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NFTは危険?胡散臭いといわれる理由と将来性、現在地を解説

NFTって、胡散臭い……。

NFTをご存知でしょうか?

1年ほど前から、話題に上がることが多くなってきました。

「儲かった!」「爆益!」などSNSで大騒ぎになることも。

NFTは暗号資産(仮想通貨)の基盤となるブロックチェーンを活用した、「デジタルに本物の証明書をつけるテクノロジー」です。

歓迎すべき新しいテクノロジーですが。

なんか胡散臭いんだよな…、と懐疑的に捉える人も。

その理由は何なのでしょうか?今回の記事で徹底解説します。

NFTが胡散臭いと言われる理由「10選」

NFTが胡散臭いと言われる理由を「10個」上げながら、1つずつ見ていきます。

稼げた、儲かったが胡散臭い

そもそも「稼げた」「儲かった」が胡散臭い。

SNSでは、わずか200円で買って、数日で〇〇万円で売れた。

などという話がゴロゴロあります。

これを聞いてすごいと思う人もいるでしょうが、大半はどう考えてもおかしいと捉えるでしょう。

NFTって、何か変なことをしている人の集まりでは?

と懐疑的な目で見られても仕方がないでしょう。

高額すぎて胡散臭い

NFTは〇〇万円になった、という話でさえも実は小さいこと。

海外では億の単位で取引されることも。

最高金額は、79億円です。

NFTアート高額落札ランキングTOP10【2023年版】

NFTとはいってしまえば、単なるデジタルで書かれた絵です。

それに億の金額がつくなんて。

ちょっとよくわからない…、胡散臭い話だと捉えられても仕方がないでしょう。

暗号資産関連なので胡散臭い

NFTは、暗号資産(仮想通貨)の基盤となるテクノロジーである「ブロックチェーン」を用いたもの。

ですが、暗号資産自体がまだ浸透しているとはいえない現状。

暗号資産も、まだ胡散臭いものとしての印象が強いでしょう。

暗号資産がその状況なのに、暗号資産の〇〇をつかった新しいテクノロジーといわれても、

「よくわかりません」と敬遠されています。

新しすぎてよくわからない

NFTとにかく新しすぎます。

NFTは2020年ごろから出てきたもの。

日本には2021年ごろに入ってきて、2022年5月にあるプロジェクトの成功により一部で非常に盛り上がりました。

ですがあくまでも先端テクノロジーが大好きで、普段から新しいものを求めているタイプの人たちに受け入れられたに過ぎません。

新しいものは、はじめは疑われるものです。

今ではなくてはならないインターネットでさえ、30年前は「こんなもの何に使えるの?」と思われていた時代があるのです。

仕組みが難しすぎる

NFTは仕組みが難しすぎるというのも理由です。

NFT(Non-Fungible Token、非代替性トークン)とは、ブロックチェーンを基盤にして作成された代替不可能なデジタルデータのことである。

(引用:ダイヤモンド・サイ

こんなこといわれても、わからないですよね。

ブロックチェーンは、絶対に改ざんできないデータ管理の仕組みで…。

だからNFTもいくらコピーしても、本物と偽物を見分けることが可能になり…。

難しいですよね。

NFTを購入する手順も難しく、

①基本的には暗号資産(仮想通貨)の購入

②メタマスクなどのウォレットを用意

③購入した暗号資産をウォレットに送金

④ウォレットとマーケットプレイスを接続

⑤NFTの購入

しかも、NFTにも種類があってその種類に合った暗号資産を買う必要がある。

ネットワークを間違えると暗号資産が消える。

とにかく手間がかかりすぎますし、1つずつの理解も難しい。

持っている人が少ない

NFTは仕組みが難しく、購入する手順も難しい。

ですから、せっかく興味を持ったとしても挫折してしまう人も多い。

日本人でNFTの購入経験がある人は、「1万7,000人」程度といわれています。

(これはピーク時2023年4月ごろの人数で、今はもっと少ないとも)

