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バタフライ・ネットワークの将来性 医療現場に革命をもたらす企業を解説【米国株】

バタフライ・ネットワークは、2020年1月に設立されたデジタルヘルス会社です。

ニューヨーク証券取引所に上場した直後は、その革新的な技術に注目が集まり、株価が最大29.13ドルにまで高騰しました。

しかし、現在の株価は暴落し、1ドル付近を推移しています。

(引用:Yahoo!ファイナンスHP)

「バタフライ・ネットワークはもう終わりじゃないか?」

そう懸念する人は多いのではないでしょうか?

しかし、バタフライ・ネットワークのプロダクトには医療界が注目する技術が詰め込まれています。

この記事では、バタフライ・ネットワークの将来性を判断するために以下のことがわかります。

  • バタフライ・ネットワークと事業内容について
  • バタフライ・ネットワークの財務状況

これを見れば、バタフライ・ネットワークの将来性がわかり、投資判断する材料になるでしょう。


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バタフライ・ネットワークと事業内容について

バタフライ・ネットワークはアメリカの医療用の検査機や関連するソフトウェアを展開する企業です。

(引用:株探米国HP)

医療画像の民主化を目指し、超音波技術の開発に従事しています。

主力製品は、画像化や解析などの機能を高める独自の半導体技術を詰め込んだチップを搭載したハンドヘルド型全身超音波診断システム、バタフライiQとiQ+を展開。

独自チップの開発に7年をかけ、事業の根幹を作り上げました。

バタフライ・ネットワークが起こした革命

バタフライ・ネットワークの超音波診断システム「バタフライiQ」は医療界に革命をもたらしました。

バタフライiQが誕生するまで、超音波診断装置は高価かつ場所を取る上、操作と診断に高い専門性が必要でした。

しかし、バタフライiQは超音波診断装置を、携帯可能で簡単に使えるものに変えました。

超音波画像診断は、病気のあらゆる段階で活用でき、病気の発見やモニタリング、最も安全な治療方法の選択も可能です。

例えば、がんの発見や胎児の性別の判断といった使用方法です。

開発者自身も自分のがんを発見したといいます。

(参考:NIWS PICKS)

それだけでなく、価格も大幅に下がりました。

従来は2万5,000ドルから10万ドルもした超音波診断装置が、バタフライiQ1台に必要な値段は2,000ドル!

10分の1以下にまで金額を抑え、誰もが超音波診断を行えるようにしました。

バタフライiQは携帯性にも優れているため、超音波診断が必要な全世界の人に最先端の治療を届けることができます。

バタフライ・ネットワークは、アブドゥル・ラミール・ヘルスと提携し、中東や北アフリカ、トルコおよびインドの20億もの人々に画像診断を提供できる環境を作っています。

(参考:Abdul Latif Jameel HP)

企業だけでなく、アメリカを拠点とする非営利団体もバタフライiQに注目しています。

ウクライナの支援に専念するRazomは、バタフライiQ+を追加で200台、ウクライナの戦線に配備することを決定しました。

(参考:Webull)

必要な地域に必要な医療を届けられるバタフライ・ネットワークの商品は、世界中で注目されています。

ビル&メリンダ ゲイツ財団からも出資を受けています。

世界トップ10に入る資産を持っているビル・ゲイツからも認められており、その将来性は確固たるものです。

しかし、現在の株価は1ドル前後で推移しています。

将来性が株価になぜ反映しないのでしょうか?

財務状況から確認してみましょう。

バタフライ・ネットワークの財務状況について

バタフライ・ネットワークの業績はこちらです。

(引用:Yahoo!ファイナンスHP)

バタフライ・ネットワークの売上高は2021年から10,000千ドル上がっています。

しかし、営業利益や当期利益は赤字が拡大しています。

現在は、自社商品を広めるための投資に力を入れているのでしょう。

そのため、売上高に反し、赤字が拡大していると考察できます。

赤字が拡大し続けている企業を好む投資家はいないため、株価が下がっているのではないでしょうか。

ただし、自己資本率は77.92%と高く、すぐに倒産する心配はありません。

そのため、バタフライ・ネットワークはこれから巻き返す可能性は大いにあります。

バタフライ・ネットワークの主力商品であるバタフライiQは、単価が安いため商品を多く売っても利益が大きくなりません。

しかし、サブスクリプションによる継続的な収入が見込めます。

画像診断が必要な人や地域は世界中に数多くあるため、競合他社に比べ優位に立てるでしょう。

医療機器の販売会社として確固たる地位を築けているため、今後の成長が期待できる銘柄です。

まとめ:バタフライ・ネットワークは大化けの可能性あり

バタフライ・ネットワークの将来性についてみてきました。

バタフライ・ネットワークは、超音波を用いた画像診断装置の開発・販売を行っている企業です。

従来のようにコストや場所を取ることなく、携帯性に優れ、安価に画像診断を行える点が強みです。

商品自体の単価は低いのですが、月額使用料(199ドル)が必要で、安定的な収益が見込めます。

商品の独自性に優れ、ビル・ゲイツからも注目され、出資を受けています。

世界では画像診断が必要にもかかわらず、適切な治療行為を受けられていない人や地域が数多く存在します。

発展途上国の医療地域では必要不可欠な商品です。

また、アプリで使用することが可能なため、家庭用の治療器としても使えます。

バタフライ・ネットワークの商品が活躍できる余地はまだまだあると考えられます。

創業して4年目の企業のため、現在は設備投資などで利益を上げることができていません。

しかし、これから伸びることを考えると株価が底値に近い、現在は買い時といえるでしょう。

GAFAの一角であるAmazonの2008年12月1日の株価はなんと2.1ドルでした。

Amazonがテンバガー銘柄になったのは、2015年のことで2008年から7年かかりました。

(引用:Yahoo!ファイナンスHP)

現在のIT業界をけん引するメガテック企業には10年近くかかりました。

どんなに優れたサービスや商品を持っていても、それを評価してもらうまでには時間がかかります。

バタフライ・ネットワークが日の目を見るまで、株を保有するのは悪くない選択肢だと思います。

バタフライ・ネットワークの株式を購入する時の参考にしてみてください。


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マネーリテラシー編集部

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