「一人暮らしが始まるから自分でお金の管理をしていかなきゃ…」「銀行口座の使い分けをするといいってよく聞くけど、よく分からないし自分には難しそう…」と不安に思っている方は多いのではないでしょうか。
結論からお伝えすると銀行口座の使い分けは全く難しくないですし、お金に対する意識を大きく変えることができるため非常におすすめです。
今回は、普段から口座の使い分けを実践しその便利さを熟知している筆者が以下のことを解説します。
- 一人暮らしの人が口座を使い分ける必要性・メリット
- 口座の目的別の使い分け方法【筆者の実例あり】
- 使い分けにおすすめな銀行口座
この記事を読むだけで賢くお金の管理ができるようになり、節約・貯金が得意と言えるようになるはずです。
ぜひ参考にしてください。
一人暮らしだからこそ銀行口座の使い分けが必要
銀行口座の使い分けは一人暮らしだからこそ実践すべきと言えます。
当然ですが一人暮らしの場合、お金の管理はすべて自分自身でしなくてはならないためです。
同居人がいない分、食費・娯楽費などの自由度が高く、普段から意識をしてないとお金を使いすぎてしまうでしょうし、節約できるはずのポイントも把握することができません。
浪費を抑えて節約に繋げるためにも、銀行口座の使い分けをして計画的にお金の管理をしていきましょう。
一人暮らしで銀行口座を使い分けるメリット
お金の管理がしやすい
銀行口座を使い分けることで目的別に使えるお金が明確になり、管理がしやすくなります。
例えば、自由に使えるお金は〇〇円、支払い用に残っているのが〇〇円、今の貯金は〇〇円、と家計が一目で分かるようになります。
また、今あるお金の使用目的が明確になることで、無駄な浪費など、家計の穴に気づくことにも繋がります。
分かりやすくお金の管理ができるようになることは大きなメリットと言えるでしょう。
貯金の意識・習慣が身につく
家計のお金の流れ・現状が常に把握できている状態になるため、自然とお金に対する意識が高まります。
家計について考えることも多くなるため、今までなにも考えずに使ってしまっていたお金を貯金にまわせることも増えるでしょう。
お金への意識が高まることは節約や貯金に直結するため、ぜひ節約習慣を身につけましょう。
各銀行独自の特典を利用できる
銀行には口座ごとに独自の特典やサービスがあるため、口座を使い分けることで複数の特典を受けることができます。
預金金利が高い・ポイントがもらえるなど、特典は様々なので、口座の目的別に使い分けることでさらにお得にお金の管理ができるようになるでしょう。
銀行口座を3つ〜5つの目的別に使い分ける例
お金の使い道を明確にするため、銀行口座は目的別に3つ〜5つ分けて使っていきましょう。
例えば、以下の例のように3つ〜5つ使い分けをすると管理がしやすくなります。
給与用
給与が入金される口座です。
毎月の給与が振り込まれたら、この口座をベースに目的別の各口座へ振り分けていくことになります。
貯金用
少なくとも貯金専用の口座は作っておきましょう。
他の口座と一緒にしてしまうと純粋な貯金額が把握できません。
口座を使い分ける目的は、上手にお金の管理・節約をし【貯金に繋げること】です。
お金を貯める楽しみはモチベーションにもなるため、今自分がどれだけ貯金できているかは一目で分かるようにしておきましょう。
月々の引き落とし用
家賃・光熱費・携帯代・クレジットカードのカード引き落としなど、毎月支払いが発生するものは1つの口座にまとめておきましょう。
別々の口座にしてしまうと月の支出が把握しづらく管理が大変になります。
月々ではない大きな支払い用
決まって定期的に大きな支払いがあるものは、専用の口座を作って毎月少しづつ積み立てておくのもおすすめです。
例えば、車検費用・自動車税・家賃の更新費などです。
貯金とは別で日々支払いの準備をしておくことができるので、大きな出費に慌てることなく気持ち的にも余裕ができます。
