今の状況からどうにかしてやり直したいけどどうしたらいいかわからない…。
資格を取得したらいいって言うけど、どんな資格がいいの?
30代に突入し、さまざまな人生の岐路に立ち、人生をやり直したい!と思っていませんか?
やり直すきっかけに、資格を取ろうと思っても、どのような資格であれば役に立つかわからず、なかなか行動に移せないという方も多いでしょう。
そこで、本記事ではキャリアアップや転職、社会復帰に強い、一発逆転が可能な資格を5つご紹介します。
資格だけでなく、資格勉強に役立つ情報もご紹介しているので、ぜひ最後までご覧ください。
30代女性が人生をやり直すために資格を取得すべき理由3選
資格を取ろう!と言うものの、なぜ人生をやり直すために資格が必要なのでしょうか。
この項目では、資格を取るべき以下の3つの理由をご紹介します。
- 資格がないとできない職に就ける
- 転職で有利になる
- 働き方の選択肢が増える
ぜひ、参考にしてください。
資格がないとできない職に就ける
世の中にはさまざまな資格がありますが、その中には「業務独占資格」「名称独占資格」「必置資格」と呼ばれるものがあります。
詳しくは、下記のとおりです。
種類 | 内容 | 該当資格 |
業務独占資格 | 専門性が高く、一部の該当する業務を 独占的に行える国家資格 | ・司法書士 ・行政書士 ・宅地建物取引士 他 |
名称独占資格 | その資格を持っている人のみその名称を 名乗ることができる資格 | ・マンション管理士 ・社会福祉士 ・介護福祉士 他 |
必置資格 | ある事業を行う際に、企業もしくは事業所に 資格保持者を1人必ず置かなければならないと 法律で定められている資格 | ・宅地建物取引士 ・衛生管理者 ・ケアマネジャー 他 |
業務独占資格は、難易度は非常に高いですが、取得ができればその資格所持者しかできない仕事をすることが可能です。
安定した収入を得ることもできるので、やり直しをしたい人にとっておすすめと言えます。
転職で有利になる
資格の取得をしていると、転職で有利になることが多いです。
30代の転職では、専門性が高いスキルや即戦力を求められます。
そこで資格を持っていると、専門性の高いスキルを持っていると評価されることが多く、採用担当者にアピールが可能です。
女性は、男性と比べるとライフイベントに左右されることが多く、勤めていた会社を退職したり、一時的に家庭に入ったりと、1つの会社に長く勤めにくい場合が多くあります。
そのため、転職や社会復帰をしたいときに資格があると、大変有利となり、就職がスムーズに進む可能性が高いです。
人それぞれライフプランは異なりますが、武器は持っていて損はありません。
将来を見据えて資格取得を検討するといいでしょう。
働き方の選択肢が増える
資格を取得することにより、転職だけでなくフリーランスといった働き方の選択肢を増やせます。
国家資格が必要な職業であれば、独立を視野に入れることも可能です。
フリーランスや独立ができれば、自分のライフスタイルに合わせて働けます。
家事や育児と両立する必要がある方にとっては、非常に働きやすい環境を整えることが可能です。
フリーランスや独立をして働くには、最初は仕事が取れずになかなか収入が上がらないといった高いハードルがありますが、軌道に乗れば高収入になる可能性もあります。
自分のライフスタイルに合った生活をしたいという方は、独立ができる資格の取得を検討するのもおすすめです。
【人生をやり直したい30代女性必見】おすすめの資格5選
資格取得の重要性はわかったけど、実際どのような資格を取得すべきなのでしょうか。
そのように疑問に思っている方も多いと思います。
そこで、この項目では30代女性におすすめの資格5つを紹介します。
- 宅地建物取引士
- ファイナンシャルプランナー(FP)3級・2級
- 行政書士
- 日商簿記3級・2級
- Webデザイン技能検定
転職や独立がしやすい資格をピックアップしています。
ぜひ最後まで読んでいただき参考にしてください。
宅地建物取引士
宅地建物取引士は、不動産取引のスペシャリストを名乗れる資格です。
取得するためには、年に1回の試験に合格のうえ、2年以上の実務経験もしくは実務講習を修了する必要があります。
不動産売買や賃貸の仲介のなどにおいて業務独占資格となり、不動産業界での就職で大変強い武器です。
不動産業界以外でも、金融や建設業界でも活かせ、ゆくゆくは独立して働けます。
求人では営業職が目立ちますが、窓口業務や営業事務などの事務職の枠もあるので、事務の仕事を目指している人にもおすすめの資格です。
ファイナンシャルプランナー(FP)3級・2級
ファイナンシャルプランナー(通称FP)は、お金に関する知識のスペシャリストで、相談者へのアドバイスを行う際に役立つ資格です。
金融業界や不動産業界で活かせます。
FPと一緒に中小企業診断士や宅地建物取引士の資格を取れば、ダブルライセンスとしてよりスキルアップを目指すことも可能です。
