期よりも早く納品する」、「メッセージのやり取りは日中に行う」など良いコミュニケーションを取ることが重要です。
また「視聴者が釘付けになる動画」や「商品を売るための動画」など、クライアントが何を求めているか想像しながら編集すると、クオリティの高い動画を作成できます。
クライアントとの信頼関係を築くためにも、自身が作れる最高の動画を提供することを心がけましょう。
動画編集スクールを活用している
動画編集で稼ぐための最低限のスキルはオンラインスクールで学びましょう。
案件をこなすための最低限の編集スキルは、独学ではなく動画編集スクールで学ぶ方が良いです。
また講師の動画クリエイターは動画編集者として稼ぐ手本であるため、「高単価の案件の獲得方法」や「効率の良い編集技術」などのノウハウを知る機会が得られます。
動画編集で稼ぐための基礎をしっかり作るために、動画編集スクールを活用することをおすすめします。
編集技術と他のスキルを生かして仕事をしている
より稼ぐためには最低限の動画編集技術に加えて、他のスキルも必要になります。
単価を上げるための交渉力、自らのスキルを売り込むための営業力、商用の動画を作るためのWebマーケティングの知識などがあると良いでしょう。
また編集技術を磨いていくと、広告動画やウェディングムービーの作成といった、上級者向けの案件に挑戦して稼ぐ方法もあります。
さらにディレクション能力を身に着けて動画編集チームを作り、マネジメントポジションに就けるようになると、より稼ぐことができます。
純粋に動画編集を楽しんでいる
結局、純粋に動画編集を楽しんでいる人が稼げます。
動画編集には地道な作業も多く、ちゃんと稼ぐために根気強く取り組むことが必要です。
そのため動画編集が好きな人は、品質を上げるための努力や長い時間作業することが苦に感じない人です。
案件をこなした達成感を感じるだけでなく、編集作業そのものを楽しんでいる人が長期で稼ぎ続けることができます。
まとめ
今回は、「動画編集の副業が稼げないのはウソ!?」というテーマで解説しました。
まとめると、
- 動画編集で稼げないと言われる大きな理由は、「動画編集者の数が増えすぎているから」
- 実際には、今後も動画市場が成長し続けるため、今からでも稼ぐことができる。
- 動画編集で稼げない人の特徴は、
- 「依頼主が満足できない仕事をしている」
- 「最低限必要な編集スキルが足りていない」
- 「収入を増やすための営業、交渉ができていない」
- 「生産性が低く、時間単価が小さい」
- 動画編集で稼げる人の特徴は、
- 「クライアントの要望を考えて仕事をしている」
- 「動画編集スクールを活用している」
- 「編集技術と他のスキルを生かして仕事をしている」
- 「動画編集を本当に楽しんでいる」
社会人として最低限必要なコミュニケーションや向上心があれば、案件をこなすには十分です。
また今後の動画市場の予測から、動画編集者になるのは今からでも遅くありません。
オンライン動画編集スクールで最低限の編集スキルを学んだら、「Youtubeの動画編集」といった初心者向けの案件から受けてみると良いでしょう。