「株取引で損失が続いているから、やめようと思っている。実際に株取引をやめた人の体験談や、やめてよかったと感じたメリットがあれば知りたい」
「株を売却した。株取引以外のおすすめの資産運用があれば知りたい」
そんな悩みを抱えていませんか?
筆者は、投資していた企業が上場廃止になったため、株をやめました。
一生保有し続けるつもりで、なおかつ利益も得ていたのですが、泣く泣く売却したことになります。
そこで、この記事では、以下を詳しく解説します。
- 筆者が株をやめた経緯
- 株をやめてよかったと感じたメリット5選
- 株以外には投資信託がおすすめな理由
筆者は利益を得た状況で株をやめたため、損失があってやめようと考えている場合、参考にはならないと思われるかもしれません。
しかし、上場廃止で株を売却して利益を得た立場でも、株をやめることで感じられたメリットもあります。
加えて、この記事を読むことで、自分に合った投資方法を選ぶ重要性も分かります。
ぜひ最後までお読みください。
投資していた企業が上場廃止になったため株をやめました
筆者は、2024年3月に株取引をやめています。
理由は、投資していた唯一の企業であるアウトドアブランド「スノーピーク」が上場廃止になったためです。
2024年2月に、スノーピークから将来的に上場廃止予定のお知らせが届いたことから、株の売却に至っています。
最終的な評価損益は、以下の画像のとおりプラス18万4,200円でした。
コロナ禍で株価が下落しているタイミングを見計らって、2020年2月頃に購入したのが功を奏したといえるでしょう。
(筆者作成画像)
筆者は趣味がキャンプのため、株主優待で割引券がもらえたスノーピークの株を一生持ち続けるつもりでした。
結果的にスノーピークが上場廃止となったため、泣く泣く売却しました。
なお筆者は、損失が出たため株をやめたわけではありません。
しかし、上場廃止で株を売却して利益を得た立場でも、株をやめることで感じられたメリットもあるため、次の項目で紹介します。
株をやめてよかったと感じたメリット5選
株をやめてよかったと感じたメリットは、以下の5つです。
- 株価を気にする必要がなくなった
- 株の売買のタイミングで後悔することがなくなった
- 企業業績を気にする必要がなくなった
- 株による精神的なストレスがなくなった
- 自由に使えるお金ができた
上場廃止で株を売却して利益を出した筆者の立場の見解も交えつつ、1つずつ解説します。
①:株価を気にする必要がなくなった
株をやめれば、株価を気にする必要はありません。
株取引をしていれば「日経平均株価」を知らない人はいないでしょう。
日経平均株価は、日本の経済全体の動きを表します。
株価が上がれば良いですが、下がれば自分の保有株に与える影響が気になってもおかしくはありません。
一生、スノーピークの株を持ち続けると決めていた筆者でも、やはり株価は気になっていました。
資産運用は株取引のみという場合、やめれば株価を気にせずに過ごせるようになるでしょう。
②:株の売買のタイミングで後悔することがなくなった
株をやめれば、売買のタイミングで後悔することはありません。
株を購入した際は、誰もが株価の動きが気になることでしょう。
筆者自身、株を購入したのは2020年2月頃でしたが、以降も株価が下がっていたため購入はもっと後でもよかったかもしれない、と後悔したのも事実です。
また、株の売却についても同様といえます。
以下の画像は、筆者が購入したスノーピーク株の保有中の評価額推移です。
(筆者作成画像)
筆者がスノーピークの株を売却したのは2024年3月頃ですが、保有期間中の最高評価額は約89万円でした。(上記画像の赤丸箇所)
約89万円に達した以降は赤矢印のとおり、評価額はおおむね下落しています。
筆者はもともと、スノーピークの株を一生持ち続けるつもりでした。
しかし、最高評価額だった約89万円で売却すれば大きな利益が得られたのでは、と若干後悔しているのも事実です。
株をやめれば、売買のタイミングで後悔することもなくなるでしょう。
