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消防士でもセカンドキャリアを歩める?実体験に基づく転職ノウハウを紹介

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消防士の仕事は、やりがいを感じる以上に大変な経験をする機会が多いため、「今後も消防士を続けていけるのか不安だな…」という悩みを抱える現役消防士の方も多いと思います。

しかしながら、「転職するためにはまず何をしたらいいの?」、「辞めてから後悔するのでは?」、「元消防士を必要としてくれる転職先なんてあるのかな?」など、様々な疑問が障壁となり、なかなかセカンドキャリアの道へ踏み出せない方も多いのではないでしょうか。

本記事は、そのような疑問や悩みを持つ皆さんの背中を押し、「消防士でもセカンドキャリアを歩めるんだ!」と感じてもらえるような内容となっています。元消防士である筆者の実体験に基づいているため、ぜひ参考にしてみてください。

目次

消防士のセカンドキャリア・転職を考えたらまずやるべきこと

消防士のセカンドキャリアや転職に興味を持っている方へ、はじめにやるべきことをご紹介します。

消防士として働き続けるメリットを再認識する

消防士は、人々の生命や地域の安全を守るために日々働いています。

本当に過酷で大変な仕事ですが、働き続けるメリットもたくさん存在することをお忘れではありませんか?

毎日辛い思いをして働いていると思い出すことも難しくなってくるため、まずはこちらで再認識してみましょう。

・やりがいがある

人命救助に直結する仕事であるため、自分の手で誰かを助けたという実感を得やすい仕事ですよね。

直接感謝の気持ちを伝えられる機会も多いため、自己肯定感が上がりやすく、これほどまでに誇りをもって取り組める仕事はなかなかないと思います。

・安定している

消防士は公務員であるため、安定した職業であるという点は間違いありません。

具体的には、安定した収入や充実した福利厚生、社会的信用の高さ、失職リスクの低さなど、民間企業と比べるといずれも高い水準であるため、軽い気持ちで手放すのはもったいないかもしれません。

・健康的な身体を維持できる

こちらは人によるかもしれませんが、日々の業務や訓練により嫌でも身体が鍛えられるため、世間一般の人よりは引き締まった身体を維持できている消防士が多いと思います。

プライベートで身体を鍛えることを趣味としている消防士も多く、向上心の高い方が多い印象があります。

逆にプライベートで積極的に運動しない方は、筆者のように転職すると途端に体重が増え、腕や脚の筋肉が落ちて細くなってしまうためご注意ください。

・自分の時間を確保しやすい

こちらも人によって捉え方が違う部分かとは思いますが、筆者の消防士時代の上司や同僚の中ではメリットと感じている方が多かったように思います。

当番明けの非番の翌日に休みが続くサイクルも多いため、平日の混雑の少ない中で趣味に打ち込んでいる消防士も多いのではないでしょうか。

一般的には土日祝日休みの勤務先が多いため、転職することによって自分の時間を確保しにくくなる可能性があることも認識しておきましょう。

転職活動における消防士の強みを把握する

消防士として働き続けるメリットを再認識してもなお、「わたしは消防士を辞めてセカンドキャリアを歩みたい!」という気持ちが強い方は、セカンドキャリアを歩み始めるための武器になる「消防士の強み」を把握しましょう。

・体力

消防士が日々取り組む業務や訓練により得た体力は、転職活動において強力な武器になります。

どのような仕事をするにしても体力があるに越したことはないため、あらゆる職種において重宝されますよ。

・資格

同じ消防士でも人によって取得する資格には違いがありますが、いずれの資格も転職活動において有利に働きます。

代表的な資格としては、大型自動車免許、救急救命士、応急手当指導員、危険物取扱者、消防設備士などが挙げられます。

・精神力

消防士として得た経験により培った精神力は、どのような職種においても高い評価を得られます。

筆者は転職活動において複数面接を受けましたが、現役の消防士だと説明すると、面接官から「消防士が務まるならきっと何だって耐えられますね。」といった言葉をかけられることが多かったです(もちろん、消防士だからと言って何でも耐えられるわけではありませんが…!)。

・判断力

消防士は、人命のかかった緊迫した状況でも冷静で迅速な判断を求められますが、そのような経験を経て培った判断力は、精神力と同様にどのような職種においても高い評価を得られます。