1億2,000万人のうちの1万7,000人です。

いかに少ないかがわかりますね。

まわりにNFTを持っている人を、探すことが困難なほど。

そうなるとNFTというだけで変な人です。

損した人がいる

NFTが稼げる・儲かるといっても、100%はありえません。

高い値段で買ったにもかかわらず、その後に値を下げてしまい損をすることも十分にありえることです。

またNFTは暗号資産を使って購入するために、暗号資産の価格の上下も影響します。

NFTの価格は下がっていないけど、暗号資産の価格が下がったために損をした、という場合も十分にありえること。

つまり、「NFTそのものの価格」と「暗号資産の価格」の要素があり、両者が合致しないことには儲けられない。

その構造を知らずに、安易に手を出す人は損をすることになるでしょう。

損をした人は悔しいですから、「NFTが儲かるなんて嘘じゃないか!」といって回ります。

それを聞いた人は「やっぱりNFT胡散臭いんじゃないの」と思い、その情報も伝わっていきます。

詐欺やハッキングがある

残念なことですが、NFTの世界は詐欺師がウヨウヨしています。

詐欺師だらけだと思ってください。

NFTは最新のテクノロジーであるために、法律が追いついておらず、やりたい放題といってもいい状況。

せっかくNFTに興味を持っても偽サイトに誘導されたり、たくみにパスワードを入力させられたりして、お金を盗られてしまう事例がたくさんあります。

下は、NFTプロジェクト「APP」による詐欺の注意喚起ポスト。

https://twitter.com/ryo_nft_blogger/status/1717292947488825674

怪しいプロジェクトがある

大々的にプロジェクトを立ち上げ、高らかに夢を語り、多くの人と資金を集める。

その後で、ころあいを見計らいお金を持って逃げる。

実はNFTプロジェクトの中には、はじめから「お金を持って逃げる」目的ではじまるものもあるのが現状です。

「ラグプル」といわれる詐欺です。

(引用:暗号資産(仮想通貨)の詐欺ラグプルに注意!その手口と対策方法

怪しい情報商材がある

情報商材とはある程度のお金を支払い「やり方」などを教えてもらうもので、「本」や「学校」も情報商材ともいえます。

「NFT投資の稼ぎ方」のような情報商材も多く販売されています。

非常に有益な情報を提供してくれるものもありますが、中には胡散臭いものも。

宣伝文句では、さもかんたんに短期で荒稼ぎできるようなことが書かれてあるのですが、実際に購入して読んでみると中身スカスカ。

悪質な情報商材もありますので、安易に飛びつくのは危険です。

正しい情報であったとしても、あくまでも1つの成功体験にすぎず、同じようにやっても「稼げなかった」ということもあります。

NFTの将来性

NFTは胡散臭い、といわれていますが買う人がいるのも事実。

ではどうしてNFTを購入するのかといえば、「将来性がある」と思っているから。

ここでは、NFTの将来性について解説します。

成長産業といわれている

NFTは成長産業といわれています。

NFTのことを単なるデジタルアートだと思っている人もいるかもしれませんが、それは間違い。

NFTはテクノロジー。

今後はこのテクノロジーをつかったモノが、数多く登場してくるでしょう。

《すでに使われているNFT》

  • 学生証
  • チケット
  • 不動産売買
  • 会員権
  • クーポン

もっともっと発展し、浸透していくという予測が出ています。

(引用:【世界調査レポート】NFT市場規模の今後を予測、5年で4倍の約2兆円に急拡大できるワケ

国もチカラを入れ始めている

ご存知ですか?