FPでは、税金を始めとした保険、年金、住宅ローンについて学ぶので、自分の家計管理にも役立つ知識を学べます。
ただし、転職でアピールができるのはFP2級以上となります。
FP2級は3級の合格後しか受講ができないので、転職のアピールで活用する際は、計画的に取得するようにしましょう。
行政書士
行政書士は、町の身近な法律家と言われ、官公庁への許認可申請等を行う法律の専門家です。
行政に提出をするものは書類だけでも1万種類以上あり、仕事は多岐にわたります。
ただ書類を作成するだけではなく、依頼者の希望をしっかり聞き取って希望に合わせた提案をするのも行政書士の仕事の1つです。
行政書士の資格を持っていれば、独立はもちろん、一般企業や副業という形で働けるので、ライフプランに合わせた働き方ができます。
合格率は12.13%(2022年度)と高くはなく、難易度が高い試験となりますが、挑戦するに値する資格と言えるでしょう。
日商簿記3級・2級
簿記は、どのような企業でも経理業務で必須となる業務のため、人気の資格の1つです。
経理以外でも、金融や商社、サービス業でも活かせるので、さまざまな業界で重宝されます。
デスクワークも多いので、事務職を希望している人におすすめです。
また、独立をしたときなどは、自分自身で経理業務を行えるので、ほかの資格で独立を考えている方も取得するに越したことはない資格と言えます。
なお、転職では2級の取得が最低ラインです。
しっかりと計画を立てて取得するようにしましょう。
Webデザイン技能検定
Webデザイン技能検定は、Webデザイナーとして働く際にアピールができる資格です。
通常、Webデザインは実務経験が重視される職種ですが、未経験で始める場合は、大きな武器となります。
また、資格を取得することで必要な知識を学べるので、これからWebデザインをやりたい!という人におすすめです。
Webデザインの仕事は、在宅ワーク可能な仕事なので通勤時間の分をほかの時間に充てられます。
また、フリーランスでも活躍している人が多いので、自由に働きたい人におすすめの資格と言えます。
【資格を取るなら】利用したいおすすめのサービス・制度
では、いざ資格のために勉強しよう!と思っても、独学ではなかなか勉強が進まない方も多いのではないでしょうか。
筆者も仕事の傍ら、資格取得のための勉強をしていましたが、独学ではモチベーションの維持も難しく、挫折することもしばしばありました。
そこで、この項目では資格取得の際にぜひ利用したい以下のサービスと制度をご紹介します。
- 通信講座
- 資格スクール
- 教育訓練給付制度
ぜひ資格取得に活用してください。
通信講座
通信講座は、忙しい方でも勉強を続けられるよう工夫がされているため、独学では挫折してしまう人におすすめです。
通信講座であれば、比較的受講値段も安価となっているので、あまりお金がかけられないという人でも利用がしやすくなっています。
教材や問題集も一括で揃えられるので、初めての資格取得に最適です。
資格スクール
もし、お金と時間に余裕がある方は、資格スクールに通うのもおすすめです。
難易度の高い資格であれば、専門用語が多く、独学や通信講座などの基本1人で学ぶスタイルでは理解をするのに時間がかかります。
資格スクールだと、授業スタイルで受講ができ、不明点があればすぐに講師に聞きに行けるので、効率的に学ぶことが可能です。
教育訓練給付制度
教育訓練給付制度は、国が提供している制度で以下のように規定されています。
教育訓練給付制度とは、働く方々の主体的な能力開発やキャリア形成を支援し、雇用の安定と就職の促進を図ることを目的として、厚生労働大臣が指定する教育訓練を修了した際に、受講費用の一部が支給されるものです。
(引用:教育訓練給付制度|厚生労働省)
一定の受給要件を満たしている人しか利用はできませんが、資格によっては受講費用の20%から70%の費用が給付されます。
勉強をするには、テキストや問題集の購入が不可欠で、なにかとお金がかかります。
お金が理由で資格取得に踏み切れない人は、ぜひ一度チェックしてみてください。
(参照:教育訓練給付制度|厚生労働省)
まとめ|資格を取得して30代からの人生を楽しもう!
本記事では、30代女性が人生をやり直すためにおすすめな資格を5つ紹介しました。
- 宅地建物取引士
- ファイナンシャルプランナー3級・2級
- 行政書士
- 日商簿記3級・2級
- Webデザイン技能検定
中には難易度の高い資格もありますが、取得ができれば人生をやり直すチャンスを手にできます。
人生100年時代と言われる中、30代はまだまだ序盤です。
もし今の人生では後悔しそう……と思っている方がいらっしゃれば、ぜひ将来のために資格取得を検討してみてください。
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