筆者は消防士から転職して現在は民間企業の事務職員として働いていますが、社内でトラブルが発生した時にも常に落ち着いて判断、対応できるため、自分で言うのも気恥ずかしいですが社内ではかなり頼りにされています(いつも心の中で「失敗しても人が死ぬわけじゃないから大丈夫」と思いながら対応しています!)。

転職活動における消防士の弱みを把握する

セカンドキャリアを歩み始めるための武器となる「消防士の強み」を把握できたら、次は「消防士の弱み」も把握しましょう。

こちらを押さえておかないと、転職活動中にグサッと弱点を突かれて不利な状況になりかねないため、予め把握して対策を講じることをお勧めします。

・消防士の専門スキルは他業種で活かしにくい

日々の業務や訓練により磨きをかけてきた消火技術や救助技術ですが、残念ながらこれらの技術そのものをセカンドキャリアで活かす機会はほとんどないでしょう。

大切に育ててきた技術が「うちでは使い物にならない」と思われている事実は大変辛いことですが、そこは割り切って「別の強みをアピールする必要がある」ということを認識しましょう。

・社会経験が少ないと誤解されやすい

「消防士の仕事=消火活動&救助活動」と考える方も多く、それ以外は何も社会経験を積んできていないと誤解される場合があります。

実際には日常的に事務作業をしているほか、火災予防や査察業務、防災啓発活動など幅広い業務を行っていますが、一般的にはあまり認知されていませんよね…。

民間企業の業務に通じる経験も数多く積んできているため、そのあたりをきちんとアピールする必要があるということを心に留めておきましょう。

・消防士は組織文化が独特

24時間体制の勤務形態や階級に基づく明確な上下関係の存在など、消防士の組織文化は特殊であるため、「独特な組織文化に慣れてしまった元消防士が、我が社の環境に適応できるのか?」という心配を抱かれることがあります。

筆者も実際の面接において「消防の世界とは環境が大きく変わりますが、本当に大丈夫ですか?」といった質問を投げかけられたことがあったため、適応力の高さをアピールできる回答を予め考えておくと良いでしょう。

・給与や福利厚生の変化

公務員である消防士の安定した給与や手厚い福利厚生から、変動的な給与体系へと移行する可能性があるため、金銭面での不安が生じる可能性があります。

もちろん、転職により逆に収入がアップすることもあるとは思いますが、安定性という意味で公務員に勝る職種はなかなかないため、こちらはきちんと理解した上で転職活動に臨みましょう。

消防士から転職して実現したいセカンドキャリアのイメージを具体化する

消防士としての強みと弱みを把握できたら、最後に「転職して実現したいセカンドキャリアのイメージ」を具体化しましょう。

何となくあいまいな状態で転職活動を進めてしまうと、結果的に「転職しなければ良かった」、「消防士として働き続けた方が良かった」と後悔する原因となってしまうため、以下の項目を参考としてなるべく具体的にイメージするようにしましょう。

なお、可能であれば、「絶対に譲れない条件」と「あるとより良い条件」に分類し、優先順位をつけると転職先選びがよりスムーズに行えますよ。

・業務内容

消防士の強みを活かせる仕事がしたい方もいれば、全く別の仕事に挑戦したい方もいると思います。

その仕事をしている自分をイメージしながら、自分のスキルや興味に合致していることを確認できると良いですね。

・給与、福利厚生

職種によって様々な形態があるため、きちんと理解した上で転職先を選びましょう。

基本給の金額、賞与の金額や回数に差があることはもちろん、公務員には馴染みの薄いインセンティブ(報奨金)制度がある職種も多く存在します。

また、福利厚生の内容としては、リモートワークが認められている、フレックスタイム制度が導入されている、病気休暇や介護休暇の制度が充実している、交通費補助や住宅補助が充実している、資格取得補助があるなど、職種によって様々な違いがあるため、自分が希望する働き方に合う条件を整理しておきましょう。

・勤務条件

こちらも職種によって様々な形態があるため、希望条件を精査しておきましょう。

比較する事項の例としては、転勤の有無、勤務時間、残業の有無、年間休日数、長期休暇の有無、副業の可否、雇用契約期間や更新条件、オフィスの設備など、多岐にわたります。

