「内見って付き添いなしでも大丈夫?友達や家族と予定が合わないから、1人で内見に行く必要があって」
「内見に付き添ってもらうメリットって?デメリットも併せて知りたい」
「女性だけど、1人で内見に行くのは不安だな。安心して内見に臨めるコツってない?」
そんな悩みを抱えていませんか?
結論をいいますと、内見の経験が少ない場合、友人や家族などに付き添ってもらうことをおすすめします。
内見に付き添ってもらうことで、部屋内などの確認作業が楽になったり、強引な営業を受けにくくなったりなどのメリットがあるためです。
そのほか、女性が1人で内見に行く場合もあるでしょう。
女性が1人で内見に行くにはリスクがありますが、そのリスクを避けるコツもあります。
そこで、この記事では、内見について
- 付き添いなしのデメリット3選
- 付き添ってもらうメリット3選
- 女性1人での内見のリスク2選
- 女性が1人で内見に行く際の4つのコツ
- 最近増えているセルフ内見
を解説します。
この記事を読むことで、内見への不安を解消でき、安心して臨むことができるでしょう。
ぜひ最後までお読みください。
内見に付き添いなしのデメリット3選
賃貸物件などの内見に付き添いなしで、1人で行く場合のデメリットとして、以下の3つが挙げられます。
- 部屋内の確認作業が増えて、見逃す可能性がある
- 主観のみの判断になりやすい
- 強引な営業にあう可能性がある
1つずつ解説していきます。
①:部屋内などの確認作業が増えて、見逃す可能性がある
内見に1人で行く場合、部屋内や物件周辺の確認作業をすべて1人でやる必要があるのも、付き添いなしのデメリットの1つです。
その日の内見件数が多いと、相当な疲労につながるおそれがあります。
事前に確認項目のチェックリストを作っていても、内見件数が増えるにつれて疲労などで見逃す可能性も出てきます。
見逃した結果、のちのち後悔につながるおそれもあるでしょう。
特に物件選びや内見の経験が少ない場合、友人などに付き添ってもらい、確認作業の手伝いを得るのが良いといえます。
②:主観のみの判断になりやすい
内見に1人で行くと、主観のみの判断になりやすいといえます。
付き添いがいないと、第三者からの意見がもらえず、自分の考えのみで行動しがちです。
自分が住む部屋になるため、良い面ばかりに目がいってしまう可能性があります。
その結果、冷静な判断ができず即決して、のちのち後悔するおそれもあるでしょう。
特に物件選びや内見の経験が少ない場合、客観的な意見をもらうために友人などに付き添ってもらうことをおすすめします。
③:強引な営業にあう可能性がある
1人の内見ということで、不動産屋の担当者から強引に営業を受ける可能性があります。
特に物件選びや内見の経験が少ない場合、注意が必要です。
担当者にも、さまざまな人間がいます。
顧客に親身に接してくれる担当者もいれば、そうではない担当者が存在するのも事実です。
担当者の営業に乗せられて契約しないためにも、内見には友人などに付き添ってもらうことをおすすめします。
内見の経験が少ない場合、付き添ってもらうのがおすすめ
付き添いなしで内見に1人で行く場合のデメリットを解説しました。
特に物件選びや内見の経験が少ない場合、友人などに付き添ってもらうことをおすすめします。
なお内見に付き添いを連れていく場合は、事前に不動産屋に連絡しましょう。
事前に知らせていないと、スリッパの用意や車の乗車人数などに影響があるためです。
メールか電話で「付き添い1名」と連絡すれば、問題ありません。
内見に友人などに付き添ってもらうメリット3選
内見で友人などに付き添ってもらうメリットとして挙げられるのは、以下の3つです。
- 客観的な意見が得られる
- 強引な営業を受けにくい
- 部屋内の確認作業が楽になる
1つずつ解説していきます。
①:客観的な意見が得られる
内見に付き添いがいることで、客観的な意見が得られます。
自分が気づいていない部屋や物件そのものの欠点や不安など、良い点悪い点含めてそれぞれ意見がもらえます。
特に付き添う人は、自分が住むわけではないため、冷静に指摘してくれることでしょう。
