今回のテーマは「IPOだけで稼ぐ」というものです。
もちろんＩＰＯ投資も日本国内の株式に投資するものですので一定のリスクはありますが、非常に勝率が高く大きな利益を得ることができる投資方法であり、リスクの低い投資方法になります。
そのようなことから、特に投資経験の少ない初心者の方は、リスクを負わず「ＩＰＯだけでも十分稼げる」という内容で今回書いてみようと思います。
・IPO投資とは
IPO（イニシャル・パブリック・オファリング）とは「新規公開株」の意味で、新しく株式市場に上場される銘柄の株式を指します。
IPO投資とは、株式市場に公開されて売買が始まる前にIPOを購入し、上場後に売却することで差額分の利益を得るという投資方法です。
このような投資が成り立つのは、IPOが公開されるまでの仕組みを利用しているからです。
・IPO投資で利益を得る仕組み
株式市場に株式を新規公開（上場）する企業の動きと、投資家がIPO投資で利益を得る仕組みは以下のような流れです。
１．上場前、企業は自社の株式の取り扱いを複数の証券会社に委託する
２．各証券会社は企業と協議し公募価格を決めて購入を希望する投資家を募り、抽選販売する
３．IPO銘柄が上場されると取引が始まる。投資家は上場と同時にIPO銘柄を売却する。上場時の価格（初値）が公募価格よりも高ければ、上場前に公募価格で購入した投資家は利益が得られる
このような仕組みを利用し、利益を得る投資方法が、IPO投資ということになります。
・IPOが勝てる理由
それでは、なぜIPOが勝ちやすいのかということについて、簡単に説明します。
株式投資は買値と売値の差額によって損益が決まります。通常の株取引では買値や売値はタイミング次第で価格がいくらになるか分かりませんが、IPOの場合、買値は企業と証券会社による「公募価格」であらかじめ決められてます。
ここからがポイントとなりますが、公募価格は一般的には公開した株式が売れ残らないように割安に設定されることが多いため、上場初日に初めて付く売値である「初値」は損益がプラスになることが多くなる可能性が高くなります。
このように、投資で利益を出す大原則である「安く買って高く売る」を実践しやすい仕組みになっているというわけです。また、勝ちやすいということですので、損失が発生することが少ない、リスクの少ない投資方法ということになります。
・2023年のIPOの実績
では、実際、2023年1月から4月末までのＩＰＯの実績はどうだったのかを見ていきます。
2023年1月から4月末までに上場した会社は26社でした。「公募価格」＜「初値」を勝ち、「公募価格」＞「初値」を負け、「公募価格」＝「初値」を引き分けとした場合の勝敗ですが、26社のうち24社が勝ち、1社が負け、1社が引き分けという結果でした。勝率は実に92.3％と非常に良い結果でした。
また、24社の価値の中で最も利益の大きかったものはFusicという企業の株で、公募価格2,000円が初値価格で6,530円となり、損益は453,000円もの大きな利益となりました。
さらに、24社中9社が初値価格が公募価格の2倍以上の価格を付ける等、2023年のIPOは例年以上に好調なものとなっています。
このような結果からも、IPOは非常に勝率が良く、大きな利益を得ることができるものだと分かると思います。
・筆者がIPO投資で稼いだ実績を公開します
次は私の2023年1月から4月末までの実績となります。まず、IPOへの参加実績は、初値の高騰が
期待できるものを情報サイト等を参考にピックアップし、26社中20社のIPOに申し込みました。
そのうち当選したのが、野村証券で申し込みをした楽天銀行の株200株と、ＳＭＢＣ日興証券で申し込みをしたRidge-iの株100株でした。
20社申し込みをして、そのうち2社当選しましたので、当選確率は10％と、通常であれば、当選確率は1％に満たないケースが多い中、上場ラッシュで申し込みが分散したこともあり、、まずまずの結果となりました。
また、それぞれの初値売りでの利益についてですが、楽天銀行では、91,200円、Ridge-iでは269,500円となり、合わせて360,700円の利益となりました。特に、Ridge-iは初値価格が公募価格の2.54倍の値を付けるなど大きな利益となりました。
申し込みの手続きなど、多少手間がかかりますが、このように、ほぼノーリスクで大きな利益を得ることができました。
・まとめ
今回は「IPOだけで稼ぐ」というテーマで書きました。いままで記載してきたとおり、IPO投資はほぼノーリスクでお金を稼ぐことができるものです。
リスクのある国内の株式投資はやらずにIPO投資だけでも十分稼ぐことができますので、特に株式投資に慣れていない投資初心者の方にはお勧めの投資方法です。
まだIPO投資をしていない方は、是非、トライしていただければと思います。
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