すべての希望に当てはまることが理想ではありますが、すべてが揃っている職種がない場合もあるため、希望する条件に優先順位をつけて整理することをおすすめします。

・転職先企業の文化や成長性

あまり注意して見ない項目かもしれませんが、新しい職場でセカンドキャリアを歩もうとするならば、しっかりとした確認が必要なポイントです。

実際にその企業で働く社員の雰囲気や働き方はどうか?経営理念に共感できるか?といった点を押さえておくと、「なんか思っていた会社の雰囲気と違ったな…」などと後悔するリスクを減らせます。

また、業界内での立ち位置はどうか?将来性のある企業か?経営状況はどうか?など、企業の安定性や成長性にも注目しておくと、「実は転職先の企業が倒産寸前だった…」などという事態を避けられます。

企業の公式サイトの確認、口コミサイトやSNSでの情報収集、面接時に質問するなど、様々な確認方法があるため、これらの方法を組み合わせ、自分の価値観や希望する働き方に合っているかどうかを慎重に判断することが大切です。

消防士の強みを活かせる!セカンドキャリアにおすすめの職種7選

前述のとおり、自分の実現したいイメージに合った転職先を見つけていただけたら一番良いと思いますが、「元消防士を受け入れてくれる職場なんてあるのかな…」という不安を抱いている方もいますよね。

そこで、消防士の強みを活かせる、セカンドキャリアにおすすめの職種を7つご紹介します。

・身体を動かす仕事

消防士の強みである「体力」を存分に活かせるため、特に身体を動かすことが好きな方におすすめです。

身体を動かす仕事にも色々な種類がありますが、例えば「土木作業員」、「引越し作業員」、「警備員」、「スポーツインストラクター」などがあります。

「作業員同士のコミュニケーションがとれるのが楽しそうだから、引越し作業員がいいな」、「人に何かを教えるのが好きだから、スポーツインストラクターがいいな」など、身体を動かすこと以外の自分の好きなことも組み合わせて検討できると良いですね。

・運送業

消防士の強みである「体力」を活かせるほか、大型免許や特殊車両などの「資格」も活かすことが可能で、即戦力として働けるためおすすめの職種です。

長時間の運転や荷下ろしなど、体力的に大変な面もありますが、現在人手不足の物流業界であるため収入は比較的安定しているほか、働き方改革も進んできているため過酷な労働状況も改善されてきているようです。

体力に自信がある方や運転が好きな方には特におすすめです。

・医療関連職

救急救命士の「資格」を持っている消防士には、特におすすめの職種です。

例えば、救急外来のある病院で医師や看護師とともに働くことが可能です。

また、民間の救急サービス会社で働くこともできます。民間の救急サービス会社では消防救急を補完する業務を担っており、近年社会的ニーズが高まっている職種ですが、救急現場で高度な救命処置を担当するのは消防救急と同様であるため、消防士としての経験をそのまま活かせるでしょう。

