今回は給与振込口座におすすめの銀行を、金利や利便性などさまざまな角度から解説します。
この記事でわかること
- 給与振込口座におすすめの銀行5行
- 給与振込口座の選択の仕方
- 銀行ごとにどのような違いがあるのか
- ネット銀行を活用した蓄財のテクニック
給与の受取りに利用する銀行は、よりお得で使い勝手のよい口座にしたいですよね!
給与振込に適した銀行の選び方をファイナンシャルプランナーがわかりやすく解説します。
給与振込におすすめの銀行はこれだ!
給与振込におすすめの銀行5行を一挙に紹介します。
メガバンクや地方銀行の普通預金金利が0.001%であることを前提として、ネット銀行はどのくらい優位なのか、またどのような特典があるのか、ぜひ比較してみてください。
楽天銀行
(出典:楽天銀行)
全国のコンビニやメガバンクのATMが利用できる楽天銀行。
給与振込口座として利用すると、他行あて振込手数料が月3回無料になり、楽天ポイントももらえる特典があります。
普通預金の金利は基本0.02%ですが、楽天カード利用代金の引落しがある利用者は0.04%となり、楽天経済圏のさまざまなサービスとも相性がよいネット銀行です。
住信SBIネット銀行
(出典:住信SBIネット銀行)
2023年オリコン顧客満足度ランキングでネット銀行総合1位を獲得した、住信SBIネット銀行。
取引実績によりATM手数料および他行あて振込手数料が最大で月20回無料になるサービスや、1つの口座の中に目的別口座を10個まで作成し資産を分けて管理できるという独自のサービスを提供しています。
イオン銀行
(出典:イオン銀行)
ATM入出金手数料が24時間365日無料のイオン銀行。
普通預金の金利は0.01~0.10%で、さまざまなサービスの利用実績により変動します。
また「給与振込キャンペーン」では、2024年3月1日~2024年6月30日に給与振込の指定をするともれなく1,000WAON POINTがプレゼント、また抽選で100名に10,000WAON POINTがプレゼントされます。
東京スター銀行
(出典:東京スター銀行)
普通預金の口座を給与振込に指定すると通常金利0.001%が0.250%になる特典を設けている東京スター銀行。
「新生活全力応援キャンペーン」では、2024年3月1日~2024年6月30日までに給与振込口座に指定すると抽選でA賞 現金10万円が22名、B賞 QUOカードPay 1,500円分が200名に当たります。
あおぞら銀行BANK支店
(出典:あおぞら銀行BANK支店)
普通預金金利が通常で0.20%という高金利を提供しているあおぞら銀行BANK支店。
給与振込口座の指定で他行振込手数料が月1回無料になる特典があります。
また、「給与振込特典プログラム」キャンペーンでは、2024年4月1日~2024年9月30日にBANK口座を給与振込に指定すると1,000円がプレゼントされます。
給与振込口座を選択するときのポイントは?
自分にとって最適な銀行を選択するためには、どのような点を考慮すればいいのかを見てみましょう。
預金金利
メガバンクや地方銀行など、店舗を構える従来型の銀行では普通預金の金利は0.001%です。
しかしネット銀行であれば、利用実績や給与振込指定で0.10%あるいは0.25%のところもあります。
ATM入出金手数料
ATM入出金手数料や振込手数料は、回数を重ねると大きな額になります。
月間〇回まで無料、あるいはいつでも無料のものを利用したいですね。
店舗やATMの利便性
キャッシュレス決済の普及でATMの利用機会は少なくなってきているものの、それでも現金が必要な場面はあります。
自宅の近くや出先にATMがあるか、またコンビニATMが利用できるかも把握しておきたいですね。
特典
口座を給与振込に指定すると金利の優遇、あるいは入出金や振込手数料の無料回数が増えるなどの特典を用意している銀行もあります。
住宅ローン金利
将来住宅ローンを利用したいと考えているのであれば、ローン金利の低いネット銀行を今のうちから開設しておくのもよいでしょう。
給与振込口座にネット銀行を利用するメリットとデメリット
ネット銀行の利点と、留意すべき点にはどのようなものがあるのかを見ていきましょう。
メリット
ネット銀行は無店舗で運営されていることで、コストが安いためATM入出金手数料や他行振込手数料が無料、または店舗を構える従来型の銀行より安く設定されています。
普通預金も、従来銀行と比べ高金利で蓄財の助けになります。
全国のコンビニATMや提携ATMが利用できるため利便性は問題ないといえるでしょう。
デメリット
ネット銀行は実店舗がないため、対面での相談ができないという側面もあります。
また、ネット障害やウェブサイトのメンテナンス時に利用できないという懸念もあります。
振込まれた給与は他の口座に移して蓄財する!
ネット銀行を便利に使いこなしながら効率よく貯蓄するならば、振込まれた給与の一部を別の口座に移すのがよいでしょう。
給与受取用口座のほかに貯蓄用の口座も持ち、使い分けます。
①給与振込口座
給与の受取のほか公共料金、クレジットカード、生活費の支払いなど流動性のある用途に使用します。
楽天銀行、住信SBIネット銀行、イオン銀行、東京スター銀行が適しているでしょう。
②貯蓄用口座
給与受取でなくても金利の高いあおぞら銀行BANK支店がおすすめです。
普通預金の金利が0.20%であるため、100万円を1年間預けて2,000円、5年預ければ1万円の利息が受取れます。
このように口座を分けることで無駄遣いの防止になりますし、貯蓄もしやすくなり、全体の管理もしやすくなりますね。
まとめ:給与振込口座のおすすめはネット銀行!快適な使用感、貯蓄もできる
今回は給与振込口座におすすめの銀行について解説しました。
銀行を選ぶさいのポイントは預金金利、入出金や振込の手数料、ATMの利便性などがありますね。
給与振込口座に指定すると預金金利が優遇される銀行や、キャンペーンで現金のプレゼントがもらえるところもあります。
振込手続きも、自宅からパソコンで24時間いつでも操作できることもネット銀行の便利な点です。
日常使いの口座と貯蓄用の口座を併用し、資産状況のリアルタイムな把握と、蓄財に役立ててください。
(参考サイト:楽天銀行)
(参考サイト:住信SBIネット銀行)
(参考サイト:イオン銀行)
(参考サイト:東京スター銀行)
(参考サイト:あおぞら銀行)
ライター名:ファイナンシャルプランナー 瀬木直人