これから資産形成を考えているあなた。
投資をする際によく耳にする『オールカントリー』と『S&P500』のどちらに投資すればいいのか?両方買うのがいいのか?を悩んでいませんか。
結論、『あなたの投資スタイルや目的によって異なる』が正解になるでしょう。
どちらも株式市場に投資するインデックス投資になり、対象国や銘柄が違うためリターンやリスクが異なってきます。
この記事では『オールカントリー』と『S&P500』のどちらがいいのかをメリットやデメリット、チャートなどでお伝えしながら説明していきます。
最後にはご自身にあった投資先が見つかるでしょう。
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インデックス投資とは
インデックス投資とは特定の指数(インデックス)の値動きに連動する投資成果を目指す投資手法です。
インデックスとは、株式市場や債券市場などの市場全体の値動きを示す指標。
たとえば、日本であれば日経平均株価やTOPIXになり、米国であればNASDAQ100やS&P500代表的指数になります。
インデックス投資は、特定の指数に連動する投資成果を目指すため、投資家は個別銘柄を選ぶ必要がありません。
そのため、投資にかかる手間やコストを抑えることが可能です。
投資先前提条件
インデックス投資先は銘柄で異なるため、今回の記事で説明する投資先は下記を前提といたします。
オールカントリーはeMAXIS Slim全世界株式オールカントリー
S&P500はeMAXIS Slim米国株式S&P500
オールカントリーの特徴
全世界の株式市場に投資する投資信託になり、MSCI ACWI(オールカントリーワールドインデックス)に連動する投資成果を目指す投資信託が一般的です。
全世界の先進国(23カ国)新興国(24カ国)から成り立っており、約3000社の株式から構成されており、国別、セクター別で幅広く分散されています。
そしてeMAXIS Slim全世界株式オールカントリーの場合、信託報酬手数料が年利0.11330%で運用できていましたが2023年9月8日より手数料がさらに引き下げになり、年利0.05775%で運用できるようになり、業界最安クラスになります。
(※三菱UFJ国際投信より引用)
S&P500の特徴
S&P500は、米国のニューヨーク証券取引所とナスダックに上場している、時価総額上位500銘柄で構成される株価指数です。
米国株式市場の代表的な株価指数であり、日本でも馴染みのある企業が多く採用されており、代表的なところでGAFAMと言われる『Google』『Amazon』『facebook(現在Meta)』『Apple』『Microsoft』が上位を占めています。
また、eMAXIS Slim米国株式S&P500業界最安クラスの信託運用コストで0.09372%になっています。
(※三菱UFJ国際投信より引用)
オールカントリーのメリットとデメリット
オールカントリーを購入する場合はメリットとデメリットを把握しておくのが良いでしょう。メリットとデメリットは下記になります。
メリット3選
国際分散ができる(約47ケ国)
組入銘柄が、先進国が23カ国、新興国が24カ国になるため、全世界の株式を幅広く分散投資が可能。国ごとの景気によっての浮き沈みにも分散ができる。
企業分散ができる(約3000社)
全世界で約3000銘柄の株式に投資ができ、セクター別、業種別で幅広く分散投資が可能。
景気によってのセクター、業種別の浮き沈みにも分散ができる。
リバランスが簡単
時価総額加重平均かつ大型株、中型株で組入銘柄を選択しているため、業績不振などで基準に満たさなくなった株に関しては自動で入れ替えをしてくれるため、購入後は何もしなくても問題ありません。
そのため、長期投資に向いています。
デメリット2選
米国株価の影響が高い
全世界に幅広く分散しているが国別構成比率が米国で約60%を占めている。
そのため、米国企業の株価次第で全体の株価指数に影響がでやすい。
S&P500より運用が劣る
オールカントリーは経済大国の米国が約60%占めているが、米国比率100%のS&P500と比べると少ない。
そのため米国の経済が好調な時は株価の恩恵が減少してしまう場合がある。
SP500のメリットとデメリット
S&P500を購入する場合はメリットとデメリットを把握しておくのが良いでしょう。
メリットとデメリットは下記になります。
メリット3選
運用益が高い
S&P500の構成銘柄に選ばれるには厳しい基準をクリアしなければなりません。
4つの基準は下記になります。
- 米国に本社があること
- 4期連続黒字であること
- 時価総額145億ドル以上あること(2023年8月現在)
- 流動性があること
この4つをクリアしている優良企業500社で構成されているため運用益は高くなります。
運用コストが低い
決められた基準をクリアした米国企業500社に投資するため、手間やコストがあまりかからない。
そのため、運用コストの低い信託手数料になっています。
集中投資ができる
経済大国米国かつ優良企業500社に株式投資ができる。
デメリット2選
政治や経済に影響しやすい