投資用
投資をしているのであれば、やはり専用の口座を作っておくと管理が便利になります。
投資は日々動きがあるものなので、投資のみのお金の動きは把握できていた方が家計全体の管理がしやすいです。
投資を始めるのであれば、新しく口座を開設することを検討してみましょう。
一人暮らしの筆者の銀行口座使い分け例
私の場合は以下の3つの口座に分けて管理しています。
- 給与用兼毎月の引き落とし口座
- 貯金口座
- 大きな支払い用の積み立て口座
毎月やることは、給料日に月の引き落とし額と生活費を残し、その他を積み立て用口座と貯金用口座に振り分けるだけです。
積み立て口座には、かかるであろう費用を月辺りの額で計算し直し、毎月その額を移動させています。
私はこの3つの口座で家計を把握し、問題なくお金の管理ができているので、おすすめの使い分け方となっています。
ぜひ参考にしてみてください。
まず少しづつでも始めてみたいという方は、給与用と貯金用の2つを使い分けるだけでも十分お金の管理がやりやすくなり意識も変わるはずです。
家計をしっかり把握できるように上手に口座を使いこなしていきましょう。
使い分けにおすすめな銀行口座3選
楽天銀行【手数料無料回数が豊富】
楽天銀行はコンビニATM手数料・他行振り込み手数料無料回数が豊富で、手数料を気にせず気軽に利用できるのが大きな魅力です。
複数の口座を管理していく上で口座間のお金の移動も増えるため、手数料無料回数が多いのは非常に便利です。
付与される手数料無料回数はランクによりますが、複雑な条件がなく口座残高だけでランクアップしていくことができます。
(出典:楽天銀行)
また、3万円以上の預け入れはいつでも手数料無料であることも嬉しいポイント。
総合的な使いやすさであれば楽天銀行がおすすめです。
あおぞら銀行【無条件で高金利】
あおぞら銀行は0.35%と、普通預金の金利が高さが魅力です。(メガバンクの金利は0.2%程度)
金利の高さを売りにしている銀行は多いですが、給与振込口座に指定・証券口座と連携などの条件付きのところがほとんどです。
その点あおぞら銀行は条件がないため、ただ預けておくだけで高金利の恩恵を得ることができます。
(出典:あおぞら銀行)
残高が増えるほど大きなメリットを得られるため、あおぞら銀行は貯金用口座におすすめです。
東京スター銀行【条件次第でトップクラスの高金利】
東京スター銀行は「給与 または 年金受取口座に指定」もしくは「資産運用商品を300万円以上保有 かつ NISA口座保有かつ投資信託を購入」といった条件を満たす必要はありますが、普通預金の金利が0.6%にもなります。
(出典:東京スター銀行)
これは業界トップクラスの金利になるため、条件を狙えるのであれば使い分け用口座として開設してみるのもいいでしょう。
まとめ:一人暮らしなら銀行口座を使い分けて賢くお金を管理しよう
今回は銀行口座の使い分けに関して以下のことを解説しました。
- 自由な一人暮らしだからこそ口座を使い分けてお金の管理が必要
- 口座の使い分けをするとお金の管理がしやすくなり、節約・貯金に繋がる
- 口座は目的別に使い分けると便利(少なくとも貯金用口座は作ろう)
- 筆者の口座使い分けの実例紹介
- おすすめの銀行は、楽天銀行・あおぞら銀行・東京スター銀行
口座の使い分けは、目的別にお金を3つ〜5つ程度に銀行口座を振り分けるだけなので、初めてお金の管理に挑戦する方でも決して難しいことはありません。
その上、お金に対する意識が大きく変わり節約や貯金に繋げることができるため非常におすすめです。
一人暮らしのお金の管理を考えている方はぜひ本記事を参考に口座の使い分けを実践して、賢く楽しくお金の管理をしてみてください!
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ライター名:米澤カズキ