・電子書籍と紙の本、読むのに最適なのはどっち?
・電子書籍と紙の本、それぞれのメリット・デメリットが知りたい!
このような悩みを持っている人も多いのではないでしょうか。
2つの媒体にはそれぞれ良い点・悪い点があり、どちらがいいとは一概には言えません。
読む本の種類や読む状況に応じて使い分けるのが最適です。
今回は電子書籍と紙の本のメリット・デメリットや使い分け方法を、年間400冊本を読んでいる筆者が解説します。
本記事を読んで電子書籍と紙の本を上手に活用し、快適な読書生活を送ってください。
電子書籍のメリット
物理的な制約がない
電子書籍はスマホやタブレットなどの端末の中に何百冊も収納されています。
端末1台あれば好きな場所で好きな時間に読めるため、物理的な制約がありません。
満員電車や暗い寝室でも、入浴中であっても、すぐに本が読めます。
読書習慣を身につけたい人や本好きな人には、これが大きなメリットになるでしょう。
すぐに本を購入できる
電子書籍の特徴は、ボタン1つ押すだけですぐ購入できるという手軽さです。
その反面ボタンを押し間違えて不要な本を買ったり、本を買いすぎて出費が増えてしまったりということもあるため、要注意です。
紙の本よりも安く本を買える
「電子書籍は新刊でしか買えないから紙の本より高くつく」というイメージがありますが、サービスやクーポンを利用すれば安く本を購入できます。
KindleUnlimitedというサービスに登録すれば、Kindleで200万冊以上の電子書籍を読み放題で利用できます。初月無料で、2か月目以降は月額980円です。
また、ebookjapanのような電子書籍サイトでは割引クーポンがもらえるため、定価よりもお得に本を読めます。
サービスやクーポンを使って書籍代をうまく節約しましょう。
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読書をサポートする機能が多い
電子書籍には検索やハイライト、文字の拡大縮小など、読書のサポートをしてくれる機能が充実しています。
検索すれば興味のある本がすぐに見つかるし、ハイライトはビジネス書などで印象に残ったフレーズを保存できます。
文字を拡大・縮小する機能は、目の悪いご年配の方たちに優しいですね。
電子書籍はディスプレイ上で本が読めるだけでなく、本を読みやすい環境も提供してくれています。
電子書籍のデメリット
読むのに端末が必要
当然ですが電子書籍を読むには、スマホやタブレットのような端末が必要です。
また、本を買うにはWiFfi環境が、読むには充電が必要です。このような制約があるので、電子書籍も万能ではありません。
WiFiが使えるコンビニや図書館を利用したり、充電残量をこまめにチェックしたりしましょう。
ブルーライトで目が疲れる
電子書籍を読む上で障がいとなるのがブルーライトです。
スマホやパソコンはブルーライトを多く出すため、長時間使用していると睡眠不足や視力低下につながります。
端末にこだわりがない方は、Kindle PaperwhiteやKindle Oasisなどの、Kindle端末を使用するのが最適です。ブルーライトをほとんど出しません。
どうしてもスマホやパソコンで読みたい方は、画面にブルーライトをカットするフィルムを貼るか、ブルーライトカットの設定をしましょう。
読書に集中できないこともある
スマホやパソコンなどのデバイスは、誘惑のかたまりです。
友達からLINEが来たり、何気なくYouTubeを観てしまったりと、時には読書に集中できないこともあるでしょう。
誘惑を完全に断ち切りたいなら、Kindle端末で読むのが最適です。
それは電子書籍リーダー専用の端末であり、読書に完全に集中できます。
読み終わった本を売れない
紙の本と違って本を売却できません。
読んだけど面白くない、そんな本でもずっと所有する必要があります。
ですが、読みたくない場合は本棚から削除するだけでいいため、さほど不便には感じられないでしょう。
紙の本のメリット
書店での本選びが楽しくなる
