楽天などでのお買い物で付与される「楽天ポイント」を使って、資産運用の擬似体験ができる「楽天ポイント運用」というサービスがあるのをご存知でしょうか。
投資や資産運用に迷っている投資初心者の方にとって、楽天ポイントを活用して気軽に始められる楽天ポイント運用はかなりおすすめです。
ここでは、ポイ活歴2年、毎月平均楽天ポイント30万ポイントを獲得している経験から、実際に僕の失敗経験を踏まえて上手に運用するコツについてまとめました。
楽天ポイント運用とは
「楽天ポイント運用」とは、楽天ポイントを使った投資の擬似体験ができるサービスです。
楽天ポイント運用は、手数料無料、100ポイントから運用可能で、実在する投資信託の値動きを反映してポイントが増減していくという特徴があります。
現在、楽天が提供しているポイント運用は以下のものがあります。
・ポイント運用
・ポイントビットコイン
・ポイント利息
それぞれ特徴を見ていきましょう。
1:ポイント運用
楽天インデックスバランスファンドの値動きを反映します。
株式重視でハイリターンを狙う「アクティブ型」と債券重視で比較的安定している「バランス型」を選べます。
2:ポイントビットコイン
楽天ウォレットが提示するビットコインの値動きを反映します。
ポイント運用のアクティブ型よりもハイリスク・ハイリターンです。
3:ポイント利息
楽天ポイントを預けることで毎月5日に月利0.009%の利息が付きます。
年利にすると0.1%以上の利息がつきますが、ポイント運用やポイントビットコインと比較すると超ローリスクで安定運用型と言えます。
楽天ポイント運用の失敗経験3選
楽天ポイント運用は、証券口座を開設せずに、ポイントのみを使って運用することから安心かつ手軽に始められることがポイントです。
その上で、僕が実際に楽天ポイント運用を実践してみて感じた失敗談についてもまとめてみました。
1:なかなかポイントが貯まらない
ポイント運用バランス型や、ポイント利息など超安定型のサービスもありますが、数千円程度のポイントを運用する程度では、なかなかポイントが貯まりません。
例えば、ポイント利息で1000円運用した場合、年利0.1%では、一年後にやっと1円増える程度でした。
気軽に運用できるポイントですが、その分安定型の運用ではなかなか運用しているという実感もわかず、途中でやめてしまう方もいらっしゃると思います。
ポイント運用において、まず大切なことは運用目標を決めること。
まずは投資の勉強のためのお試しなのか、一定のリターンを狙っていくのか、いつまで運用を継続するのか、など。まずは自分で考えて目標を設定しましょう。
その上で、僕の場合のように、「なかなかポイントが貯まらない」と感じている場合は、ポイント運用アクティブ型やビットコインなどハイリスクな運用を試してみてはいかがでしょうか。
2:手数料を考慮していなかった
ポイント運用は、基本的に手数料は発生しませんが、注意したいのがポイントビットコインです。
ポイントとして引き出す際にスプレッド分(引き出しポイントの約4〜5%)が差し引かれるので要注意です。
実際、ポイントビットコインで5,000円運用し、5,200円まで増やした時に引き出そうとすると、スプレッド分が230円発生しました。差し引くと4,970円となりマイナスになってしまいました。
ポイントビットコインについては、十分に運用益が発生するまで待ち、スプレッド分の差し引き分も考慮して引き出すようにしましょう、
3:マイナスになったポイントを引き出してしまった
ポイント運用アクティブ型やビットコインなど、ハイリスクな運用では、マイナスになってしまうこともよくあります。
初心者の頃、マイナスになって焦って全額引き出してしまったことがありました。その後また値動きはプラスに好転。あのとき引き出して損切りしていなければ、またプラス運用になっていたのに。
運用しているポイントが減ってしまった場合どうするか。放置しておきましょう。
数ヶ月程度の長期で見ると一旦マイナスになったポイントもまたプラスに転じることも多く見られます。
マイナスになってしまったことで焦ってしまい不用意に損切りしてしまうのはもったいない。一旦放っておいて、値動きを粘り強く見ておくことをおすすめします。
僕の場合、一度損切りしてしまった後に、改めてポイント運用アクティブ型で2000円運用しました。
1年間の間にマイナスになることもありましたが、基本的には放置。結果的に2,200円程度年利10%程度までプラスに転じました。
まとめ
初心者など運用目標が定まっていない方は、まずはポイント利息やポイント運用バランス型から試してみて、実際の値動きを肌感として体感してみてはいかがでしょうか。
また、ある程度の経験者や投資としてポイントを増やしたい方は、ポイント運用は手数料が発生しない、かつなるべくハイリターンな運用を考えて、楽天ポイント運用アクティブ型をオススメします。
また更なるハイリターンを狙ってポイントビットコインにチャレンジする際にはスプレッドなどの手数料にも十分考慮しましょう。
また、楽天ポイントは、やはり買い物など、本来使うべき時に使えてこそだと思います。
実際に僕はポイント運用を1年ほど試して数万ポイントを運用していましたが、買いたいものがあっても我慢してしまいました。買いたい時に買えないのは、ある意味機会損失とも言えます。
やはりポイントを保有している以上、必要なもの、どうしても買いたいものがあるときはポイントを利用するという割り切りも重要だと思います。
楽天ポイント運用は、コツコツと運用しつづければ、年利2%以上の運用であれば、誰でも達成可能な初心者向けの資産運用といえます。
まずは少額から運用してみて、0→1を達成してみてはいかがでしょうか。
ライター:ポイ活・せどりリーマンライター キッシュ
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