このほか、次世代の救命士や医療従事者を育成する講師やトレーナーとして働くという選択肢もあります。

救急救命士としての知識や経験は貴重な財産であるため、セカンドキャリアでも救命業務のエキスパートとして活躍する元消防士が多いようですね。

・設備管理業

消防設備士の「資格」を持っている消防士におすすめの職種です。

例えば、ビルやマンションなどの施設で消防設備を含む各種設備の維持管理を任される「設備管理職」として採用されることが可能です。

安定した需要がある職種のため、魅力的な転職先として選択肢の一つになるのではないでしょうか。

・消防設備・防災関連業

こちらも消防設備士の「資格」を持っている消防士におすすめの職種です。

例えば、消火器、スプリンクラー、火災報知器などの消防設備を点検する「消防設備点検・保守スタッフ」として様々な企業で働けます。

このほか、建物のオーナー向けに防災計画の策定や訓練指導をする「防災コンサルタント」として働くことも可能です。

消防設備士の資格だけでなく、消防士として培ってきた火災予防や緊急対応に関する知識も活かしながら、長期的に安定的なセカンドキャリアを築ける職種です。

・事務職

火災原因報告書の作成や防火管理指導の文書作成等により培ってきた実務経験を活かせるため、おすすめの職種です(ちなみに、筆者が転職した職種でもあります)。

事務職は年齢を重ねても続けやすい職種であるため、長期的なセカンドキャリアを見据えている方に向いていると思います。

デスクワーク中心の比較的落ち着いた環境で働けるため、ケガや病気などにより消防士として働き続けることに不安を感じている方にもおすすめですよ。

・自分がやりたいと思っていた仕事

ここまで色々とおすすめしてきましたが、「とにかくやりたい仕事」が本当は一番のおすすめです。

正直なところ、消防士として培ってきた「体力」と「精神力」と「判断力」があれば、どのような職種でも人並み以上の働きができると思います。

これらに「とにかくやりたい!」というやる気まで加われば、向かうところ敵なしではないでしょうか。

せっかく大事なセカンドキャリアを歩み始めるため、自分が好きなことに向き合える環境を見つけられるといいですよね。

消防士を続けながら転職活動はできる?

どのようなセカンドキャリアの道を目指すか、という方向性が定まったら、いよいよ転職活動スタートです!

ところで、消防士の仕事を続けながら転職活動をすることは可能なのでしょうか?実体験に基づいて解説します。

できる!(でも正直結構大変…。)

結論から言うと、消防士を続けながら転職活動をすることは可能です!

実際に筆者自身が消防士として働きながら転職活動をしていたため、可能であるということは間違いありませんが、正直なところかなり大変でした…。

消防士は24時間体制の不規則な勤務シフトであるため、転職活動のための時間を十分に確保することが難しく、場合によっては面接や試験に参加する機会を逃すこともあったため、スムーズに転職活動が進められない歯がゆさを感じました。

また、消防士の仕事は精神的・体力的な負担が大きいため、ときには複数の現場出動に当たって心身ともにヘトヘトの状態で転職活動に向き合わなければならないこともありました。

最近は転職活動全般をサポートしてくれる転職エージェントのサービスが充実しているため、そのようなサービスを上手に活用することで時間や余裕がない中でも多くのチャンスをつかめるようになっていますが、それでもやはり簡単ではないということは覚悟して臨みましょう。

しかしながら、消防士の仕事を続けたまま転職活動ができれば、安定的な収入を確保した状態で転職活動ができますし、仮に転職活動が上手くいかないときにはそのまま消防士の仕事を続ければ良いため、気持ち的に余裕をもって転職活動に取り組めますよね。

また、消防士として働きながら転職活動を進める中で、「色々な転職先を検討してみたけど、結局自分には消防士が向いているのかもしれない…!」など、自己分析を深めた結果、消防士として働き続ける決断をする可能性もあるため、消防士の経験を積み続けながら長時間かけて転職先を検討できるという点は、働きながら転職活動をする大きなメリットだと思います。

余裕があれば消防士を辞めてからじっくり転職先としてセカンドキャリアを探すのがおすすめ

消防士として働きながら転職活動をすることには、前述のとおり相当な困難を伴うことも事実であるため、金銭的・精神的な余裕がある場合には、消防士を辞めてからじっくり転職活動に専念しても良いと思います。

消防士を辞めてからであれば、時間的にも体力的にも精神的にも余裕を持った状態で転職活動に集中できるため、より良い転職先を見つけられるかもしれません。

なお、消防士を辞めてから転職活動に専念するという場合にも、消防士在職中に「転職先の希望条件を整理してから辞める」、「自己分析を深めてから辞める」など、ある程度転職活動に向けた下準備をしてから辞めることが望ましいでしょう。

ちなみに、公務員は退職手当がもらえるため、原則として失業保険は受け取れません。しかしながら、退職手当が失業保険相当額より少ない場合には、手続きをすれば差額を受け取れる可能性もあります。「本当は辞めてから転職活動に専念したいけど、お金のことだけが心配…」という方は、例外的に失業保険の差額が受け取れないかどうか、ハローワークに相談してみると良いでしょう。ハローワークは平日のみ利用することが可能であるため、平日休みの多い消防士にとっては利用がしやすいですよ。

【体験談】消防退職後のセカンドキャリアは実際どう?再就職後のリアルを紹介

ここまで、セカンドキャリアを歩み始めようとする消防士の皆さんの背中を押すような転職ノウハウを紹介してきましたが、最後に「消防退職後のセカンドキャリア、実際どうなの?」という疑問にお答えします。