さまざまな意見をもらえることは、後悔しない部屋選びにもつながります。
②:強引な営業を受けにくい
付き添いがいることで強引な営業を受けにくいのも、メリットの1つです。
特に物件選びや内見の経験が少ない場合に1人で内見に行くと、不動産屋の担当者の営業に乗せられがちです。
その点、付き添いがいれば、担当者の営業に対して冷静に質問や意見を返してくれるため、乗せられて契約してしまうことも回避できます。
自分が不動産の知識が少なく、押しに弱いと自覚している場合、内見にはぜひとも友人などに付き添ってもらいましょう。
③:部屋内などの確認作業が楽になる
付き添い人がいれば、部屋内などの確認作業が格段に楽になります。
家具家電を置く場所を決めるためにメジャーで計測することや、部屋の広さを記録するためにスマホで撮影することなど、1人でやると大変な作業も手伝ってもらえます。
友人でもない不動産屋の担当者に、これらの作業を手伝ってもらうわけにもいきません。
内見の件数が多いときや、ゆっくり内見する時間がないときには、付き添いがいることで効率的な確認作業が可能になります。
女性が内見に付き添いなしで1人で行くリスク2選
女性1人で内見に行く場合もあるでしょう。
特に不動産屋の担当者が男性の場合、不安を覚えても何らおかしくはありません。
実際に女性1人で内見に行く場合、以下の2つのリスクがあります。
- 不動産屋の対応が悪くなる可能性がある
- 男性の担当者と2人きりになるケースが多くある
それぞれ解説します。
①:不動産屋の対応が悪くなる可能性がある
内見に1人で行った女性の口コミをX(旧Twitter)で調べると、以下のような報告がありました。
女性だと分かると、不動産屋の担当者の態度があからさまに変わったり、法外な金額が請求されたりといった意見がみられました。
もちろん、性別で対応を変えるなど言語道断ではあります。
しかし、なかには残念な対応を行う不動産屋が一定数いることも事実なため、注意が必要です。
②:男性の担当者と2人きりになるケースが多くある
女性1人で内見にいくと、不動産屋の男性担当者と2人きりになるケースが多くあります。
内見予定の物件に向かう途中の車内や、内見中の部屋内などです。
常識的に考えたら、2人きりだとしてもセクハラ行為などに及ぶことはありえません。
しかし過去には、内見中の女性が男性担当者から性的暴行を受けた、というケースもありました。
実際にあった内見中の犯罪事件の一例 ・「新婚ごっこしよう」住宅内覧会場で10代女性を連れ回す?26歳を逮捕 東京 ・手足を縛って何時間も……空き物件で内見中の30代女性が性的暴行被害 滋賀 ・内見案内の途中、無理やりわいせつな行為 福岡 |
もちろん、このような卑劣な行為に及ぶケースはごく一部であり、被害に遭う可能性は低いといえます。
それでも不安に思うかもしれません。
少しでも不安を感じたら、ぜひとも異性の友人や父親、彼氏に付き添ってもらうことをおすすめします。
女性が内見に付き添いなしで1人で行く際の4つのコツ
女性が内見に行く場合、異性の友人や父親、彼氏に付き添ってもらうことをおすすめします。
しかし予定が合わないなどの理由で、やむを得ずに1人で内見に行くこともあるでしょう。
ここでは、女性が内見に付き添いなしで1人で行く際のコツとして、以下の4つを紹介します。
- 担当者に女性を指名する
- 清潔感のある服装を心がける
- できる限り密室状態を作らない
- 内見の場での即決は避ける
1つずつ解説していきます。
①:担当者に女性を指名する
不動産屋によっては、女性の担当者を指名できます。
内見予約の際に、女性担当者を指名したいと相談しましょう。
「男性には相談しにくい」「女性の意見が聞きたい」などの理由をつけて相談することで、不動産屋も事情を汲んでくれる可能性が高くなります。
②:清潔感のある服装を心がける
女性が1人で内見に行く場合、露出が少なく、清潔感のある格好で臨むようにしましょう。
ジャージやスウェットなどのラフすぎる服装や、ヨレヨレで汚れが目立つだらしない服装で内見に臨むと、不動産屋の対応が悪くなる原因にもなります。
