みなさん、家計簿はつけていますか。
人間は欲の塊なので、沢山稼いでいる方でも、支出を気にしなければついつい不要なものまで購入してしまい、収支バランスが乱れがちです。
ここでは、Zaim使用歴9年の筆者が人気の家計簿アプリであるZaimとマネーフォワードMEについて、その特徴と違いを書いていきます。
家計簿も収支改善できなければ意味がありません。
自身の収支の流れを把握して家計改善に役立てましょう。
家計簿アプリとは
家計簿アプリとは、手書きで記入する従来型の家計簿とは異なり、スマホやパソコン上で収入と支出を入力するタイプの家計簿のことです。
手書きで書いていた従来型の家計簿と異なり、ネットが繋がるところならどこでも入力ができたり、クレジットカード決済を自動で入力してくれたりなど、アプリならではの便利さがあります。
手書きの家計簿と家計簿アプリの違い
手書きの家計簿 | 家計簿アプリ | |
家計簿への記帳(入力) | 家計簿とペンがなければ記入できない | スマホで入力できるため、インターネットが繋がる環境ならいつでもどこでも入力可能 |
レシートの扱い | レシートを溜め込みがち | レシートをかざすだけで自動入力 |
記帳にかかる手間 | 現金、クレジットカードどちらの決済方法でも手書きで記入する必要あり | クレジットカード情報を登録すれば自動で入力 ※〇〇ペイでの支払いも同様で、事前に登録するだけで決済の度に自動入力される |
別のだれかが記帳したいとき | 家族で共有するには記入している家計簿1冊を開かないといけない | 複数のスマホで同じ家計簿を共有できる |
家計簿アプリの補足
スマホで入力できる家計簿アプリは、インターネットが繋がる環境ならどこでも入力できます。
買い物をする度に入力できるため、1日の終わりに家計簿をつけたくない(まとめてつけるのが面倒だ)、という方にオススメです。
また、溜まったレシートを一気に入力するのも手間なものです。
ZaimもマネーフォワードMEも、レシートを読み込む機能が搭載されており、アプリ上でカメラ機能を使用するだけでレシートを読み取り、自動で入力してくれます。
購入金額だけでなく、品目や購入店舗、購入日まで正確に読み取ってくれます。
印字が荒かったり、手書きの領収書の場合は読み込めなかったりするケースや読み間違うこともありますが、その場合もすぐに修正ができます。
勝手に登録してしまうのではなく、読み込んだ内容が正しいのか確認画面が出てきますので、その時に修正して登録できます。
また、最近ではクレジットカードを使う機会も増えています。
事前にアプリでクレカ情報を登録しておけば、カード決済をする度に自動で入力されます。
そのほか、複数のスマホで同じアプリを共有できます。
例えば結婚しているご夫婦が家計簿を共有したいと考えている場合、それぞれ買い物をして家計簿をつけたい時に別々のアプリに入力されると不便ですよね。
そんな時、Zaimならご主人と奥様どちらのスマホから入力しても、同じ家計簿に反映されるように設定できます。
アプリの共有方法
やり方は以下のとおりです。
①夫婦それぞれのスマホにZaimをインストール
②同じログイン情報(メールアドレス、パスワード)でログインする
以上です。
このやり方で、夫婦2人だけではなく何人でも共有することができ、子供を含めた家族で一つの家計簿を共有することも可能です。
なお、マネーフォワードMEでも共有はできます。
※無料アプリでは1人のみ共有可能
ZaimとマネーフォワードMEの違い
Zaim | マネーフォワードME | |
ダウンロード数 | 1,000万ダウンロード突破 | 1,300万ダウンロード突破 |
入力タイプ | 月単位の入力タイプ 10/10〜11/9等、 開始日は自由にカスタマイズ可能 | 月単位の入力タイプ 10/10〜11/9等、 開始日は自由にカスタマイズ可能 |
レシートの読み込み精度 | 非常に高い | 高い |
広告の数 | 多い | 多い |
無料アプリでできること | ・家計簿の入力、分析 ・レシートの読み取り ・銀行やクレカの自動連携 ・データ閲覧可能期間は無制限 ・何台でも家族間での共有が可能 | ・家計簿の入力、分析 ・レシートの読み取り ・銀行やクレカの口座連携可能件数は4件のみ ・データの閲覧可能期間が一年間のみ ・1端末のみ家族で共有することが可能 |
有料アプリでできること | 【Zaimプレミアム】上記3件に加え、 ・銀行、クレカ連携のタイミングを 自由に設定可能 ・カテゴリのカスタマイズ・カテゴリ 別の予算アラート設定 ・ライフシミュレーション (将来の資産グラフや収支年表を自動で作成) ・一部広告の非表示 | 【マネーフォワードMEプレミアム】 ・銀行やクレカの口座連携可能件数が無制限 ・データの閲覧可能期間が無制限 ・家族で共有できる台数が無制限 ・広告の非表示 ・データのバックアップ |
費用 | アプリ版:月額480円(年額4,800円) web版:月額440円(年額4,378円) | アプリ版:月額550円(年額5,300円) |
備考 | 『消耗品購入タイマー』:トイレット/ティッシュペーパー、ハンドソープなど 切らしたくない日用品について タイマーを設定することも可能 | ホーム画面から現在の資産額が一目でわかる |
通常の家計簿としての使い方は無料アプリで十分です。
アプリを使用して生活改善を目指したい、といった場合は有料アプリにすると良いでしょう。
終わりに
家計簿をつける理由は、収支を把握し無駄遣いを減らすことの他に、浮いたお金で別のことを考えられる点にあります。
政府の後押しもあり、今の時代はつみたてNISAやiDeCoなど有用な資産運用が誰でもできます。
老後資金を貯めるべくインデックスファンドで長期運用していけば、銀行の普通預金では0.001%程度しかつかない金利に対して、5%程度の運用を期待することもできます。
仮に毎月2万円浮いたお金を30年間溜めたとして、普通預金では720万円程度となります。
反面、同期間を5%の運用益で資産運用すると総額1,600万円程度にもなります。
ぜひ、家計簿をつけて収支の改善を図り、マネーリテラシーを高めていきましょう。
アプリのダウンロードは以下から無料でできます↓