「鉄フライパンが欲しいけど、ゴキブリが寄ってくるって本当?買うか迷うな」
「ゴキブリ嫌いだから鉄フライパンを買って後悔。寄り付く理由は何?対策はある?」
そんな考えをお持ちではないですか?
残念ながら、鉄フライパンにはゴキブリが寄り付きます。
原因は、鉄フライパンに付着している油です。
しかし、対策方法もあるため安心してください!
この記事では、鉄フライパンについて
- ゴキブリが寄り付く理由
- ゴキブリ対策方法6選
- 吊るしてもゴキブリは寄り付く
を解説します。
この記事を読むことで、今すぐにでも鉄フライパンのゴキブリ対策ができます。ぜひ最後までお読みください。
鉄フライパンにゴキブリが寄り付く理由【原因:油】
鉄フライパンは、基本的な使い方をすることでゴキブリが寄り付きます。
基本的な使い方は以下のとおりです。
- 料理後は、温かいうちにササラやたわしを使ってお湯で洗う
- 水気を切って、乾燥させる
- 油を薄く塗って保管
洗剤を使わない理由は、鉄フライパンになじんでいた油を洗い流すことになるためです。
鉄フライパンは油が常に付着している状態となりますが、ゴキブリはこの油のにおいに引き寄せられるのです。
ゴキブリは鉄フライパンに付着している油を舐めて食料にしますが、油なら一滴で5日生き延びるといわれています。
ゴキブリが舐めたかもしれない鉄フライパンを使うと考えると…ゾッとしますね。
鉄フライパンのゴキブリ対策方法6選
鉄フライパンには
- 熱伝導が良い
- 高温に強い
- 傷に強く、耐久性に優れる
- 一生ものと呼ばれるほど長く使える
といった特長があり、使い込めば使い込むほど油なじみが良くなり、焦げ付きにくくなるといったメリットもあります。
鉄フライパンは焼きムラが少なく、食材の水分を逃すことなく加熱して調理できることから、魅力的に感じる方も多いのではないでしょうか。
そんな鉄フライパンをゴキブリから守る方法として、以下の6つを紹介します。
- 蓋を被せる
- ビニール袋などで密閉する
- フライパンケースを使う
- 洗剤で洗う
- さびにくい鉄フライパンを使う
- 4つの方法でゴキブリを駆除する
1つずつ解説していきます。
①:蓋を被せる
鉄フライパンに蓋を被せておけば、内側の料理する面は守ることができます。
ただし、外側は寄り付かれる可能性はあります。
それでも問題ないという人にはおすすめの方法です。
鉄フライパンには蓋は付属していないですが、ほかのフライパンの蓋を使いましょう。
蓋を持っていないという方は、アルミホイルで鉄フライパン全体を覆う方法もあります。
②:ビニール袋などで密閉する
密閉することも、鉄フライパンのゴキブリ対策として有効です。
ゴキブリは、においで食料を探します。
においが出ないように密閉すれば、ゴキブリに寄り付かれることもありません。
密閉に使うものは
- 鉄フライパンを購入したときの箱
- ビニール袋
が挙げられます。
ビニール袋を使う場合、持ち手を輪ゴムや紐などで縛ってゴキブリが侵入しないようにブロックしましょう。
手に入れやすい密閉できるものとして段ボールが挙げられますが、おすすめできません。
段ボールは保湿性や保温性が高く、狭い隙間を好むゴキブリのなかでも小さい個体や幼虫にとって居心地の良い環境です。
段ボールで鉄フライパンを密閉して保管していたら、いつのまにか住処にされていたということも考えられます。
③:フライパンケースを使う
上の画像のような収納ケースもあります。
キャンプなど外でも鉄フライパンを使いたいという方は、フライパンケースの使用もおすすめです。
フライパンケースは布やナイロン製のため、ビニール袋と比べて破れる心配も少なく安心して収納できるでしょう。
フライパンケースは、100円ショップのSeria(セリア)でも販売しています。
正式名称は「フライパンカバー」ですが、110円(税込)という手軽な値段で購入できます。
- 鉄フライパンを購入したときの箱を処分した
- ビニール袋では耐久性が心配
という方はSeriaのフライパンカバーがおすすめです。
近隣にSeriaが無い場合は、100円ショップで販売しているPCバッグなどで代用する方法もあります。
110円では購入できないおそれがありますが、ビニール袋と比べると耐久性は高いといえます。
④:洗剤で洗う
ゴキブリが鉄フライパンに寄り付くことが嫌だという方は、いっそのこと洗剤で洗いましょう。