実はすでに国(政府)が、チカラを入れ始めている分野です。

(引用:web3とAI分野が自民党の政策に、自民・政調審議会でホワイトペーパーを了承

日本の得意分野である

NFTは日本の得意分野でもあります。

日本はコンテンツ大国だから。

世界中で愛されているコンテンツは、枚挙にいとまがありません。

  • ドラえもん
  • ドラゴンボール
  • ドラゴンクエスト
  • スーパーマリオ
  • ポケモン
  • ONE PIECE

漫画から→アニメ→ゲーム→キャラクター商品などへの、展開も得意です。

また、クリエイターも豊富。

日本には実力があっても無名なクリエイターが多く存在し、NFTに活路を見出して参入してきています。

日本には要素がいくらでもあるのです。

多くの要素とNFTという新しいテクノロジーが合致したとき、また新しいエンターテイメントがはじまるでしょう。

日本がその中心的な役割を担う可能性は、十分にあるでしょう。

NFTの現在位置

2022年大いに盛り上がったNFT。

200円ほどでリリースされたものが、わずか1ヶ月後には40万円にまで値上がりすることもありました。(2022年末)

2023年。

NFT業界の現状はどうなっているのでしょうか。

冬到来

2022年の5月~2023年の3月あたりまで、NFTは非常に高い盛り上がりを見せました。

ところが、その後一気に冷え込み。

原因の1つは、マーケットプレイス(NFTの売り買いをする場所)同士の小競り合い。

それによる、「手数料の異常な高騰」「運営側に手数料が支払われない」などが起こり、ユーザーが離れたと考えられています。

NFT価格の低下がさらに売りを呼び、さらに価格が下がる悪循環。

リリースしても誰も興味を持たず、プロジェクトから人が離れる。

などの状況に陥り、「冬到来」といわれています。

回復の兆しあり

2023年の10月末の状況ですが、回復の兆しありとの噂も出てきています。

https://twitter.com/IHayato/status/1715863343142219963

冬到来といわれても、優秀なプロジェクトほど熱意をもって活動を続けています。

場を荒らすだけの短期トレーダーがいなくなり、健全なユーザーだけが残り業界を育てている。健全なユーザーが健全なユーザーを呼んでいるともいえます。

朗報としては、ビットコインETFの承認のニュース。

(引用:現物型ビットコインETF承認なら 1年間で価格は74%上昇=仮想通貨投資会社ギャラクシーが予測

2023年10月末の時点では承認されていませんが、間近との情報も。

そのニュースに、ビットコインが高騰しています。

ビットコイン(BTC)のチャート:画面はコインチェック

ビットコインの価格が上がると、それから派生している他の暗号資産や関連商品であるNFTの価格が上がる傾向にあります。

NFTは胡散臭いといわれている今だからこそ

NFTはまだまだ認知されていません。

そのために、胡散臭いと思われている状況。

やっかいなのは、本当に胡散臭いものもあること。

ですが、成長産業ともいわれているもの。

インターネットが世に出たときもはじめは懐疑的でした。

スマホが世に出たはじめは懐疑的でした。

新しいものはいつの時代でもはじめは疑われる運命です。

ですが、いち早くその将来性に気づいた者は、波が来たときにその波とともに自分も引き上げられて利益を得ます。

多くの人が、胡散臭いと躊躇している今こそがチャンスともいえるでしょう。

まとめ

今回は「NFT胡散臭い」について解説しました。

胡散臭いといわれることには、さまざまな理由があります。

言われても仕方がないような事情もありますので、注意が必要。

ですが、あまりにも警戒しているとせっかくの機会を失ってしまうことも。

それはあまりにも、もったいない。

せっかく、NFTに興味を持ったのならば、NFTについて勉強されると将来性に気づくことでしょう。

NFTの購入には、暗号資産が必要です。

暗号資産は、暗号資産取引所でしか扱っておりません。

暗号資産取引所の口座を持っていない方は、口座開設することからはじめてみてください。

口座開設が済んだら、少しでもいいので暗号資産を購入してみてください。

その方が新しいテクノロジーに対する学びが深まり、一歩進んだ人材となれるでしょう。

NFTの購入に必要な暗号資産(仮想通貨)を購入できるおすすめの取引所は以下から↓

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マネーリテラシー編集部

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