米国企業500社に集中投資するため国際分散投資ができない。
そのため米国の政治方針や経済影響で株価が大きく変動しやすく、状況次第では値動きが安定しない時期も出てくる時もある。
為替相場の影響がある
毎日、為替変動があるため購入時期と売却時期の為替相場次第で資産にも影響があり、損する場合がある。
オールカントリーとS&P500の両方を買う理由
オールカントリーとS&P500のいいところ取りをするのと、デメリットを補うために両方を買うのがいいでしょう。
全世界に分散、銘柄分散、米国比率UPに繋がります。
※イメージ図
しかし、両方を購入するため、管理コストや信託報酬手数料はかかってきます。
特に手数料は2つ分、支払う必要が出てきますので注意が必要です。
オールカントリーとSP500の比較
実際にオールカントリーとS&P500を比較して見てみましょう
比較することでどう違うのかが分かりやすくなるでしょう。
まずは信託手数料をみていきましょう。
オールカントリー | S&P500 | |||||
信託手数料 | 変更前0.11330% 変更後0.05775% ※2023年9月8日より変更 | 信託手数料 | 0.09372% |
両方とも、業界最安クラスですがS&P500の方が手間とコストがあまりかからない分、安くなっていましたが変更後はオールカントリーの方が安く運用できるようになります。
しかし、今後はS&P500も変更になる可能性もあるでしょう。
次に組入銘柄上位10社を見てみましょう。
オールカントリー | S&P500 | ||||
組入銘柄 | 組入比率 | 組入銘柄 | 組入比率 | ||
APPLE | 4.2% | APPLE | 7.0% | ||
MICROSOFT | 3.4% | MICROSOFT | 6.4% | ||
AMAZON | 1.6% | AMAZON | 2.7% | ||
NVIDIA | 1.1% | NVIDIA | 1.9% | ||
ALPHABET-CL A | 1.1% | ALPHABET-CL A | 1.8% | ||
ALPHABET-CL C | 0.9% | BERKSHIRE HATHAWAY | 1.6% | ||
META | 0.8% | ALPHABET-CL C | 1.6% | ||
EXXON MOBIL | 0.8% | META | 1.5% | ||
UNITEDHEALTH GROUP | 0.7% | EXXON MOBIL | 1.4% | ||
TESLA | 0.7% | UNITEDHEALTH GROUP | 1.3% |
両方とも、比較すると同じような企業と順位になっていますが組入比率がS&P500の方が多い。
組入比率が多い分、米国企業経済が上振れしていくと損益比率も上がりやすい。
最後にチャートを見てみましょう。
このチャートを見てもらえるとわかりますが、両方とも右肩あがりの成長になっています。
しかし、ここ数年、経済大国の米国が著しく成長しているため、S&P500の方が株価指数(基準価格)も高くなっています。
簡単な比較ですが両方とも上位銘柄、信託手数料などにそこまで差異はありませんが米国に集中投資か、世界に分散投資なのかで運用成績が変わるのが分かるでしょう。
長期的に見ればどちらも右肩あがりの成長になっていくでしょう。
オールカントリーに向いている人
投資先がオールカントリーに向いている人は、国•企業などに幅広く分散して安心して長期投資をしたいと考えている人に向いているでしょう。
また、定期購入の手続きをしたら何もしたくない面倒くさがりな方にはぴったりな投資先になります。
S&P500に向いている人
投資先がS&P500に向いている人は、米国がこれからも経済大国として成長していくと考えている人。
また、長期かつ低コストで運用成績がいい投資がしたい方には向いているでしょう。
オールカントリーとS&P500の両方を買うに向いている人
全世界に幅広く、分散させて投資がしたい。
また、少しでも米国比率を増やして運用成績もあげたいと考えている人に向いているでしょう。
両方を買う場合は、2つの運用をしなければなりませんので運用コストも2つ分かかってきます。
コストがかかっても米国比率をあげつつ、世界分散で運用したい人には最適解になるでしょう。
まとめ
ここまで、オールカントリーとS&P500の説明を色々としてきました。
結論、『投資スタイルや目的によって異なる』になります。
筆者の私も投資をやり始める前は色々と調べ、どちらがいいのか悩みました。
私の場合は同じような結果になるのであれば、米国企業の成長に期待し、手数料が安く、運用益が高いS&P500に投資する方が自分の目的や性格に合うと思い、決めたのを思い出しました。
みなさんも、目的や投資スタイル、性格が違うと思います。
投資に正解はありません。
ご自身にあった方法でどちらにするか決めるのがいいでしょう。
さらに来年から新NISA制度も始まります。
まずは少額からでも始めることもできるので試しに始めてみてはいかがでしょうか。
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