洗剤で洗った後に水滴をふき取り、十分に乾燥させればさびることもないです。
油も付着していないため、ゴキブリが寄り付くこともありません。
ただし、洗剤で洗う場合、次に使用する前に鉄フライパンの油慣らしが必要となります。
油慣らしの手順は、以下のとおりです。
- 中火で2~3分加熱し、完全に水気を飛ばす
- 火を止めて0.5~1カップの油を入れる
- 弱火で3分ほど加熱する(油の膜を作る時間)
- 火を止めて余分な油をオイルポットなどに戻す
- キッチンペーパーなどで鉄フライパン内側をまんべなく拭く
鉄フライパンに油をなじませることを「育てる」といいますが、育てるよりゴキブリから守りたい人向けの方法といえます。
⑤:さびにくい鉄フライパンを使う
油慣らしなどの面倒な作業もゴキブリが寄り付くのも嫌だけど、それでも料理が美味しくなる鉄フライパンが使いたいという方は、さびにくい鉄フライパンもあります。
鉄フライパンは最初に使う前に空焼きが必要です。
しかしながら、さびにくい鉄フライパンであれば、空焼きもする必要もないですし、使用後に油を塗る必要もありません。
普通の鉄フライパンと比べて値段は高いですが、鉄フライパンが初めての人でも安心して手軽に使うことができます。
普通の鉄フライパン同様に使えば使うほど、油がなじんで焦げ付きにくくなります。
⑥:4つの方法でゴキブリを駆除する
鉄フライパンをゴキブリから守る方法の1つが駆除することです。
駆除してしまえば、油を塗った鉄フライパンをコンロの上に放置したとしてもゴキブリが寄り付くことはありません。
駆除方法としては、具体的に以下の4つです。
- 殺虫剤設置
- スプレー
- 煙
- 忌避剤設置
1つずつ解説していきます。
駆除方法①:殺虫剤設置
殺虫剤を設置して、ゴキブリを見えないところで駆除する方法です。
ゴキブリを直接見たくない場合に有効な方法といえます。
代表的なものは、アース製薬株式会社の「ブラックキャップ12個入り」です。
駆除方法②:スプレー
スプレータイプは、ゴキブリに直接吹きかけて駆除します。
即効性はありますが、噴射液をゴキブリに当てないと効果は薄くなります。
代表的なものは、アース製薬株式会社の「ゴキジェットプロ450ml」です。
スプレーには、泡・冷却タイプもあります。
ゴキブリに噴射液を当てて瞬間冷凍し、その場で駆除できます。
殺虫成分が入っていないため、小さな子供がいる家庭でも安心して使えるでしょう。
フマキラー株式会社の「凍殺ジェット300ml」が代表的なものです。
駆除方法③:煙
煙や霧などでゴキブリを駆除する方法です。
部屋全体に強力なバリアを張ることで、ゴキブリが外から部屋に入りにくくなります。
煙タイプには、以下の3種類があります。
- 煙
- 水
- 霧
煙タイプで代表的なものは、レック株式会社の「バルサンワンタッチ煙タイプ6〜8畳用」です。
水タイプは、水を入れるだけで簡単に使えます。
アパートやマンションでも利用しやすいでしょう。
代表的なものは「バルサン火を使わない水タイプ6〜8畳用」です。
霧タイプは煙も熱も出ないため、火災報知器を反応させることなく使えます。
「バルサンワンプッシュ霧タイプ6〜10畳用」が代表的なものです。
駆除方法④:忌避剤設置
ゴキブリが嫌がるにおいを発する忌避剤を設置して家に近づかせない方法です。
代表的なものは、広洋株式会社の「ゴキガード70g」です。
鉄フライパンを吊るしてもゴキブリは寄り付く
鉄フライパンを吊るして収納しても、ゴキブリは寄り付く可能性があります。
ゴキブリは壁も歩きますし、一般家庭に現れる「クロゴキブリ」は飛ぶこともできます。
油のにおいを頼りに吊るしている紐や柄をたどったり、飛んだりして鉄フライパンに付着している油を舐めにくることも容易にできるでしょう。
まとめ
この記事をまとめると、以下のとおりです。
- 鉄フライパンにゴキブリが寄り付く原因は「油」
- 鉄フライパンのゴキブリ対策には以下の6つがある
- 蓋を被せる
- 密閉する
- フライパンケースを使う
- 洗剤で洗う
- 錆びにくい鉄フライパンを使う
- 4つの方法でゴキブリを駆除する
- 鉄フライパンを吊るしてもゴキブリは寄り付く
鉄フライパンは料理を美味しくできますし、一生ものといわれるほど長く使えます。
この記事を参考に、自分に合った対策方法でゴキブリから鉄フライパンを守っていきましょう。