紙の本は書店で買うという手間が発生しますが、その代わりにお店で本選びをじっくり楽しめるという利点もあります。
私は今では大半の本を電子書籍で読んでいますが、数年前までは紙の本をよく読んでいました。
書店に数時間滞在して本を10〜20冊一度に購入したり、併設されているカフェでコーヒーを飲みながら買った本をすぐ読んだりしていた思い出が懐かしいです。
書店での本選びという、本を読むまでの過程すらも楽しくなる、本好きの方なら共感できるでしょう。
自分の本棚を持てる
紙の本をたくさん所有すれば、収納する本棚も必要です。
本棚に本を並べれば、所有する満足感と本を集めた達成感の両方を味わえます。
今では、ブックタワーやブックスタンドなど、おしゃれな本棚も発売されています。
本を収納する道具としてだけでなく、部屋のインテリアとして活かすのにも適してますね。
読み終わったら売れる
漫画の新刊などは高値で売れるので、引越しなどのタイミングでまとめて売ればお小遣い稼ぎになります。
高額がつかない場合は捨てることもできます。
いずれにせよ、つまらない本や興味がない本をすぐに手放せるのが、紙の本の特徴です。
紙の本のデメリット
物理的な制約がある
紙の本は、必ずしも好きな場所で好きな時間に読めるとはかぎりません。
外出先で読もうとするとかさばるし、雨に濡れたり破れたりすると見た目が悪くなります。
「所詮は紙だから」と割り切るのが無難です。
自宅で読むだけにしたり、本自体をデリケートに扱ったりするなどの対策をとりましょう。
本を購入するのに手間がかかる
電子書籍とは違い、すぐに本を買えるとはかぎりません。
書店で買おうとしても、売り切れだったり置いていなかったりする可能性があります。
自宅近くに書店が無かったら、遠くまで行かなければいけません。
本を買うのに時間や労力がかかるのが紙の本の大きなデメリットですね。
見た目が悪くなる
紙の本は持っているだけで見た目が劣化していきます。
ホコリや汚れがついたら掃除する必要がありますし、長期間所有していると黄ばみや日焼けなどの経年劣化は避けられないでしょう。
掃除好きの人や本の見た目を気にしない人なら問題ありません。
そうでない人は本を売るか、電子書籍に切り替えるかしましょう。
電子書籍と紙の本の使い分け
電子書籍と紙の本は、どちらかを「一方的に使う」のではなく、両方とも「使い分ける」のが最適です。
下記にて使い分けの一例をまとめてみました。参考にしてみてください。
専門書や参考書、問題集などの勉強本は紙の本を使う
電子書籍よりも紙の本のほうが記憶の定着につながりやすい、という研究結果があります。
紙の本は手でページをめくるので、視覚だけではなく触覚にも刺激が伝わります。複数の感覚を使用することで、長期的に記憶することが可能です。
仕事や試験などで結果を出したいならば、紙の本を活用しましょう。
漫画や小説、雑誌などの娯楽本は電子書籍を使う
漫画や小説は、シリーズもしくは複数巻で構成されている作品が多くなっています。
書店でいちいち購入するのは面倒です。
そこで電子書籍で一気に買って、端末でまとめて読むのがおすすめです。
私はKindleストアで『鬼滅の刃』『呪術廻戦』などを大人買いしました。
文字以外の要素も楽しみたい場合は紙の本を使う
本には文字以外の要素も含まれています。
写真集なら好きなタレントのカラーの姿写真だったり、週刊少年ジャンプなどの雑誌なら付録や見開きの絵だったりですね。
カラー写真や見開きの絵は電子書籍では少し見づらくなります。
文字以外の要素も楽しみたい人は、紙媒体を利用しましょう。
まとめ:電子書籍と紙の本は、場合に応じて使い分けるのが最適
電子書籍と紙の本、どっちが100%いいかは一概には言えません。
言えたとしても、一方のユーザーが不快感を示すでしょう。
それぞれのメリットやデメリットなどを考えたうえで、用途や読む本の種類に応じて併用するのがおすすめです。
この記事を読んで2つの媒体をうまく使い分け、読書をより楽しんでいただけると幸いです。
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