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銀行が投資信託を勧める理由!購入するメリット・デメリットについて解説【体験談】

投資信託について「銀行に相談すると手数料高そう」「投資信託に興味があるけれど、どこに相談に行けばよい?始め方がわからない。」と悩み、なかなか一歩を踏み出せない方も多いのではないでしょうか。

元銀行員である私が、銀行が投資信託を勧める理由やそもそもの投資信託の仕組み、銀行で投資信託を購入するメリットやデメリット、証券会社との比較について解説します。

銀行目線、読者目線どちらも網羅した内容になってますので、ぜひ参考にしてください。

投資信託とは?

ここでは、投資信託の仕組み、購入できる金融機関をわかりやすく解説していきます。

そもそも投資信託ってなに?

投資信託とは文字通り「投資を運用の専門家に信じて託す」という意味です。

詳しく説明すると、複数の投資家から集めたお金をひとつにまとめ、運用の専門家が株式や債券、不動産に分散投資し、運用成果を投資家に分配する仕組みです。

株式投資と比較すると、株式は投資している会社が潰れると紙切れになってしまうリスクがありますが、投資信託はたくさんの銘柄に分散投資をすることでリスクを軽減できます。

投資信託を購入できる金融機関

投資信託を購入できる金融機関はかつては証券会社だけでした。

しかし、1990年代後半に金融システムの改革があり、銀行や保険会社での投資信託販売が解禁されました。

購入可能である金融機関を表にしました。

   購入場所     対面     ネット
銀行     ○      ○
郵便局(ゆうちょ銀行)     ○      ○
証券会社     ○      ○
ネット証券会社     ×      ○
運用会社     ×      ○
信用金庫     ○      ○
農協     ○※店舗による      ×

                              (2022年11月時点)

今はインターネットからでも手軽に取引できる金融機関が増えています。

銀行が投資信託を勧める理由【体験談】

皆さん、銀行で投資信託の勧誘を受けたことはありませんか。

ここでは銀行が投資信託を勧める理由、銀行のコンサルティング営業の実態について解説します。

銀行の手数料ビジネス

銀行の収益の柱は手数料です。最近は個人向けビジネスを強化しています。

2016年のマイナス金利導入以降、低金利が加速したことにより銀行の収益源である貸出で稼ぐことが困難になりました。

そのため、投資信託などの金融商品の手数料に頼らざるを得なくなったという状況です。

営業担当者には目標という名のノルマがあり、達成するように命じられます。

投資信託が一番勧誘しやすく、効率よく自分のノルマ達成に近づけます。

本来、投資信託は長期投資が良いと言われています。しかし、少し値上がりすれば、利益確定のお声かけをし、新たな投資信託へ乗り換えをしてもらいます。

銀行はいかに手数料収益を稼ぐかを考えています。

銀行のコンサルティング営業

銀行は投資信託以外に生命保険や住宅ローン、遺言信託、遺産整理業務、不動産のビジネスマッチングなど業務の幅を広げ、コンサルティング営業をしています。

例えば若者にはつみたてNISAや住宅ローン、高齢者には遺言信託や生命保険などをワンストップで提案し一ヵ所に取引をまとめてもらうことで顧客から大きな手数料を得ています。

このように手数料の柱を何本も作ります。

お金のことを銀行に任せっきりにするのではなく知識を深め自分自身で投資の選択をできるようになりましょう。

銀行で投資信託を購入するメリット

投資初心者は、普段利用している銀行でアドバイスを受けるのがおすすめです。

証券会社は敷居が高く感じるという声を聞きます。

そのような方は身近な銀行で投資信託を始めるのもひとつの方法です。

ここでは投資信託を銀行で購入するメリット・デメリットを解説します。

メリット1 対面で情報提供をしてもらえる

投資信託は預金と違い元本割れのリスクがあります。

リスクのある商品に手を出すのは不安を感じることでしょう。

銀行では資格を持った担当者が投資信託の仕組みからおすすめの銘柄まで詳しく教えてくれるので安心です。

投資信託購入後のアフターフォローもしてくれます。

メリット2 投資信託以外にも他の金融商品やローンなどまとめて相談できる

銀行はお金を預かる仕事ですので、ある程度顧客の資産背景を把握しています。ひとりひとりのニーズに合ったものをご紹介することが可能です。

ライフプラン全体を総合してお任せできるのは銀行を利用するメリットではないでしょうか。

銀行で投資信託を購入するデメリット

デメリット1 取り扱い商品が少ない

銀行と証券会社を比較すると銀行の取扱商品の本数は少ないです。やはり昔から本業で販売をしている証券会社は種類が豊富です。

〈証券会社〉

     SBI証券      2697本
     楽天証券      2652本
     野村証券      1016本
     大和証券       503本

〈銀行〉

    三菱UFJ銀行       578本
     みずほ銀行       250本
    三井住友銀行       195本

                         (筆者調査 2022年11月現在)

デメリット2 手数料が高い

店舗を構えている銀行は家賃や人件費がかかります。そのため投資信託の購入時手数料は高い傾向にあります。

銀行と証券会社との違い

銀行と証券会社は取り扱っている商品が異なります。

それぞれの強みや特徴を解説します。

銀行と証券会社の取扱い商品の違い

銀行で取り扱っている商品

・投資信託

・外貨預金

・国債

・保険

・ファンドラップ

・ローン       他

証券会社で取り扱っている商品

・株式

・投資信託

・ETF

・外貨建MMF

・債券(国債・社債)

・保険

・ファンドラップ   他

  

手数料の比較

手数料の違いは、店舗を持つ銀行・証券会社と店舗を持たない銀行・証券会社で異なります。

店舗を持つ銀行や証券会社であっても、自分の判断でネット経由で購入することも可能です。ネットで購入すると、銀行によっては数%手数料優遇があったり、ノーロード(手数料無料)商品を購入したりすることができます。

ネット証券の楽天証券、SBI証券は投資信託の手数料を原則無料にしています。(※一部銘柄は対象外)

費用面を考えるとネット証券がおすすめです。

まとめ

以上、投資信託のメリット・デメリットや銀行の手数料ビジネスの実態について解説しました。

少子高齢化社会、借金大国、増税など明るい兆しが見えない日本。

人生100年時代のための年金づくりとしてNISAやiDeCoが国民に浸透してきています。

私は投資信託は悪いものではなく資産を守るために必要な手段のひとつであると考えています。

しかし、投資信託は元本割れのリスクがあることを認識しなければなりません。

投資する資金がリスクをとれる資金かどうかしっかり考えてください。

投資をする上でのメリット、デメリットを理解した上で上手に金融機関を活用しましょう。

               

                              ライター:megumiya

  • この記事を書いた人

マネーリテラシー編集部

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