「この人に部屋を貸すと家賃を滞納するかもしれない」と疑われて、審査に通らないおそれもあります。
不動産屋への来店時の見た目は、大家にも共有される可能性もあるため、内見の際は清潔感のある服装を心がけましょう。
③:できる限り密室状態を作らない【入口を常に開放】
X(旧Twitter)での以下のポストのように、ドアストッパーを利用して、できる限り密室状態を作らないようにするのもおすすめです。
上記は不動産屋を経営している人が、不動産屋側の従業員に呼びかけているポストとなります。
なお不動産屋に勤務するすべての人が、上記のポストを見ているわけではないため、自分から持参するのも1つの手です。
ドアストッパーは100均でも購入できるなど、比較的安価で手に入ることから、密室状態を作らないためにも活用の検討をおすすめします。
④:内見の場での即決は避ける
女性1人の内見の場合、その場で即決することは避けましょう。
不動産屋の担当者からの強引な営業に乗せられて、本来の希望と異なる物件と契約するおそれがあるためです。
持ち帰る際は「知人に一度相談してから判断したい」と伝えれば、問題ありません。
内見時に撮影した写真などの資料を、落ち着ける場所で再確認し、住みたいと思えたら申し込むようにしましょう。
不動産屋担当者の付き添いがないセルフ内見の利用もあり
セルフ内見とは、不動産屋の担当者が同行せず、自分1人だけで内見に行けるサービスです。
ここではセルフ内見の利用の流れとメリット、デメリットを紹介します。
セルフ内見の利用の流れ
セルフ内見の利用の流れは、以下のとおりです。
- セルフ内見可能の物件を探す
- ホームページや電話などで、内見予約をする
- 不動産屋から、セルフ内見や開錠方法などの説明を受ける
- 現地に行って、自分1人で内見する
- 内見が終わったら、不動産屋に連絡して終了
部屋の開錠についてはさまざまな方法があり、一例を挙げると以下のとおりです。
- 不動産屋に赴いて鍵を借り、内見が終了したら返却する
- 不動産屋があらかじめ解錠(終了後は不動産屋が鍵を閉める)
- スマートロックを操作して解錠 など
不動産屋の担当者が同行しないセルフ内見では、終わった後の戸締りを忘れずに行う必要があります。
セルフ内見のメリット
セルフ内見のメリットは、以下のとおりです。
- 時間を気にすることなく自由に内見できる
- 不動産屋の担当者と2人きりにならない
- 担当者から営業を受けることがない
- 不動産屋と都合が合わなくても内見できる など
セルフ内見は、不動産屋の担当者に気を遣うことなく、自分のペースで内見できるのが大きなメリットといえます。
セルフ内見のデメリット
セルフ内見のデメリットは、以下のとおりです。
- 物件までの交通費は自己負担になる
- 不動産の担当者にすぐに質問ができない
- 担当者の説明がその場で聞けない
セルフ内見は、その場に自分1人しかいません。
不動産屋の担当者からアドバイスを受けたり、質問ができなかったりなど、物件に関する疑問点をその場で解決できないことが、デメリットといえます。
まとめ
内見の経験が少ない場合、友人などに付き添ってもらうのがおすすめです。
内見に付き添ってもらうことで、客観的な意見が得られるなどのメリットがあります。
また女性1人での内見は、不動産屋の男性担当者と2人きりになるケースが多くあるなどのリスクがあります。
リスクを避けるためには、担当者に女性を指名したり、できる限り密室状態を作らなかったりなどのコツを実践する必要があるでしょう。
なお最近では、担当者の付き添いがないセルフ内見も増えています。
メリットとデメリットを考えて、自分に合いそうならセルフ内見に申し込んでみることをおすすめします。
この記事を参考に不安を解消し、安心して内見に臨みましょう。
気が早いですが、賃貸に入居することは、いずれは退去を考えることになります。
そこで、退去費用の高額請求を避ける方法を知りたくありませんか?
以下の記事内では、入居時からでもできる高額請求を避ける方法を紹介しています。
ぜひ、併せてお読みください。