「株式投資を始めたいけれど、何から手をつければいいのかわからない」
「株式投資で得られるものは何だろう?」
株式投資の始め方を知りたいあなたは、ぜひこの記事を最後まで読んでください。
株式投資の始め方は
- 証券口座を開設する
- 投資資金を入金する
- 買い注文を出す
この3つだけです。
現役の投資家でファイナンシャルプランナーの筆者が、株式投資の始め方を知識ゼロの方にもわかるようにやさしく解説します。
3分で読めます!
株式投資を始める最初のステップはこの3つ!
株式投資を始める手順
- 証券口座を開設する
- 口座に入金する
- 買い注文を出す
それぞれ詳しく見ていきましょう。
①証券口座を開設する
証券口座の開設は、すべてネットで完結します。
口座の開設には、本人確認書類としてマイナンバーカードか運転免許証が必要です。
ネット証券のサイトから必要事項を入力し、ログインパスワードを設定します。
また、開設に費用はかかりません。
②口座に入金する
株を買付けるための資金を証券口座に入金します。
銀行口座から証券口座への入金はネット上で簡単にでき、所要時間は1分程度です。
③買い注文を出す
買いたい銘柄が決まったら、ネット証券のマイページで買い注文を出します。
約定したら即時に受け渡され、株を保有できます。
株の売買は100株単位です。
証券会社によってS株やミニ株といって1株単位で売買できるサービスを提供していますが、基本的には100株単位で取引するものと覚えておいてください。
次に、株式投資ではどのようなものが得られるのかを見ていきましょう。
株式投資で得られるものは3つある
株式投資で得られるものは3つあります。
- 値上り益
- 配当金
- 株主優待
これらを解説していきます。
値上り益
値上り益とは、買った株の価額が上昇し、売却したときに得られる利益です。
例)
株を買ったときの価額が20万円だったとします。
売却したときの価額が24万円だとしたら、売却益は4万円です。
この値上りによる売却益をキャピタルゲインといいます。
配当金
株を保有していると年1~2回、配当金が受け取れます。
持ち続けている間、継続して受け取れるため不労所得ですよね。
これをインカムゲインといいます。
なお、銘柄によっては配当金が出ない、無配当のものもあります。
株主優待
株を保有している株主が受けられる特典、株主優待です。
株主優待にはその企業の製品やギフト、割引券などさまざまなものがあります。
株主優待も株を保有している間、継続して受けられるため、インカムゲインとなります。
株とは企業への出資証券
株とは、企業が投資家に交付する出資証券です。
企業は、投資家から集めたお金で土地や建物、生産機械や備品、あるいは車両などを購入し、それらを使って生産活動をします。
企業は、出資してくれた投資家に、その出資額に応じて出資証券を交付します。
それが株式です。
株主は株主総会に出席し、議決権を行使できます。
株式投資にはさまざまなスタイルがある
株式投資にも、いくつかのスタイルがあります。
- デイトレード
- 長期保有による成長をねらう
- 配当金がほしい
- 株主優待を受ける
- 特定の企業を応援する
それぞれ詳しく見ていきましょう。
デイトレードがしたい
デイトレードとは、一日に複数の銘柄を売買し、利ざやを稼ぐ投資法です。
ひとつの銘柄の売買益は小さいものの、それを頻繁に繰り返すことで利益を積み重ねます。
長時間パソコンに向かい、頻繁に取引するイメージですね。
デイトレードで得られる利益はキャピタルゲインになります。
長期保有による成長をねらう
株を長期にわたって保有し、成長をねらう投資法です。
株を買ったらすぐに売却せず、5年あるいは10年、またはそれ以上の長期間保有し続け、成長したら売却します。
買った時の価額と売却した時の価額の差が利益となります。
頻繁に売買を繰り返すようなことはしません。
こちらもキャピタルゲインとなります。
配当金がほしい
株を購入後、保有し続けることで定期的に配当金を受け取るという投資法です。
得られる利益は小さいものの、継続して受け取れます。
配当金はインカムゲインとなります。
株主優待を受けたい
ギフトや商品券などを受け取る、株主優待を目的とした投資法です。
こちらはインカムゲインとなります。
特定の企業を応援したい
自分が好きな企業を応援したいという目的で株を保有する投資法です。
値上がり益や配当金を目的とするのではなく、その企業の理念や、展開している事業が気に入っていて応援したいという目的で株を保有します。
自分が保有している株の企業を誇りに思えるような感覚も得られます。
いくつかの株の投資法を紹介しましたが、もちろんこれらを併用してもよいでしょう。
株式投資はこわくない!リスクを低減する上手な投資法とは
株式投資を始めたいのだけれども、株価が下がったらどうしよう、なんて心配もありますよね。
ここで値下がりリスクを避けるためのテクニックを2つ解説します。
ここを押さえれば株式投資はこわくありません。
分散投資
たとえば60万円を投資に使う場合、一つの銘柄に60万円を投資するのではなく、異なる3つの銘柄に20万円ずつ投資する、分散投資という方法です。
1つの銘柄に60万円を投資して、値下がりして40万円になった場合、20万円の損失となり、ダメージが大きいですよね。
分散投資すれば1つの銘柄が値下がりしても、他の銘柄は影響がないため全体の資産減少は小さくできます。
手持ち資金の一部を投資する
手持ち資産の全額を投資に使うのではなく、一部にとどめることでリスクを軽減するテクニックです。
たとえば手持ちの資産が200万円あったとして、その一部、60万円程度を投資に使います。
株価が値下がりしたとしても、残りの預金資産140万円には影響がありませんね。
株式投資を始めるのなら、これらのリスク回避法も覚えておきましょう。
株式投資のメリットとデメリット
実際に株式投資を始める前に、押さえておきたいメリットとデメリットを見てみましょう。
株式投資のメリット
- 値上り益が得られる
- 配当金が受け取れる
- 株主優待が受けられる
- 株を持っているという優越感がある
株式投資のデメリット
- 値下がりで損失が発生することがある
株価の値上りばかり期待しがちですが、もちろん値下りする可能性もあります。
本記事で解説したリスク低減のための対策を講じることをおすすめします。
- ある程度まとまった資金が必要
売買単位の100株でも、数万円から数十万円の資金が必要です。
株式投資を始める方におすすめのネット証券
これから株式投資を始める方に、国内のネット証券でも2強といわれているおすすめの証券会社を紹介します。
楽天証券
(引用元:楽天証券)
口座開設数1,000万口座、マイページの見やすさと操作性の良さで支持されている、投資初心者にもやさしい楽天証券。
売却益や分配金が非課税になる制度、NISAの取扱いがあり、グループの楽天銀行との資金移動も容易に行えます。
また、国内株式の売買手数料は無料です。
SBI証券
(引用元:SBI証券)
口座開設数1,100万口座で国内トップのSBI証券。
取扱商品やサービスの豊富さで人気のネット証券です。
NISAの取扱いがあり、グループの住信SBIネット銀行との資金移動が容易に行えます。
国内株式の売買手数料は無料です。
まとめ:株式投資を始めるには、まずネット証券で口座を開設する
今回は株式投資の始め方について解説しました。
株式投資を始めるにあたって最初に行うものは
- 証券口座を開設する
- 投資資金を入金する
- 株の買い注文を出す
この3つだけ、すべてネット上で行えます。
株式投資で得られるものは、値上がり益や配当金、株主優待でしたね。
株式投資は楽しみながら趣味のような感覚でやるのが資産形成のコツです。
リスク低減のための対策も参考にしながら、まずは口座の開設から始めてみてください。
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ライター名:ファイナンシャルプランナー 瀬木直人