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2026年10月に変わること3つ|最低賃金・106万円の壁・光熱費支援

2026年10月に変わること3つ|最低賃金・106万円の壁・光熱費支援

2026年10月は、家計に効く変化が3つ重なります。最低賃金の改定が都道府県ごとに順次発効し、社会保険の賃金要件である106万円の壁が撤廃され、そして電気・ガス代の値引きが9月使用分で区切られます。収入が増える方向の変化と、支出が増える方向の変化が同じ月に来る形です。それぞれの中身と、9月までに準備しておきたいことを整理します。

目次

変化1:最低賃金が10月以降に順次発効

目安どおりなら全国加重平均は1,176円

2026年度の最低賃金は、目安どおりに引き上げられた場合、全国加重平均で1,176円になります。上昇額は55円、引上げ率は4.9%です。引上げ額の目安はAランクが54円、B・Cランクが56円と示されています。

発効日は都道府県ごとに違う

注意したいのは、全国一斉ではないという点です。前年度にあたる2025年度は、最も早い栃木県が10月1日、最も遅い秋田県が翌年3月31日でした。半年近い開きがあります。

自分の県がいつ発効するかは、都道府県労働局の発表で確認してください。10月に上がる前提でいると、実際には年明けだったということも起こります。

詳しくは:最低賃金はいつから上がる?2026年度の改定日と都道府県別の見込み額

変化2:106万円の壁が撤廃される

撤廃されるのは4要件のうち賃金要件だけ

厚生労働省は、社会保険の賃金要件である所定内賃金が月額8.8万円以上という条件を、令和8年10月に撤廃する予定であると明記しています。全都道府県の最低賃金が時給1,016円を超え、週20時間働けば自動的に8.8万円へ届くようになったためです。

ただし撤廃されるのは4つの要件のうち1つだけです。週20時間以上、従業員数51人以上、学生ではないことの3つは残ります。

判断の軸が金額から時間へ移る

これまで月8.8万円という金額を見ながらシフトを調整していた方は、今後は週20時間という時間で考えることになります。勤務先が小規模で企業規模要件を満たさない場合は、引き続き年収130万円が目安です。

詳しくは:106万円の壁は2026年10月に撤廃|4つの加入要件と何が残るのか

変化3:電気・ガス代の値引きが9月使用分で終わる

10月以降の支援は決まっていない

2026年7月から9月の使用分に入っている電気・ガス代の値引きは、9月使用分で区切られます。10月以降の支援については、現時点で示されていません。

電気は低圧で1kWhあたり3.5円から4.5円、都市ガスは1立方メートルあたり14.0円から18.0円が値引きされていました。電気を月400kWh使う家庭であれば、1か月あたり1,400円前後の支援が入っていた計算です。

値引きが外れる分だけ請求額が戻る

支援がなくなれば、その分がそのまま請求額に戻ります。9月分までの明細で値引き額を確認しておくと、10月以降にどれくらい負担が増えるかを事前に把握できます。

詳しくは:電気代の補助金は2026年いくら安くなる?使用量別の試算と対象期間

3つが重なると家計はどう動くか

収入は増えるが、支出も増える

時給が上がる分、働く時間が同じでも収入は増えます。週20時間で働く場合、時給が55円上がると年間で約5万7,000円の増加です。

一方で、光熱費の値引きが外れ、9月にピークを迎えた食品の値上げも続きます。収入の増加分が支出の増加分でどこまで相殺されるかは、世帯によって変わります。

詳しくは:2026年の値上げはいつまで続く?9月は4,531品目でピークに

扶養の範囲で働く人は計算し直す

時給が上がると、働き方を変えていなくても年収の見込みが変わります。扶養の範囲に収めたい方は、改定後の時給で年間の見込みを計算し直してください。

年収130万円を52週で割ると週2万5,000円です。これを自分の時給で割れば、130万円に達する週の労働時間が出ます。時給1,250円なら週20.0時間、時給1,176円なら週21.3時間が目安になります。

詳しくは:扶養内で働ける時間は2026年10月からどう変わる?時給別の早見表

9月までにやっておくこと

3つの数字を控えておく

10月を迎える前に、次の3つを確認しておくと動きが取りやすくなります。

  1. 自分の県の最低賃金の発効日(都道府県労働局の発表)
  2. 9月分までの電気・ガスの明細に入っている値引き額
  3. 勤務先の従業員数(51人以上かどうか)

どれも調べるのに時間はかかりません。10月に入ってから慌てるより、先に手元に置いておくほうが判断が早くなります。

年末調整の準備にもつながる

10月以降に時給が上がると、11月と12月の給与が想定より増えます。年末調整で申告する年収の見込みにも影響するため、10月の改定は年末の手続きまで続く話です。

詳しくは:2026年の年末調整は何が変わる?基礎控除の引上げと申告書の変更点

関連記事:2026年に変わったお金の制度まとめ|最低賃金から給付金まで12項目

まとめ:収入と支出が同じ月に動く

2026年10月は、最低賃金の発効、106万円の壁の撤廃、電気・ガス代の値引き終了という3つが重なります。収入が増える方向と支出が増える方向が同時に来るため、差し引きでどうなるかは世帯ごとに違います。

9月のうちに手元へ置いておきたいのは、自分の県の最低賃金の発効日と、光熱費の明細に入っている値引き額、そして勤務先の従業員数です。どれも調べるのに時間はかかりません。10月に入ってから動くより、先に控えておくほうが判断が早くなります。

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