筆者自身は「転職して本当に良かった!」と感じています。その一方で、「消防士も良かったなあ」と感じることがたくさんあります。

消防士から転職して良かった点

筆者が「転職して本当に良かった!」と感じることはたくさんありますが、一番強く感じるのは「家族との時間を大切にできるようになって良かった!」ということです。

筆者の妻は市役所に勤めていますが、市役所は基本土日祝日が休みで、消防士の変則勤務とはなかなか休みが合いませんでした。

また、せっかく休みが合っても急遽消防訓練の予定が入ってしまうこともありましたし、気軽に「ちょっと出かけようか!」と思っても、勤務先消防の管轄外へ遠出する場合には職場へ届出をしなければなりませんでした。

消防士としては当然のことですが、何か大きな災害が発生した時には休暇中であっても管轄内外に関わらず応援に駆け付けなければなりません。

このため、消防士時代はプライベートの時間であっても常に仕事のことが頭にあり、休みでも心の底から休むことはできていないような毎日を送っていました。

ある日、妻と外出中に管轄外で大きな災害が発生し、急いで帰宅してその足で災害派遣に出た経験があります。災害対応の活動中はまともに妻へ連絡できず、数週間後に派遣先から自宅へ帰ってきたときには、妻が「心配していたよ」と泣きながら待ってくれていました。その時の妻の姿を見て、「家族に心配をかけない仕事がしたいな」、「不安な状況にこそ家族のそばにいられるようにしたいな」と感じたことが、筆者がセカンドキャリアを歩もうと思った大きなきっかけです。

その後は妻と休みが合う条件を最優先に考えて転職活動を行い、現在の勤務先である民間企業の事務職会社員として採用されました。現在は2歳の娘もいて3人で仲良く元気に暮らしており、家族みんなで時間を過ごせる幸せを日々感じています。

消防士の良さを再確認した点

筆者は「転職しなければ良かった」と感じたことは一度もありませんが、「消防士も良かったな」と感じる機会はたくさんあります。

その中でも一番強く感じるのは、「やっぱり消防士の仕事ってやりがいのある仕事だったな」ということです。

消防士は自分自身の力で直に人を助けたり、火を消したりといった救助活動を行い、困っている人々の根本的な原因解決ができます。だからこそ大変な仕事ではありますが、「自分が成すことで誰かを助けられる」という実感は強く、消防士時代は充実感を持って仕事に取り組めていました。

事務職の仕事をしていて危険と隣り合わせの状況になることは全くなく、平和で穏やかな環境で仕事に取り組めるのは大変ありがたいことですが、「自分の仕事が誰かの役に立っている」という実感はしにくいなと思います。

また、これは筆者の転職先がたまたまそうだったというだけですが、今の職場よりも消防士だった頃の方が圧倒的に良い稼ぎでした。消防士として働いていたときは、そもそもの基本給が市役所勤務の妻より高かったですが、休日勤務手当や夜間勤務手当のほか、機関員手当、危険手当など、様々な手当が上乗せされており、今思うと高額な給料をいただいていたなと思います。

現在は消防士時代と比べると月々の手取りで収入が7~8万円ほど少なくなったため、市役所勤務の妻の方が断然稼いでくれています。

このように過去と現在とのギャップを感じることはありますが、わたしにとっては家族との時間が第一優先だったため、転職したことを後悔することはありません。

しかしながら、消防士として勤務できたことはわたしのこれまでの人生において一番の誇りであり、現在も消防士として働く皆さんを心から尊敬しているため、少しでもお役に立てたらという想いでこの記事を書きました。

まとめ:消防士でもセカンドキャリアを歩める

今回は、「消防士でもセカンドキャリアを歩める!」ということについて、実体験を踏まえながらご紹介しました。

消防士は大変な職業であると同時に非常に尊い職業でもあるため、まずは「本当に消防士を辞めて良いのか?」ということをじっくり考えた上で自己分析を深め、皆さんの思い描く理想を実現できる転職先を見つけてください。

消防士を続けながら転職活動しても良いですし、大変に感じる方は消防士を辞めてから転職活動しても大丈夫です。

消防士として働いた経験はどのような職業に就いても必ず活かされるため、どうかご安心ください。

たくさんの人の命を大切に守ってきてくださった消防士の皆さんが、今度は自分自身のことを大切にできる場所を見つけられますように、心から応援しております!

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ライター名:元消防士webライター ゆうパパ

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