③:企業業績を気にする必要がなくなった
株をやめれば、企業業績を気にする必要もありません。
株主であれば、企業の業績に注目するのは何らおかしいことではないでしょう。
企業業績は、社会情勢はもちろん、企業からネガティブな情報が発信された際にも影響が出ます。
筆者が株を保有していたスノーピークからも、ネガティブな情報が発信されたこともあり、企業業績への影響を気にしたことがありました。
株をやめれば、企業の業績やネガティブな情報にも気にする必要がなくなるでしょう。
④:株による精神的なストレスがなくなった
株取引を始めたばかりの場合、株価の少しの値動きが気になって、精神的なストレスを感じてもおかしくはありません。
株価が上がっている場合は良いですが、下がってしまい損失が拡大していく場合、大きなストレスを感じることでしょう。
株取引で大きな利益を出そうとする場合、企業の情報や業績、株価の値動きなどを十分に分析する必要があり、手間や時間もかかります。
デイトレーダーではなく本業が別にある場合、影響が出ることも考えられるでしょう。
思い切って株をやめることで、精神的なストレスがなくなることも予想できます。
⑤:自由に使えるお金ができた
保有していた株を売却することで、自由に使えるお金ができます。
できたお金は、スキル習得などの自分への投資や趣味にも使えるでしょう。
そのほか投資信託や債券など、株以外の資産運用にも使えます。
筆者は投資信託もしているため、スノーピークの株を売却して得たお金は投資信託へと回しました。
このように株をやめることで、自由に使えるお金が増えることはメリットといえるでしょう。
株以外の資産運用は投資信託がおすすめ
株取引で、株価や企業業績などを気にしてストレスを感じてやめたいと考えている場合、投資信託へ乗り換えるのがおすすめです。
投資信託とは、投資家から集めた資金を元に、投資のプロが株式や債券などに投資運用する金融商品をいいます。
株は自分で投資運用する必要がありますが、投資信託であればプロがすべて運用してくれるため、ほったらかしが可能です。
株取引と比べるとリターンは少ないですが、リスクを抑えながら安定した運用が期待できるでしょう。
また、投資信託は、中・長期的な目線での運用を想定した金融商品です。
そのため、中・長期的な目線でみたら、株取引よりもリターンが得られる可能性も十分にありえます。
加えて投資信託は、株取引のように株価や企業業績などを頻繁にチェックする必要もないため、ストレスを感じにくいといえるでしょう。
資産運用で重要なのは、自分に合った投資方法を選ぶことです。
株取引の精神的なストレスから解放されたいと考えている場合、投資信託に乗り換えることをおすすめします。
なお投資信託で買うべき商品に迷ったら、インデックスファンドがおすすめです。
以下の記事では、初心者向けのインデックスファンドである「オールカントリー」と「S&P500」を紹介しています。
株から投資信託への乗り換えを検討している場合、ぜひ併せてお読みください。
関連記事:オールカントリーかS&P500を両方買うのは得策か?メリットとデメリットを比較【初心者注目】
まとめ
株をやめてよかったと感じたメリットは、以下の5つです。
- 株価を気にする必要がなくなった
- 株の売買のタイミングで後悔することがなくなった
- 企業業績を気にする必要がなくなった
- 株による精神的なストレスがなくなった
- 自由に使えるお金ができた
筆者の場合、上場廃止を機に株をやめましたが、損失によるストレスで株をやめたいと考えている場合もあるでしょう。
株取引で精神的なストレスを感じている状態では、安定した収益を得るのは難しいといえます。
その点、投資信託は、株取引に比べてストレスも少なく資産運用ができます。
可能であれば、株から投資信託に乗り換える検討もしましょう。
資産運用で最も大事なのは、自分に合った投資方法を選ぶことです。
この記事を参考に、自分に合った方法でストレスなく資産運用をしていきましょう。